PR110周年SACDプレーヤーの技術を踏襲
自慢のオーディオでTVを観よう! デノン「DNP-2000NE」は日常を彩る“デジタルミュージック・ハブ”だ
■お気に入りのオーディオにテレビが繋げる! デノンからHDMI搭載ネットワークプレーヤー登場
昨今、HDMI入力を備えるHi-Fiコンポーネントが急増してきている。これらは、テレビのデジタル音声出力(ARC)をオーディオシステムに取り入れることで、テレビの音声をより高音質に楽しむためのものだが、おもにストリーミング再生などに対応するネットワークレシーバーやプリメインアンプを中心として、CDプレーヤー、ネットワークストリーマーなどの機器に搭載されてきた。
そんな中、そのような複合機ではなく、単体のネットワークプレーヤーとしてHDMI入力を備えるコンポーネントが登場した。それが今回ご紹介するデノン「DNP-2000NE」である。
本機最大のアドバンテージは、既に持っているお気に入りのアンプやスピーカーによるオーディオシステムはそのままに、そこへ、ネットワーク再生機能とテレビ音声との連携機能をアドオンできる、ということだ。
とりわけ、リビングだとサラウンド環境の構築が物理的に難しくAVアンプでは持て余してしまうため、ステレオ2chのシステムで楽しみたいという方も多い。HDMI入力を装備したアンプ内蔵の2ch製品も存在するが、それらを使用すると、これまでの既存のオーディオシステムを活かすことが難しくなってしまう。
しかしながらそういった場合でもDNP-2000NEをプラスすれば、あなたがこれまで構築してきたオーディオシステムを活かしてリビングオーディオ環境を構築できるのである。
それは同時に、単体機ならではのクオリティでネットワーク再生やテレビ音声を高音質に楽しめるということでもあり、より自分好みのサウンドを追求可能な点でも実に画期的なことだと言えよう。
■クアッドDAC、最上位のアナログ波形再現技術で高品質なネットワーク再生を実現
DNP-2000NEは、2016年に登場した「DNP-2500NE」以来約7年ぶりとなる、デノン待望のミドルクラス・ネットワークプレーヤーであり、同社現行ラインナップでは唯一のネットワークプレーヤー専用機である。ネットワークプレーヤー機能を持つ製品としては、昨年登場したプリメインアンプ「PMA-900HNE」に次ぐものとなるが、同機は、とりわけストリーミング再生の音質が好感触だっただけに、今回のDNP-2000NEの登場には個人的にも大きく期待が高まっていた。
同社によると、より力強いサウンドとより良い空間表現を実現するため、心臓部であるDAC部にデノン110周年記念SACDプレーヤー「DCD-A110」同様のクアッドDAC構成を採用したという。部材の安定調達もありチップはESSのステレオDAC「ES9018K2M」を採用し、それを左右チャンネルにそれぞれ2基(4ch)ずつ、合計4基(8ch)使用している。
信号処理としては、同社最上位のアナログ波形再現技術「Ultra AL32 Processing」によってアップサンプリングされた1.536MHzの信号を半分の768kHzに分割し、それぞれを2基の差動電流出力型DACに入力して片チャンネルあたり4chのDACを用いる並列構成としている。これによって4倍の電流出力を得ることが可能となり、6dBにも及ぶS/Nの向上が実現したという。
再生システムとしては、安定したネットワーク再生を実現する「HEOS」システムを搭載し、各種ストリーミングサービスのほか、ファイル再生フォーマットとしてはDSD 11.2MHz、PCM 384kHz/32bitに対応。入力はネットワークの他、USB-AおよびUSB-B、光デジタル・同軸デジタル入力、そして先述のARC対応HDMI入力を備えることが最注目ポイントとなっている。
専用のリモコンも付属するが、テレビがHDMI CECに対応しているのであれば、テレビに連動しての電源オン/オフや自動入力切り替え、テレビリモコンでの音量操作などもできたりとリビングオーディオとしての使い勝手が良いことにも注目したい。
昨今、HDMI入力を備えるHi-Fiコンポーネントが急増してきている。これらは、テレビのデジタル音声出力(ARC)をオーディオシステムに取り入れることで、テレビの音声をより高音質に楽しむためのものだが、おもにストリーミング再生などに対応するネットワークレシーバーやプリメインアンプを中心として、CDプレーヤー、ネットワークストリーマーなどの機器に搭載されてきた。
そんな中、そのような複合機ではなく、単体のネットワークプレーヤーとしてHDMI入力を備えるコンポーネントが登場した。それが今回ご紹介するデノン「DNP-2000NE」である。
本機最大のアドバンテージは、既に持っているお気に入りのアンプやスピーカーによるオーディオシステムはそのままに、そこへ、ネットワーク再生機能とテレビ音声との連携機能をアドオンできる、ということだ。
とりわけ、リビングだとサラウンド環境の構築が物理的に難しくAVアンプでは持て余してしまうため、ステレオ2chのシステムで楽しみたいという方も多い。HDMI入力を装備したアンプ内蔵の2ch製品も存在するが、それらを使用すると、これまでの既存のオーディオシステムを活かすことが難しくなってしまう。
しかしながらそういった場合でもDNP-2000NEをプラスすれば、あなたがこれまで構築してきたオーディオシステムを活かしてリビングオーディオ環境を構築できるのである。
それは同時に、単体機ならではのクオリティでネットワーク再生やテレビ音声を高音質に楽しめるということでもあり、より自分好みのサウンドを追求可能な点でも実に画期的なことだと言えよう。
■クアッドDAC、最上位のアナログ波形再現技術で高品質なネットワーク再生を実現
DNP-2000NEは、2016年に登場した「DNP-2500NE」以来約7年ぶりとなる、デノン待望のミドルクラス・ネットワークプレーヤーであり、同社現行ラインナップでは唯一のネットワークプレーヤー専用機である。ネットワークプレーヤー機能を持つ製品としては、昨年登場したプリメインアンプ「PMA-900HNE」に次ぐものとなるが、同機は、とりわけストリーミング再生の音質が好感触だっただけに、今回のDNP-2000NEの登場には個人的にも大きく期待が高まっていた。
同社によると、より力強いサウンドとより良い空間表現を実現するため、心臓部であるDAC部にデノン110周年記念SACDプレーヤー「DCD-A110」同様のクアッドDAC構成を採用したという。部材の安定調達もありチップはESSのステレオDAC「ES9018K2M」を採用し、それを左右チャンネルにそれぞれ2基(4ch)ずつ、合計4基(8ch)使用している。
信号処理としては、同社最上位のアナログ波形再現技術「Ultra AL32 Processing」によってアップサンプリングされた1.536MHzの信号を半分の768kHzに分割し、それぞれを2基の差動電流出力型DACに入力して片チャンネルあたり4chのDACを用いる並列構成としている。これによって4倍の電流出力を得ることが可能となり、6dBにも及ぶS/Nの向上が実現したという。
再生システムとしては、安定したネットワーク再生を実現する「HEOS」システムを搭載し、各種ストリーミングサービスのほか、ファイル再生フォーマットとしてはDSD 11.2MHz、PCM 384kHz/32bitに対応。入力はネットワークの他、USB-AおよびUSB-B、光デジタル・同軸デジタル入力、そして先述のARC対応HDMI入力を備えることが最注目ポイントとなっている。
専用のリモコンも付属するが、テレビがHDMI CECに対応しているのであれば、テレビに連動しての電源オン/オフや自動入力切り替え、テレビリモコンでの音量操作などもできたりとリビングオーディオとしての使い勝手が良いことにも注目したい。
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