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PR高コスパ&高い表現力

20万円台で叶う5.1chサラウンド!Polk Audioだから作れる“新ベーシック“な「本格入門ホームシアター」

公開日 2024/10/25 06:30 大橋伸太郎
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価格以上のサウンド、高い表現力のシアターに仕上がった



結論を先にいうと、プライスを大きく越える表現力の頼もしいシステムである。Signature Eliteシリーズの5本のスピーカーのドライバーが形式、口径まですべて統一され、位相のずれがなく音色の統一が完璧。アンプ側の調整やセッティングの工夫要らずで、シャープなフォーカス感の音場が得られる。アンプのAVR-X1800Hはあらゆるシーンで余裕綽々、両者から生まれたものは一言でいうと、静と動の表現性を兼ね備えたシステムである。

あらゆるコンテンツを楽しめるシアターが出来上がった

まず「動」から。『デューン 砂の惑星PART2』(4K Ultra HD Blu-ray/ドルビーアトモス)の主人公ポール・アトレイデスがサンドワームを乗りこなすシーンは、アクションのはじまる前の息詰まる静寂を表現。ワームを呼ぶ起震杭の打ち込みや静かに流動する砂の鉱物質の質感を的確に伝える。ワームが地平のかなたに現れると、ポールの立つ砂丘に押し寄せる事象の巨大さを音のエネルギーの量感で的確に描写する。

アクションが高潮しさまざまな音が重畳していっても飽和しない。背景の劇伴が自立的に聞こえるため、音の総和のなかでくもったりかき消されたりせず、映画音響の総合的な効果を発揮する。皇帝を服従させるクライマックスは、冷厳な大空間の広漠とした響きが試聴室に生まれる。

そして感心したのは、アクション描写のくもりのない鮮度。ポールとフェイド=ラウサ・ハルコンネンの決闘シーンは刀の切り結ぶ鋭い金属音が音場に散乱し、ポールのはげしい息遣いがリアルにいきづく。すべての音の要素がスピーカーに貼り付かず、聴き手に向かって踏み込み、爽快そのもの。伝えることに徹するアメリカのスピーカーのDNAを感じさせる瞬間だ。

さまざまな音が混ざり合うアクション映画でも、個々のサウンドをしっかりと表現する

つぎに「静」。日独合作の現代東京の肖像『PERFECT DAYS』 (4K Ultra HD Blu-ray/DTS-HD MA5.1ch ※国内盤はリニアPCM5.1ch)は、オリジナルの劇伴がほとんどなく、主人公平山の愛好するR&Bやポップスがしばしば流れる他は現代東京のノイズで構成される。例えるなら、日本の書画のように整理されストイックな音響である。

その描写がこのシステムだと、決して単調でなく生き生きとしたニュアンスと変化に富んでいて引き込まれる。仕事を終えた平山が浅草の街頭で驟雨に見舞われるシーンはコンクリートを叩く雨音が音場に立ちこめ視聴室の空気を生暖かく濡らす。度々現れる主人公が木漏れ日を見上げる描写で葉叢をゆらす風のざわめきが視聴室を高く優しく満たす。

音楽の情感表出にも不足がない。石川さゆり演じるスナックのママが「朝日のあたる家」を、あがた森魚のギター伴奏で歌うシーンは、石川が洋楽曲にこめたコブシをセンターのES30がくっきりと浮かび上がらせる。見る者を映画に入り込ませて一つにし、映画のヤマ場での重責を担って不足がない。

「ES30」

さまざまな映画で実力を発揮!拡張性も備えたシアター「新ベーシック」



Signature Eliteシリーズによるシアターは、ベーシックな5本で濃い音場の密度を生み、イマーシブサウンドなくともサウンドデザインの奥に込められている音場効果を味わうことができる。ソリッドでシンプルな5.1ch構成が大きな表現力を発揮し、タイプの違うさまざまな映画から本来の持ち味を引き出すシステムだ。

今回のようなシステムであれば、5.1chでも十分に制作者の意図を体感できる

ハイコストパフォーマンスなシステムによって金額的に余力ができたら、それをソフトに振り向けるのも良いだろう。だからといって安住を決め込むことはなく、ハイトスピーカーを追加してイマーシブサウンドに発展させる楽しみが、このシステムには残っている。

パッケージメディアから配信コンテンツまで、ソフトの選択肢が大きく広がったいま、待望されているホームシアターの新ベーシックがここにある。

(提供:ディーアンドエムホールディングス)

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