起きた瞬間「いつもと違う」
「ヤクルト1000」レビュー。睡眠の質向上・ストレス緩和の効果を確かめる
手に持ちやすいくぼみはそのままに
本体を手に取ってみよう。今回テストしたのは宅配商品の「ヤクルト1000」で、形状はこれまで慣れ親しんだヤクルト類飲料とほとんど同じだ。材質はポリスチレン。
本体中央に、ヤクルト類商品ではおなじみの、アールが付いたくぼみがある。ここに指が引っかかり、グリップしやすくなっている。もしこの部分がなかったら、相当に持ちづらく、飲みにくくなることは想像に難くない。
つまり、機能やパッケージは最新でも、形状についてはこれまで慣れ親しんだものをあえて採用しているということだ。
オーディオ機器でも、中身はガラリと変わっているのに、外観は前機種と非常に似通っているものがある。コスト面の都合もあろうが、あれはむしろ、一種の矜恃と捉えるべきだろう。同じデザインを長年続けることで、ブランドに通底するアイデンティティーを保つ。ヤクルト1000のデザインからも、それに似た、ヤクルトのプライドや自信が感じられるのだ。
「いつ飲むのが正解なのか」問題
続いて実際に飲むステップに進むのだが、ここで多くの方が悩むのは、「いつ飲むのが正解なのか」ということだろう。
通常のヤクルトの場合、飲むタイミングについて迷うことはない。飲みたいときに飲めば良い。
だが今回のヤクルト1000には「睡眠の質を高める」という機能がある。この機能を最大限に活かす、ベストなタイミングは一体いつなのか。シロタ株が腸に届き、それが効果を発揮するまでにどの程度のタイムラグがあるのか。
多くの方がこういった問題に悩むのだろう。Googleでも「ヤクルト1000 効果的な飲み方」などのワードが多く検索されているようだ。また公式サイトのFAQにも、「いつ、どのくらい飲むのがよいですか」という質問が載っている。
これに対する公式回答は「食品ですので、基本的にいつお飲みいただいてもかまいません」というものだ。公式回答にはさらに「1日1本を目安に1日の生活の中で、続けやすい時間帯にお召しあがりください」との記載もある。要するに、朝でも昼でも夜でも、いつでも良いというのだ。
いつでも良いと言われると逆に困るのだが、今回は夕食後に飲んでみた。睡眠に近い時間帯のほうが、睡眠の質を高める効果を感じやすいのではないかと考えたからだ。
いずれにしても、飲むタイミングや、ほかの食品との食べ合わせ・飲み合わせなどによって、ヤクルト1000のパフォーマンスをさらに発揮できる可能性がある。今後使いこなしが進むことがあれば、改めて報告したい。