PRテレビの“声”が聞き取りやすい
小さな音で大迫力!? 高コスパブランドPolkの2万円サウンドバー「REACT」は“いつもの音量”で試してほしい
大音量でもポテンシャルを発揮、大迫力の映画体験に
テレビコンテンツとの相性は抜群だが、音量を上げて、本気で映画を見るときはどうだろうか? ここでは映画の再生に適したムービーモードにして、Apple TV 4Kから大ヒット映画『トップガン マーヴェリック』を再生した。
実は筆者、大のジェット飛行機好きで、地元の百里基地へ飛行場に観に行くほどのマニア。だからエンジン音のリアリティにはうるさい。しかしREACTは低域表現のクオリティが高いので、エンジン音もリアル。テレビの純正スピーカーとは別次元の迫力ある音で楽しめる。
本タイトルに収録されたF/A-18スーパーホーネットのエンジン音を、REACTはかなり良質に再生してくれた。これはパッシブラジエーターの性能の高さ、およびウーファーが上向きに設置されていることによる、設置環境のセンシティブさがない結果だと推測できる。
ここで操作性についても記しておきたい。上述したとおり、HDMIのCEC対応テレビと接続すれば、テレビの電源オンオフにREACTが反応する。テレビのリモコンで音量の調整ができるので、操作のたびにリモコンを持ち替える必要もない。
また、入力切り替えなどを行うと本体から「テレビHDMI」などと、ボイスアナウンスが流れるのも嬉しかった。見逃されがちなポイントなのだが、ボリュームのステップが細かいのでちょうどいい音量で使える。そしてボリュームの値はフロントのLEDで把握できるなど、ユーザビリティも考慮されている。
最後にSpotifyからJ-Popや洋楽ポップスを選び、音楽再生も試してみた。サウンドモードを「ミュージック」に変えると、センターに定位する音の存在感が少し控えめになり、まるで2本のスピーカーで再生したようなバランスで音場が構成される。音の帯域バランスは自然で、さすがピュアオーディオを手掛けるPolk Audioのサウンドバーだと感心した。音作りが非常に上手なのだ。
サウンドバーでは音の迫力や先進的な機能がフィーチャーされやすいが、実際に使ってみると、ドラマやスポーツなどテレビ放送のコンテンツを見るケースが多い。そのため迫力のある大音量ではなく、音量を抑えたシーンが大半なのが実際のところだといえる。
そう考えると、小音量でも高品質なサウンドを楽しめるREACTは、実際の使用シーンでめっぽう強いサウンドバーだといえる。もちろん、いざとなった時の大音量再生にも強いし、音楽再生用スピーカーとしての音質も優れている。
筆者が感じたREACTの良い印象は、実際に海外のメディアでも同一らしく、数々のアワードを受賞していると聞く。REACTは派手なサウンドではないため量販店の店頭デモなどでは埋もれてしまいやすいが、その良さは実際に導入した後にじわじわと伝わってくるはず。飽きずに末永く使えるサウンドバーを探している方は、ぜひ注目していただきたい。
(提供:ディーアンドエムホールディングス)