PR最新パネル採用の「LG OLED evo Gallery Edition」とα9 Gen5 AIプロセッサーを搭載
VGP審査員一同も絶賛。LG「OLED G2シリーズ」は新次元のプレミアム4K有機ELテレビだ
■エッジレスプールのような佇まい、より自然で鮮やかな映像品質
G2を見た最初の感想は「まるでエッジレスプール」。空や海と連続しているような錯覚を覚えてしまうプールのように、背後の壁紙とディスプレイの分け目を意識させないその佇まいは、薄型テレビもここまで来たかという感がある。それでいて付属スタンドは±10度のスイーベル対応と、使い勝手も考慮されている。
次に驚かされたのは、映像の明るさだ。新しいパネルは明るく、色に力がある。新発光素材の採用で赤・緑・青の波長を改善し、色再現性が向上したという事前の説明どおり、陽光を受ける新緑の鮮やかさ、果物や料理のシズル感が生々しい。OLEDパネルならではのコントラストの高さはもちろん、液晶パネルに比べ弱いとされているHDRのピーク感もしっかり出ている。
アップスケーリング性能の向上は、2K解像度の『オブリビオン』で確信した。何度となく見ている湖畔のシーンでは、ヒロインを演じるオルガ・キュリレンコの肌の質感、そのリアルさにしばし見入ってしまう。2Kから4Kへとアップスケールされているはずなのに、意識しなければそれと感じないし、意識させないフレーム全体の色調の自然さがある。遠くに見える木々もベタっとした印象は薄く、葉の質感もある。これがAI/ディープラーニングの効果なのか、と納得してしまう。
続いて視聴したコンテンツは、4K/HDRの『マリアンヌ』。カサブランカのシーンでは、路上駐車された自動車のメタリックな質感に、レストランに煌々と輝くシャンデリアに、新パネルのピーク性能を見てとれる。ロンドン空爆のシーンでは、闇夜に飛び交う爆撃機と高射砲の光のコントラストに「ダイナミックトーンマッピングプロ」の効果を実感する。幾度となく見ているシーンなだけに、進化の様子がはっきりわかってしまう。
そしてもうひとつ、G2シリーズの力量を実感したのが「音」。ウーファー、フルレンジ、トゥイーター各2基の合計6基/60Wというスピーカー構成もさることながら、α9 Gen5 AIプロセッサーを活かして2ch信号を7.1.2chに変換するバーチャルサラウンド機能「AIサウンドプロ」が用意されているのだ。
しかも、音の反射を使ってAIが空間を認識、視聴ポジションにあわせて音空間を最適化する「AIオートサウンドチューニング」を装備しているから、設置場所を選ばない。サウンドバーいらずのテレビなのだ。
音といえば、「オーディオエンハンスメントテクノロジー」も忘れてはならない。G2シリーズがサポートするBluetooth接続の物理スピーカーを2基用意すれば、Dolby Atmos対応のリアルサラウンドを体感できる。オプションでの対応ということになるが、映画やスポーツ番組をより楽しめるに違いない。
■高クオリティをお手頃価格&豊富なサイズで実現した”C2シリーズ”も要チェック
OLEDテレビの先頭を行くG2シリーズだが、諸々の制約がある場合には、VGP 2022 SUMMERの映像音響部会で部門賞を受賞した“C2シリーズ”がいい選択肢となるだろう。
同じα9 Gen5 AIプロセッサーを搭載するほか、映像面ではDolby Vision対応、音声面ではDoby Atmos/AIサウンドプロ対応など、G2シリーズと共通する部分が多い。スピーカーが計40WなどG2シリーズに譲る部分はあるものの、サイズバリエーションは83/65/55/48/42インチの5サイズとC2シリーズのほうが豊富だ。
実際に映像・音声をチェックすると、これがなかなかいい。なにせパネルは2021年のフラグシップで、VGP2021 Summerでは特別大賞に選ばれたG1シリーズの「LG OLED evo」のものを引き継いでおり、そこに最新のα9 Gen5 AIプロセッサーを載せたモデルなのだ。スピーカーも臨場感ではG2シリーズに譲るものの、「AIサウンドプロ」によるサラウンド感がある。
最新のパネルや技術によってOLEDテレビ最先端の画質を実現したG2シリーズと、高い性能をお手頃な価格と豊富なラインナップで提供するC2シリーズ。果たしてどちらを選ぶか、大いに迷っていただきたい。
(協力:LGエレクトロニクス・ジャパン)