PR使いこなすほど魅力が深まる実力派4機種
Shure有線イヤホンの魅力を再発見!「AONIC 3/4/5」「SE846 第2世代」使いこなしガイド
■だから安心して選べる!Shureの高遮音性イヤホンが “名機” であり続ける理由
伝説的な名機といえば、Shureの高遮音性イヤホンは欠かせない。実際、Shureが展開する多くのアイテムは、「定番」としてロングセラーを続けている。高遮音性イヤホンの入門機「SE215」やヘッドホンのフラグシップ「SRH1840」などは、登場以来10年以上も販売が継続。Shureの有線タイプのイヤホンやヘッドホンにとって、現役として10年間活躍することは「当たり前」のことなのである。
その理由のひとつは、Shureがプロブランドであることが大きい。音楽制作者が安心して長く使い続けられるように、音質面はもちろん、耐久性や拡張性にまで細やかな配慮が行き届いているのだ。
Shureのイヤホン/ヘッドホンからは、その確固たるサウンドポリシーが感じられる。ディテールの表現や音の魅力こそ各モデルで異なっているものの、わかりやすいドンシャリなど、クセの強いキャラクターに振られることはなく、音楽ジャンルを選ばないサウンドキャラクターに仕立てられている。いつまでも色あせることのない、普遍的なサウンドを作り上げているのだ。
Shureの高遮音性イヤホンならではのメリットをもうひとつ挙げておこう。付属品として豊富なイヤーチップが用意されていること、そしてイヤホン部はMMCXコネクターで着脱可能だから、完全ワイヤレスアダプターと組み合わせたり、リケーブルも可能だということだ。つまり、完成度が高いのに、使いこなしの幅も広い。
ワイヤレスアダプターやリモコン付きケーブルと組み合わせれば、手軽にスマホと接続でできる。もしケーブルが断線したり、変色したりしても、別売オプションが用意されている。自分仕様にカスタマイズする楽しさが用意されているのだ。このほかにもイヤーチップや収納ケースなども入手可能で、プロブランドらしく、長く愛用できるのも魅力のひとつだ。
■「AONIC 3/4/5」&「SE846(第2世代)」をピックアップ!特性に合わせた使いこなし術
そんな普遍的なサウンドと使いこなしの自由度を備えた、Shureの高遮音性イヤホンの中から、今回は有線タイプの新顔、AONICシリーズ3製品と「SE846(第2世代)」にフォーカス。どれも使いこなすほどに魅力が深まっていく、いずれ劣らぬ実力派揃い。それぞれの魅力とお薦めの使いこなしのポイントを解説しよう。
【SPEC ●型式:バランスド・アーマチュア型 ●ドライバー構成:低域×2基、中域×1基、高域×1基) ●再生周波数帯域:15 - 20,000Hz ●インピーダンス:9Ω ●付属品:交換用ノズルインサート4種(エクステンド、バランス、ウォーム、ブライト)、ソフト・フォーム・イヤーチップ(XS/S/M/L)、COMPLY Pシリーズ(S/M/L)、イエロー・フォーム・イヤーチップ、ソフト・フレックス・イヤーチップ(S/M/L)、トリプルフランジ・イヤーチップ、キャリングケース、6.3mmアダプター、クリーニングツール、ノズル交換ツール】
まず、AONICシリーズをおさらいしたい。発売は2020年4月。ドライバー構成やデザインなど、それぞれに明快な特徴がある。ひとつめは、フルレンジBAのシングルドライバー構成となる「AONIC 3」だ。イヤホン本体がかなり小型なので、とても軽快な装着性が魅力。「ナチュラルでディテールのしっかりしたサウンド」を持ち味としている。※写真のホワイトはe☆イヤホン限定色
【SPEC ●型式:バランスド・アーマチュア型 ●ドライバー構成:フルレンジ×1基 ●再生周波数帯域:20 - 18,500Hz ●インピーダンス:26Ω ●付属品:フォーム・イヤーチップ(S/M/L)、イエロー・フォーム・イヤーチップ、ソフト・フレックス・イヤーチップ(S/M/L)、トリプルフランジ・イヤーチップ、キャリングケース、6.3mmアダプター、クリーニングツール】
ふたつめは「AONIC 4」。シュアとして初のハイブリッド型ながら、「世界最高峰の音響工学部門が何度も試作し、BA型とダイナミック型2つのドライバーが溶け合ったサウンドを作り上げた(ショーン・サリバン氏)」と胸を張る自信作で、「リッチでパンチのある低域と、中高域の細やかなディテール再現」を目指したという。
【SPEC ●型式:ハイブリッド型 ●ドライバー構成:ダイナミック型×1、BA型×1 ●再生周波数帯域:20 - 19,000Hz ●インピーダンス:7Ω ●付属品:フォーム・イヤーチップ(S/M/L)、イエロー・フォーム・イヤーチップ、ソフト・フレックス・イヤーチップ(S/M/L)、トリプルフランジ・イヤーチップ、キャリングケース、6.3mmアダプター、クリーニングツール】
最後の「AONIC 5」は、Shureお得意の2ウェイ3ドライバー構成で、ドライバー構成としては「SE535」をベースとしているが、「SE846」に採用された交換式のノズルインサートを採用。お好みに合わせて「バランス」「ウォーム」「ブライト」という3種類のサウンドに調整できる機構を備えるなど、使いこなしが存分に楽しめる要素を持つ。
【SPEC ●型式:バランスド・アーマチュア型 ●ドライバー構成:低域×2基、中高域×1基 ●再生周波数帯域:18 - 19,000Hz ●インピーダンス:36Ω ●付属品:交換ノズル(バランス、ウォーム、ブライト)、フォーム・イヤーチップ(S/M/L)、イエロー・フォーム・イヤーチップ、ソフト・フレックス・イヤーチップ(S/M/L)、トリプルフランジ・イヤーチップ、COMPLY Pシリーズ(S/M/L)、キャリングケース、6.3mmアダプター、クリーニングツール】
このように同じAONICシリーズでも、3機種それぞれに異なるキャラクターがある。コロナ禍で試聴できていなかった皆さんにも、この夏はぜひ実機を聴き比べしてもらい、自分にとってのベストを選び出してほしいところではある。
しかし、こういったプロフィールだけでは、いまさら物足りないかもしれない。そこで今回は、それぞれの魅力を深堀りして、ちょっと変わった聴きどころや使いこなし方法もガイドしたいと思う。