【PR】初代機の流れを汲みつつ内部刷新
HiByが辿り着いた新境地!「RS6」はナチュラルサウンドでありのままを引き出すDAPだ
出力端子は、ヘッドホン用、ラインアウト用にそれぞれ3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスを個別に用意している。加えて、Wi-FiとBluetoothの両ワイヤレスを搭載。特にBluetoothはLDACやaptX HDなどのハイレゾ級コーデックに対応しているので、ワイヤレスでも良質なサウンドを楽しむことが可能だ。
また、Android 9ベースの「HiBy OS」や5インチのフルHDタッチパネル、Qualcomm製「Snapdragon 660」SoCの採用によって、音楽だけでなく映像コンテンツも楽しむことができるようになっている。ほか、MQA 16xデコードに対応していたり、イヤホンブランドと提携した10の専用チューニングを用意するなど、ハードウェア、ソフトウェアともに充実した内容が揃っている。
■音源や接続機器のありのままを映し出す、色付けの無いナチュラルな再生音
実際にRS6を手にすると、ずしりとした重さを感じる。とはいえ、大きすぎず小さすぎず、手の中にすっぽりと収まってくれるサイズ感だ。シャンパンゴールドに彩られているためかなりの存在感があるものの、表面はマット調の仕上げとなっていて、個性を主張しつつも派手すぎるということはない。
また、タッチパネル操作はスムーズで、ダイヤル式のボリュームも扱いやすい。プレーヤーアプリの完成度の高さも含め、このあたりはHiByならではの魅力といえるだろう。
さて、肝心のサウンドはというと、カラーレーションの一切ないサウンドが特徴。まるでレコーディングスタジオにいるかのような、とても自然な、リアルな音に感じられる。おかげで、楽器とボーカリストそれぞれの魅力がストレートに伝わってくる。
たとえば女性ボーカルは、声の特徴はもとより、マイクまでの距離やレコーディングスタジオの空気感まで伝わってくるかのよう。歪み感もほとんど感じないため、鮮明な表現なのに聴き心地もよい。音楽がすっと体に染みこみ、リラックスした気持ちで楽しむことができる。
DSDの音も好印象だ。こちらも自然な音色で、チェロなどを聴くと、ボーイングの細やかな表現がリアルに感じられるだけでなく、フロアの反響までしっかりと伝わってきた。
イヤホン/ヘッドホンの形式による得手不得手があまり無かったのもRS6の魅力のひとつといえる。イヤホンはダイナミック型の方が相性がよかったが、とはいえBA型が苦手ということもなく、それぞれの製品の魅力をしっかりと引き出してくれた。ヘッドホンとの相性も良好で、特別クセの強いモデルでなれば、ヘッドホン直差しで充分に聴き応えのあるサウンドを楽しむことができる。
HiBy製DAPというと“エッジの効いたハイスピードなサウンド”というイメージがあったが、RS6はややキャラクターが異なっていて、ピュア志向の自然な音や、リアルな表現が特徴となっている。これまでHiByのDAPを購入したことがない人にも幅広くオススメできる、とても魅力的なサウンドを持つ製品だ。
(企画協力:飯田ピアノ)