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パナソニック、LUMIX Sレンズ「F1.8単焦点シリーズ」特別レビュー
■LUMIX S 24mm F1.8
SPEC ●焦点距離:24mm ●絞り値:F/1.8-F/22 ●最短撮影距離:0.24m ●フィルター径:φ67mm ●外形寸法:φ73.6mm×約82mm ●質量:約310g(フード、キャップ、リアキャップ含まず) ●対応センサーサイズ:フルサイズ ●対応マウント:ライカL ●価格:121,000円(税込)
今回試用した3本の中で、個人的に一番驚いたのがこの「LUMIX S 24mm F1.8」だ。他社のミラーレス用24mmF1.8と比べてもらえば分かるとおり、「よくぞこのサイズに収まったな」と思えるほど、対スペック比で小型軽量なのだ。
前述したとおり、F1.8単焦点シリーズはサイズと形状を揃えることが設計時の大前提とはいえ、このサイズで24mmF1.8というスペックを実現するのは設計陣もかなり苦労したのではと想像する。
もちろん、画質を妥協してもよければいくらでも小さくすることは可能だけど、このレンズは画質も素晴らしく良いのだ。絞り開放から周辺部で像の乱れがほとんど感じられないのはもちろん、合焦部の解像感の高さや逆光時でも高いコントラストが維持されることまで、試した限りではおよそ難点が見当たらないほど描写性能は高い。
特に近接撮影したときの背景のボケ味の美しさは広角レンズとは思えないほど。今回の3本の中ではもっとも高価だが、非球面レンズや低分散ガラス等の特殊硝材の枚数は多く、それによってこれだけの描写性能を共通サイズに収めることができたのだろう。
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