PR充電ケースにスマートタッチディスプレイを世界初搭載
プロが認めた革命的完全ワイヤレス!JBL「TOUR PRO 2」が「VGPライフスタイル大賞」に輝いた理由
■基本性能が高いうえに「アプリ」に使いこなし甲斐(高橋 敦)
音質・装着性・ノイキャンなどが優秀であることを前提に、この製品ならではの個性は、充電ケースのスマートタッチディスプレイにある。スマホを取り出さず、アプリの多彩な機能を快適に操作できるのは大きなメリット。動作状態を見ながら基本の再生操作ができるので、イヤホン本体のタッチ操作に不便さを感じている人にこそおすすめ。
JBLのアプリはイコライザー機能がとても優秀だが、オン/オフの設定やプリセット変更も充電ケースで完結できる。たとえば、静けさを得るために、音楽を再生せずノイキャン機能だけを使用する「SilentNow」も、眠気の中ですぐにオンにしたいわけで、スマホいらずで設定できるのはとても便利だ。ちなみにアプリには、個人差や年齢差による聴力の違いにあわせた補正を行う「Personi-Fi2.0」が搭載されている。これもぜひ活用したい機能のひとつ。不安を感じさせないバッテリー性能の高さも魅力だ。
■リアルタイム補正による「ハイブリッドANC」は効果大!(野村ケンジ)
充電ケースにタッチパネルを搭載するアイデアは、いちいちスマホを取り出さなくてもよい使い勝手のよさだけでなく、DAPやPCなどでも持ち前の多機能を存分に活用できるという、組み合わせの自由度も広げてくれた。それだけでも画期的な製品だが、他の機能、たとえばノイズキャンセリング効果の高さなども見逃せない。
フィードフォワード+フィードバックのハイブリッドANCを採用している、周囲の騒音を常時検知してノイズキャンセリングをおこなう、リアルタイム補正の機能がとてもインテリジェントで好感を持った。これといった調整もいらず、シーンにあわせて最適なノイズキャンセリングを実現してくれる。実際、電車内や屋外など色々なシチュエーションで試してみたが、大半の場所で自動調整の快適さを体感できた。機能充実、とても完成度の高い製品だ。
■もう後戻りできない!「リモコンにもなるケース」(山本 敦)
充電ケースにタッチディスプレイが搭載された、と最初に聞いた時には正直その理由がよくわからなかった。ところがワイヤレスイヤホンの「リモコンにもなるケース」を一度体験してしまうと、後戻りができなくなった。JBL「TOUR PRO 2」が搭載する主要な機能は、ほとんどケースからリモコン操作ができる。スマホを手に持っていなくても、あるいはイヤホン本体のタップ操作を覚えなくても、ケースの画面で確認できるようになると、イコライザーや空間サウンドに代表される多彩な機能を持て余すことなく日々活用できる。
TOUR PRO 2は多機能化するイヤホンが今後、ユーザーを置き去りにしないための道を拓いた。発売後のアップデートで、ディスプレイの壁紙を変更できる機能などがアプリに追加されたことも好印象。リモコンになるケースはJBL のトレードマークになるのか。今後も楽しみだ。
<POINT>最先端のノイキャン
ANC(アクティブノイズキャンセリング)も性能が向上。イヤホンの内側と外側のマイクを使ってノイズを検知するハイブリッド方式で、周囲の環境ノイズにあわせてリアルタイム補正をかける機能も搭載。その結果、特に中音域帯で、従来モデル比で約4倍も消音性能を改善させたという。
[SPEC]
●通信方式:Bluetooth 5.3 ●対応コーデック:SBC、AAC ※LC3コーデックにも対応予定 ●ドライバー口径:10mm ●連続再生時間:8時間(ケース込み32時間)※ ANC ON時 ●質量:約6.1g(イヤホン/片側) ●付属品:イヤーチップ(S/M/L)、充電ケーブル
本記事は「プレミアムヘッドホンガイド Vol.30 2023 AUTUMN」からの転載です。
(協力:ハーマンインターナショナル株式会社)