HOME > レビュー > レトロカワイイ、だけど実力派。USBマイク「Tula Mic」は仕事も趣味も充実させてくれるアイテムだ

【PR】プロ向けマイクのノウハウが活きた、レコーダーにもなる一台

レトロカワイイ、だけど実力派。USBマイク「Tula Mic」は仕事も趣味も充実させてくれるアイテムだ

公開日 2022/03/15 06:30 草野 晃輔
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

ボイスチャットもレコーディングも、手軽かつ本格的に楽しめる

2番目はオンラインゲームのボイスチャットだ。製品の3.5mm端子にヘッドホンをつなぎ、音声出力も本機を利用した。比較に使ったUSB接続のヘッドセットは、ヘッドホンこそ及第点なものの、マイクが残念で音がこもりがち。また、音が不明瞭でゲームのBGMや効果音に負けてしまう。

一方Tula Micは音に厚みがあり、存在感たっぷり。モニター出力のサウンドが明瞭でキレ味あることもあり、音の大きい効果音があっても、音声を容易に聞き分けられた。設定もいろいろ試したが、指向性は単一、ノイキャンオフがもっとも自然でゲームにも集中しやすく感じられた。

3番目は楽器演奏のエアーレコーディング。今回は、室内で電子ピアノとアコースティックギターを演奏し、単一指向マイクで録音。本機でファイルを再生して音質を確かめた。

ノイキャンをオフで録ると、ピアノの鍵盤を叩く音やギターの弦をこする音など、生演奏の臨場感を味わえるサウンドだ。これが、ノイキャンをオンにすると、鍵盤を叩く音や弦をこする音が小さくなり、楽器の出音が立つ。ちょっと大げさな表現だが、スタジオレコーディングテイストの音だ。後でWAVファイルを加工する手もあるが、録音時の設定で音の傾向を変えるのも面白いだろう。

テレワークだけでなく、ボイスチャットや楽器などのレコーディングにも使える

最後は屋外での環境音レコーディングである。設定は指向性を無指向に、ノイキャンはオンにした。生々しい音を録るなら、ノイキャンはオフにするのもアリだが、あいにくこの日は風が強く、風切り音が邪魔だったためだ。

公園内の川から30cmほどの距離にマイクを向けると、ちょろちょろと水が流れる音が録れた。周囲の騒音もあり耳ではまったく聴こえない音だったが、見事に欲しい部分だけを切り出してくれる。また、ゲインを上げて周囲数メートルの音を取り込んでみると、子どもの遊ぶ声やボールを蹴る音など、全ての音が生々しく存在感を伴う。チープなマイクでは雑音にしかならないような環境音だが、優れたマイクで録ると映像に当てられた音響効果かと思うようなバランスの良いサウンドになると感激した。



多様なシーンで試してみたが、共通して実感したのは「高音質」かつ「楽しめる」ということ。USBマイクと聞くと出来ることが少なそうに思えるが、Tula Micなら最初に選ぶ1台として最適。デザインが良く、所有する喜びを得られるばかりか、仕事も趣味も充実させられる。誰もが幸せになれる稀有なアイテムなのだ。

Tula Micに興味を持ったのなら、ぜひとも試していただきたい。きっと手放せなくなるだろう。


(協力:ミックスウェーブ)

前へ 1 2 3

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE