PR色と輝度の均一なユニフォーミティを実現!
ここが変わった!BenQのクリエイター向けモニター最新版「PD2706UA」レビュー
■HDR含む優れた再現性に加えユニフォーミティの高さも魅力
MacOSに標準装備の写真アプリを使い、iPhone 15 Proで撮影した静止画を表示してみた。iPhone 15シリーズのSuper Retina XDRディスプレイはHDR適用時のピーク輝度が最大1600ニトと高く、輝きや眩さなど、iPhoneの画面同様の再現はなかなか難しいが、VESA Display HDR 400準拠だけあってHDRのニュアンスは感じることができた。
色の再現性も良好だ。色域のカバー率はRec.709およびsRGBが99%、Display P3/DCI-P3が95%と高く、空のグラデーションも滑らか。Delta E値(国際標準色差)は≦ 3とプロ用ディスプレイに迫る色精度ということもあり、肌の赤みや布地の質感といった細かい部分も違和感がない。
画面全体の均一性、すなわちユニフォーミティの高さもこのディスプレイのアドバンテージだ。テストパターンを表示し画面周辺部と中央部をじっくり見比べても、輝度や色調の変化/ムラは感じられない。この点、新たに搭載された輝度ムラ補正技術が効いているのだろう。
テストでは静止画の表示/フォトレタッチに終始したが、これだけの色再現性とユニフォーミティが確保できていれば、動画編集やアニメ制作など、クリエイティブ系の作業全般に安心して活用できそうだ。
PCのみならずスマートフォン/タブレットにも増えているDP Alt Mode対応機を使えば、給電やデータ転送、オーディオまでUSB-Cケーブル1本で済んでしまうという扱いやすさもある。最初の1台から増設用、買い替え用まで、幅広い用途に推奨できるクリエイター向けディスプレイといえるだろう。
(提供:ベンキュージャパン株式会社)