【PR】世界で評価されるAmphionを机上に
ポータブル派にも勧めたい、「Argon1」で始めるデスクトップオーディオ。スピーカー導入で世界が広がる
古くはウォークマンの登場に始まり、CD、MD、そしてデジタル音楽プレーヤー(DAP)と、オーディオにおける手軽でカジュアルな選択肢として、ポータブルオーディオはいつの時代も若年層を中心に幅広く親しまれてきた。現代においては、そもそも音楽再生の専用機器を買ったことがなく、スマートフォンでしか音楽を聴いたことがないという人も少なくないだろう。
そんなポータブルオーディオの魅力は、何より『どこでも音楽が聴ける』ということに尽きる。しかし、新しい生活様式が唱えられている昨今。以前のように自由な場所で自由にオーディオを……という日常はもう少し先の話になりそうだ。
一方で改めて注目を集めているのが、自宅でじっくりと音楽を楽しむホームオーディオ。ハイエンド機器を連ねたピュアオーディオにも憧れるものの、やはりサウンドバーやデスクトップオーディオといった、コスト的にも設置スペース的にも導入しやすいところから手を出してみたい、と考えている人が多いのではないかと思う。
そこで今回は、Amphionのブックシェルフ型スピーカー「Argon1」を試聴し、コンパクトながら優れたサウンドを楽しめるデスクトップオーディオならではのレビューをお届けしたい。ステイホームに合わせて環境を整えようと思っている人はもちろん、元々検討していたけど選び方がわからなかった、という人の参考にもなれば幸いだ。
■生活に馴染む高いデザイン性をもつ上質なプロダクトAmphion「Argon1」
今回のメインとなるArgon1を手掛けたAmphionは、1998年創立のフィンランドのオーディオブランド。そのサウンドクオリティはプロからも評価されており、世界中のグラミー賞受賞アーティストやエンジニアが同社スピーカーを使用している。
加えて、ライフスタイルに合わせたプロダクト設計はデザイン・サウンドともに生活に馴染む仕上がりとなっており、特に北欧ならではのスタイリッシュで洗練されたデザインには、オーディオマニアでなくても興味を惹かれるに違いない。なお、同じくAmphionの「Argon0」については、テレビと組み合わせたシアター環境としてのレビュー記事も公開されているので、ぜひ本記事とあわせてご覧いただきたい。
落ち着いたブラックの筐体にスピーカーユニットが映えるArgon1は、シックでありながら非常に印象的。決してガジェットライクでなく、それでいてPCデスク上にも馴染む。どこに設置しても違和感のないデザインは、シンプルかつ上質なプロダクトである証左ともいえる。ちなみに今回はブラックモデルを用意したが、カラーバリエーションとしてホワイト/木目調(ウォールナット)がそれぞれ用意されている。デスク周りに合わせてセレクトできるのも嬉しいポイントだ。
■様々な環境で試聴! Bluetooth接続でも明瞭な空間表現を展開
今回の試聴に際して、プリメインアンプとしてはコンパクトなデスクトップに最適なデノン「PMA-60」を用意。まずは同機のBluetooth機能でiPhoneと接続して、Spotifyから宇多田ヒカル「One Last Kiss」を再生してみる。厚みのあるキックに艶やかなボーカル、アコースティックギターの感触など、Bluetoothの段階で既に「ああ、これは良い音だ」と実感できた。サブスクサービスの楽曲はワイヤレスイヤホンやスマートフォンのスピーカーで聴いてしまうことも多いが、やはり音場の広がり方など、空間表現的な余裕はスピーカーに遥かに分があることを再認識させる。
解像感も高くディテールもクッキリとしているが、肩に力が入ってしまうようなモニターチックな音ではなく、あくまで生活に寄り添うリスニングユースならではの味わい深い響きからも、Amphionのブランドポリシーが窺える。
平井堅の「1995」では、ダンスミュージック的なリズムをベースとしながら、弦楽器やエキゾチックなパーカッションなども重なっているユニークな同曲の魅力がしっかりと引き出されている。後述のハイレゾ音源の再生などと比べるとやや音が軽く、フォーカスが甘く感じるところもあるものの、手軽さとのトレードオフで考えれば充分に満足の行くサウンドだ。
YOASOBI「群青」では、透き通るように伸びるボーカルの質感が十分に表れている。コーラスのレンジ感などは、ポータブルオーディオにおける頭内定位での囲まれているような聴こえ方も結構好みではあるのだが、やはりスピーカーリスニングならではの広々とした音場は代えがたいものがある。
それにしても、再生環境をしっかり整えているとはいえ、これらの音がスマートフォンからワンタッチで再生できる(そしてスマートフォン自身をソースとしている)というのは本当に素晴らしい。改めて、現代の音楽再生シーンにおける圧倒的な進化を感じられる。
