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Jabraの“贅沢過ぎる”入門ANC完全ワイヤレス「Elite 4 Active」レビュー!フィット感も音質も価格以上
Elite 4 ActiveのANC機能はシンプルなON/OFF式で、音楽リスニング中のみ有効になる。レベル設定が備わっていないことから勘違いしてしまいそうになるのだが、これはあくまでANCの強度が選べないというだけで、Jabra Sound+アプリを通した「ANCのパーソナライズ」による調整は可能だ。
設定はJabra Sound+アプリを起動して、設定画面から「ヘッドセットのパーソナライズ」>「アクティブノイズキャンセル(ANC)」を選択する。実際に騒音のある場所で、上下9段階のバーを調整して、自分に最適なポジションを選択し、さらに左右のANCのバランスも調整できる。実際に実行してみると、騒音の落ちる帯域とホワイトノイズの出方が劇的に改善する。
こうしてパーソナライズを済ませたElite 4 ActiveのANC効果は、騒音の種類を問わず、全帯域をバランスよく低減してくれる。特に中域の騒音を抑えられるのがポイントで、ANC機能をONにすれば、室内のエアコンなどの騒音はほとんど消えるし、掃除機のようなキツめの騒音の低減にも有効だ。電車内であれば、走行時の重低音だけでなく、ガタガタと窓が揺れるような音も低減できるため、シーンを選ばず活躍してくれるANC機能といえる。
外音取り込み機能の「HearThrough」については5段階で調整可能。最大の「5」まで上げると、直接耳で聴くよりも高感度に周囲の音を取り込んでくれる。利用シーンによっては、「1」や「2」に設定して、周囲の音の取り込み具合を調整して活用すると良さそうだ。
通話用マイクは4マイクテクノロジーを採用している。今回Macと接続してZoomのビデオ会議で試してみたが、しっかり声の情報を拾ってくれることがわかる。(※なお、本機はスマートフォンとの接続を基本推奨しており、PCとの接続に関しては、機種によって接続できない可能性もあるため、利用の際は注意されたい)
なお、PCなど通話用デバイスとの接続をしている際にはANCは無効になり、通話時にはマイクを通して自分の声も聞こえる「側音」が有効になる。また「片耳モード」対応で、ケースからイヤホン片側を取り出して使うこともできる。通話時は周囲の音も聞こえる方が安全面でもメリットがあるし、片側のみを使えば閉塞感も抑えられて便利だろう。
■ビビッドな歌声が心地よい、バランス志向の高音質
気になるElite 4 Activeのサウンドもチェックしていこう。ここでもiPhoneと組み合わせて試聴した。まず、宇多田ヒカルの『あなた』から再生すると、繊細で情報量が多く、若干ビビッドな明るいサウンドで鳴らしてくれる。
次ページ鮮やかで心地よいサウンド。音量の大小に関わらず再現性も高い