PR “ULTRA DEEP BASS” の表現力にも注目
実は小音量でもハマる“技巧派”重低音完全ワイヤレス! AVIOT「TE-BD11tR」実力チェック
魅惑の超ドンシャリサウンド。アプリのEQカスタマイズもチェック!
ここからはお待ちかねのサウンドチェック。一聴して、前世代機にあたるTE-BD11tよりもかなり音の通りがよく、まさに別系統の仕上がり。ズンズンと響く重低音に、シャープで派手に鳴る高域という、清々しいまでの振り切り方だ。
個人的には1990年代〜2000年頃のサウンドを思い出す所だが、最近ドンシャリ系を突き詰めるイヤホンは少数派。TE-BD11tRはまたまた極端な所を狙ってくると、思わずニヤりとする。これはブランドの意図を明確に感じるサウンドチューニングだ。
TE-BD11tRのサウンドの良い所は、小音量で音楽を聞いても、曲の聞き所を押さえてくれる所だ。例えばYOASOBI『祝福』では、クッキリと立つ歌声、重低音の沈み込み、シャキシャキとした高域、そして臨場感までを小音量でもしっかりと発揮。米津玄師『KICK BACK』もイントロの低音、声の定位、ライブ感ある音楽を再現。BTS『Dynamite』を聞いてもビートを響かせる低音に、ハリよく鳴る歌声とハンドクラップもしっかりと聴かせてくれる。
音像がハッキリしており、周囲の騒音のある電車内でも、聞き所をしっかりと耳に届けるバランスこそが、本モデルの真骨頂。通勤・通学の電車内で使うことも多いと考えると、こういったニーズを巧く捉えたサウンドチューニングなのかもしれない。
また、アプリ「AVIOT SOUND ME」にはBypass/Warm/Bright/Vocal/Relaxed/Bass Boostというモードがプリセットされているのだが、すべてのセッティングが、小音量再生時でも非常に効果的に働くではないか!
もう少し大きめの音量では、前述のとおり重低音と高音が結構派手なので、もしかするともう少しナチュラルな音を好む人もいるかもしれない、そんなケースを想定してカスタムイコライザー設定を筆者が作成してみた。そのセッティングが下記の画像だ。
これでもまだ低音強めではあるが、臨場感重視のサウンドを求める人なら受け入れられるのではないだろうか。元のキャラクターがかなりハッキリしているモデルだが、このようにアプリで遊ぶ余地もある。なお、このEQは小音量のリスニングにはマッチしないので注意してほしい。
現代的なリスニングシーンに適応したモデルとして推薦
ここまで紹介してきたように、“ULTRA DEEP BASS”を標榜する本モデルのサウンドは、振り切れたチューニングに仕上がっている。だが、イヤホンで音楽を聞く上で最適なサウンドバランスは、音量によって変わってくる。本機の音は、利用シチュエーションに適した、現代的なアプローチになっていると強調したい。
また、聴覚保護のためにイヤホンの音量控えめにしているという人も多いだろう。大音量で重低音を楽しみたい人はもちろん、小音量で音楽を聴くときにもAVIOT「TE-BD11tR」を試してみると、ドハマリする人が必ずいるはずだ。
(提供:プレシードジャパン)