ことホームオーディオはワイヤレスとの相性も抜群で、家の中にいるときは大体スマートフォンを手にしている人も少なくないと思うが、いちいちシステムの前に行かずとも手元のスマートフォンから高音質な再生ができるというのは、スマートフォンの利便性を損なわない運用方法としても非常に魅力的だ。
そんなポータブルオーディオの魅力は、何より『どこでも音楽が聴ける』ということに尽きる。しかし、新しい生活様式が唱えられている昨今。以前のように自由な場所で自由にオーディオを……という日常はもう少し先の話になりそうだ。
一方で改めて注目を集めているのが、自宅でじっくりと音楽を楽しむホームオーディオ。ハイエンド機器を連ねたピュアオーディオにも憧れるものの、やはりサウンドバーやデスクトップオーディオといった、コスト的にも設置スペース的にも導入しやすいところから手を出してみたい、と考えている人が多いのではないかと思う。
そこで今回は、Amphionのブックシェルフ型スピーカー「Argon1」を試聴し、コンパクトながら優れたサウンドを楽しめるデスクトップオーディオならではのレビューをお届けしたい。ステイホームに合わせて環境を整えようと思っている人はもちろん、元々検討していたけど選び方がわからなかった、という人の参考にもなれば幸いだ。
■生活に馴染む高いデザイン性をもつ上質なプロダクトAmphion「Argon1」
今回のメインとなるArgon1を手掛けたAmphionは、1998年創立のフィンランドのオーディオブランド。そのサウンドクオリティはプロからも評価されており、世界中のグラミー賞受賞アーティストやエンジニアが同社スピーカーを使用している。
加えて、ライフスタイルに合わせたプロダクト設計はデザイン・サウンドともに生活に馴染む仕上がりとなっており、特に北欧ならではのスタイリッシュで洗練されたデザインには、オーディオマニアでなくても興味を惹かれるに違いない。なお、同じくAmphionの「Argon0」については、テレビと組み合わせたシアター環境としてのレビュー記事も公開されているので、ぜひ本記事とあわせてご覧いただきたい。
落ち着いたブラックの筐体にスピーカーユニットが映えるArgon1は、シックでありながら非常に印象的。決してガジェットライクでなく、それでいてPCデスク上にも馴染む。どこに設置しても違和感のないデザインは、シンプルかつ上質なプロダクトである証左ともいえる。ちなみに今回はブラックモデルを用意したが、カラーバリエーションとしてホワイト/木目調(ウォールナット)がそれぞれ用意されている。デスク周りに合わせてセレクトできるのも嬉しいポイントだ。
■様々な環境で試聴! Bluetooth接続でも明瞭な空間表現を展開
今回の試聴に際して、プリメインアンプとしてはコンパクトなデスクトップに最適なデノン「PMA-60」を用意。まずは同機のBluetooth機能でiPhoneと接続して、Spotifyから宇多田ヒカル「One Last Kiss」を再生してみる。厚みのあるキックに艶やかなボーカル、アコースティックギターの感触など、Bluetoothの段階で既に「ああ、これは良い音だ」と実感できた。サブスクサービスの楽曲はワイヤレスイヤホンやスマートフォンのスピーカーで聴いてしまうことも多いが、やはり音場の広がり方など、空間表現的な余裕はスピーカーに遥かに分があることを再認識させる。
解像感も高くディテールもクッキリとしているが、肩に力が入ってしまうようなモニターチックな音ではなく、あくまで生活に寄り添うリスニングユースならではの味わい深い響きからも、Amphionのブランドポリシーが窺える。
平井堅の「1995」では、ダンスミュージック的なリズムをベースとしながら、弦楽器やエキゾチックなパーカッションなども重なっているユニークな同曲の魅力がしっかりと引き出されている。後述のハイレゾ音源の再生などと比べるとやや音が軽く、フォーカスが甘く感じるところもあるものの、手軽さとのトレードオフで考えれば充分に満足の行くサウンドだ。
YOASOBI「群青」では、透き通るように伸びるボーカルの質感が十分に表れている。コーラスのレンジ感などは、ポータブルオーディオにおける頭内定位での囲まれているような聴こえ方も結構好みではあるのだが、やはりスピーカーリスニングならではの広々とした音場は代えがたいものがある。
それにしても、再生環境をしっかり整えているとはいえ、これらの音がスマートフォンからワンタッチで再生できる(そしてスマートフォン自身をソースとしている)というのは本当に素晴らしい。改めて、現代の音楽再生シーンにおける圧倒的な進化を感じられる。
ことホームオーディオはワイヤレスとの相性も抜群で、家の中にいるときは大体スマートフォンを手にしている人も少なくないと思うが、いちいちシステムの前に行かずとも手元のスマートフォンから高音質な再生ができるというのは、スマートフォンの利便性を損なわない運用方法としても非常に魅力的だ。