【PR】プロ向けマイクのノウハウが活きた、レコーダーにもなる一台
レトロカワイイ、だけど実力派。USBマイク「Tula Mic」は仕事も趣味も充実させてくれるアイテムだ
実際にTula MicをUSBマイクとして使ってみよう。USB-C端子とノートPCをケーブルで接続し、電源をオンにする。PCの設定後、正面左の赤いインジケーターが点灯すれば、マイクが稼働している状態だ。正面右のLEDはゲインメーターとなり、音を拾った際に緑色に光れば適正範囲内、黄色なら高め、赤い場合はオーバーしている事が分かる。適正範囲内でもゲインが小さいとボリュームも低くなるので、緑の範囲内でゲインを高めに設定するとよい。
テストは(1)テレワーク/(2)オンラインゲームのボイスチャット/(3)楽器演奏のエアーレコーディング/(4)屋外での環境音レコーディングと、4タイプの利用シーンで行った。
■ビデオ会議が“目の前で話しているかのよう”に。ノイキャンも優秀
まずは、1番目のテレワークだ。Web会議ソフトのZoomを使い、友人にノートPC内蔵マイクとTula Micでそれぞれ話してもらった。ノートPC内蔵マイクでは、音の密度が低く全体的にざらっとしている。特にサ行の摩擦音やパ行の破裂音ではノイジーに聞こえた。
続いてTula Micに切替える。設定は指向性が単一、ノイキャンはオフとしている。一聴して音の密度が高く滑らか。音の粒が立ち、マイクだけでここまで変わるのかと驚かされた。会話時の摩擦音や破裂音も自然で、目の前にいる人と会話している感覚だ。
単一指向でどの範囲まで集音するか確認したところ、日常会話程度の声の大きさの場合、角度はマイクを中心に前方約180〜220度くらいまで、距離は真っ正面から1.5〜2mくらいまできちんと聞き取れた。これを外れると、音をまったく拾わなくなる訳ではないが、極端に小さくなるイメージだ。
特に50〜60cm以内の距離が近い範囲の集音はかなりのもの。マウスのクリックやキーボードのタイプ音といった、PC内蔵マイクではほぼ拾えないレベルの音まで、生々しく聞き取れた。
ここで指向性を無指向性に切替えると、確かに集音範囲が360度に拡がるのが分かる。テスト時は、デスク上の椅子から30cmほど先にTula Mic、さらに約30cm先にノートPCを置くといった具合でほぼ直線的に並べていたのだが、単一では分からなかった、PCの冷却ファンの音が無指向性では集音されていた。
驚きは、声を出していない状態で、ノートPCの後方上部にあるエアコンの動作音まで拾っていたこと。感度は極めて高いのは素晴らしいが、設定次第では意図しない騒音まで相手に伝えてしまいそうだ。
そこで、無指向性のままノイキャンをオンにしてみると、これが効果抜群で、ノートPCのファンの音もエアコンの動作音も見事にカットされた。会話の声だけでなく、マウスのクリックやタイピングの音なども大きな変化がなかったことから、定常的に発生する音をノイズと判断し、的確にカットしているようだ。
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