PR開発チームに話を聞いた
NTT独自の“音を閉じ込める技術”で「ながら聴き」に新提案。nwm「MBE001」が未来の暮らしをつくる
開放感のあるサウンド。音漏れや耳元の違和感も少なく使いやすい
実機のテストには、完全ワイヤレススタイルのパーソナルイヤースピーカー「nwm MBE001」をピックアップ、aptX対応のAndroid端末で、ストリーミング音源をじっくり聴いた。
まず、音の広がりがいい。オープンイヤーらしく横方向への広がりと奥行きが感じられ、ゆったりと音楽を愉しめる。ゴンチチや高田漣といったアコースティックギター中心の曲は心地よく、楽器の胴鳴り、響きを感じとれる。高域の伸びとハーモニクスの余韻、気配が感じられるところもいい。密閉型と比べると、どうしても低域の量感が足りなく感じてしまうものの、それを補って余りあるほどの開放感がある。
「音漏れ」の程度は自分ではわからないため、試聴中に隣に座っていた家人に訊いたところ、ゼロではないが気にならないレベルという。後ろ向きに出る音を前方へ回り込ませ打ち消すことがPSZの真骨頂、このサイズ感でもしっかり機能しているようだ。
耳を塞がない「ながら聴き」タイプのイヤホン/ヘッドホンがトレンドになっている現在、シーンに突如として現れたnwm。コロナ以前に開発された音響技術を応用した製品ではあるが、リモートワークやWEB会議といった時代の流れともうまくマッチ、今後さらなる製品展開が見込まれる。日本といわず世界を席巻するほどに、飛躍してほしい存在だ。
Specification
nwm MBE001
●型式:ダイナミック型 ●ドライバー口径:12mm ●通信方式:Bluetooth5.2 ●コーデック:SBC、AAC、aptX ●連続再生時間:約6時間 ●質量:約9.5g(片耳) ●付属品:キャリングケース(バッテリー非搭載)、USB Type-C充電ケーブル
nwm MWE001
● 型式:ダイナミック型 ●ドライバー口径:12mm ●インピーダンス:32Ω ●ケーブルの長さ:1.2m ●質量:約9g(ケーブル含まず)
(協力:NTTソノリティ)
※この記事は、「プレミアムヘッドホンガイドマガジン Vol.20 2023 SUMMER」所収の記事を、ウェブ用に再編集したものです