【PR】評論家・山之内正氏がテスト
“音が変わらない”正確なCDリッピングが魅力。パイオニア製BDドライブ最新機「BDR-X13J-S」を試す
■“音が変わらない”正確なリッピング機能で人気。パイオニア製BDドライブに最新機が登場
高音質ストリーミングが少しずつ浸透してきたが、スマートフォンやタブレットはともかく家庭用オーディオ機器側の対応がまだ進まず、なかなか本格的な導入に踏み切れない状況が続いている。そんななか、手元のCDは着実に増えていくので、とりあえずリッピングしてNASに格納し、いつでも聴ける状態にしておく作業は欠かせない。筆者の音楽再生環境もほぼそれに近い状況だ。
私のパソコンはノート型なので、リッピングにはUSB接続の外付けBD/DVDドライブを使うのだが、所有する複数のドライブのなかで自然に手が伸びるのはPureRead機能が使えるパイオニア製が多い。読み取りエラーを最小限に抑えるのはもちろんだが、同機能を使えばエラー補間で音が変わってしまう心配を払拭できるからだ。
PureReadの進化形であるPureRead 4+を引き続き採用した最新のBDドライブ「BDR-X13J-S」がパイオニアから登場したので、筆者の再生環境で早速試してみることにした。2年前に使い勝手を検証した「BDR-X12J-UHD」「BDR-X12JBK」の後継機に相当する製品で、長期保存に最適化したM-DISC(DVD)への書き込み速度が最大4倍速から最大6倍速に向上するなど、一部メディアの書き込み/読み出し速度を改善している。CDも最大40倍速から48倍速に高速化しているが、その違い以上にドライブの外観が大きく変わったことが目を引く。
特にスモーク仕上げのフロントベゼルとボディのマット仕上げの組み合わせはこれまでになく高級感があり、オーディオ機器の横に並べても違和感がなくなった。イジェクトボタンや動作表示LEDの意匠を見直した効果なのか、外観の印象は動作時でも従来に比べて落ち着いている。日常的に使う機器なので、今回の変更は歓迎できるものだ。横置きだけでなく縦に設置しても使える点も従来と変わらない。設置場所によってはスリムな縦置きを選びたいことがあるし、そのときトレイの向きは左右どちらにも対応するのもありがたい。
デザインの一新は13年ぶりと聞き、過去の記事を検索してみたら、2009年に掲載されたPureReadの開発者インタビューが見つかった。それがちょうど13年前のこと。つまりそれ以来パイオニアは基本デザインを継承してきたことになる。私は、PureReadの誕生からそこまで時間が経っていることにびっくりした。その間の音楽再生環境はまさに激動の連続だった。
■独自技術「PureRead 4+」が“オーディオ用途”リッピングに適している理由
ここであらためてPureReadの動作を簡単に振り返っておこう。CDのリッピング品質は、いかにデータを正確に読み取ることができるかにかかっている。
高音質ストリーミングが少しずつ浸透してきたが、スマートフォンやタブレットはともかく家庭用オーディオ機器側の対応がまだ進まず、なかなか本格的な導入に踏み切れない状況が続いている。そんななか、手元のCDは着実に増えていくので、とりあえずリッピングしてNASに格納し、いつでも聴ける状態にしておく作業は欠かせない。筆者の音楽再生環境もほぼそれに近い状況だ。
私のパソコンはノート型なので、リッピングにはUSB接続の外付けBD/DVDドライブを使うのだが、所有する複数のドライブのなかで自然に手が伸びるのはPureRead機能が使えるパイオニア製が多い。読み取りエラーを最小限に抑えるのはもちろんだが、同機能を使えばエラー補間で音が変わってしまう心配を払拭できるからだ。
PureReadの進化形であるPureRead 4+を引き続き採用した最新のBDドライブ「BDR-X13J-S」がパイオニアから登場したので、筆者の再生環境で早速試してみることにした。2年前に使い勝手を検証した「BDR-X12J-UHD」「BDR-X12JBK」の後継機に相当する製品で、長期保存に最適化したM-DISC(DVD)への書き込み速度が最大4倍速から最大6倍速に向上するなど、一部メディアの書き込み/読み出し速度を改善している。CDも最大40倍速から48倍速に高速化しているが、その違い以上にドライブの外観が大きく変わったことが目を引く。
特にスモーク仕上げのフロントベゼルとボディのマット仕上げの組み合わせはこれまでになく高級感があり、オーディオ機器の横に並べても違和感がなくなった。イジェクトボタンや動作表示LEDの意匠を見直した効果なのか、外観の印象は動作時でも従来に比べて落ち着いている。日常的に使う機器なので、今回の変更は歓迎できるものだ。横置きだけでなく縦に設置しても使える点も従来と変わらない。設置場所によってはスリムな縦置きを選びたいことがあるし、そのときトレイの向きは左右どちらにも対応するのもありがたい。
デザインの一新は13年ぶりと聞き、過去の記事を検索してみたら、2009年に掲載されたPureReadの開発者インタビューが見つかった。それがちょうど13年前のこと。つまりそれ以来パイオニアは基本デザインを継承してきたことになる。私は、PureReadの誕生からそこまで時間が経っていることにびっくりした。その間の音楽再生環境はまさに激動の連続だった。
■独自技術「PureRead 4+」が“オーディオ用途”リッピングに適している理由
ここであらためてPureReadの動作を簡単に振り返っておこう。CDのリッピング品質は、いかにデータを正確に読み取ることができるかにかかっている。
次ページ「PureRead 4+」でリッピングした音源を聴く