PR人気のLinkBudsシリーズがラインナップ拡充
ソニー「LinkBuds Fit」徹底レビュー!“もっと特別な” 新ながら聴きイヤホンの実力と「LinkBuds Speaker」連携の魅力
全体的な印象としては、解像感やエッジ感、ローミッドのボリューム感といった、音の良さとしてわかりやすくキャッチーな要素は十分に立ててある。しかしそれでいて、耳に刺さる嫌なシャープさや耳に負荷をかける超低域のローエンドは丁寧に控えられているのが巧い。「音が良い!」という喜びと「耳が疲れない!」という嬉しさの両立こそ、そのサウンドの強みと言えるだろう。
例えば星街すいせいさん「ビビデバ」。ローミッドのボリューム感でベースラインがプッシュされ、自然と体が動き出すようなダンサブルさがさらに引き出される。一方で鼓膜に圧を感じるようなローエンドは強調はされず、低音が強すぎることはない。
高域側でも音の重なりやエフェクト処理の工夫などの情報量は十分に描写しつつ、音色のシャープさやヒップホップ的な荒さの成分は少し穏やかに。いわゆる「ガチャポップ」の刺激的な「ガチャ」の部分をあえて整えることで、じっくり聴き込むにせよ、ながら聴きにせよ、ずっと聴き続けていられるような楽しくも心地よいサウンドに仕上げてくれる。
「LinkBuds Speaker」レビュー:単体でも魅力的だがイヤホン連携でさらに便利に
そんなLinkBuds Fitのある日々をさらにサポートし、広げてくれるアイテムが「LinkBuds Speaker」だ。シックかつ温かみのあるファブリック外装と手のひらに乗るコンパクトさで、様々なインテリアへの馴染みもよさそう。
IPX4の防滴性能にシリコン製のリングストラップと、アウトドアや自宅の水回りでの使いやすさにも配慮された仕様も備える。防滴対応スピーカーということで、充電用USB端子の防水キャップの開け閉めが少し面倒そうかと思いきや、置くだけ充電クレードルが何と標準付属だ。
このように単体のBluetoothスピーカーとしても魅力的だが、前述のSound Connectアプリで「Auto Switch」の設定をしておくことで、対象イヤホンとの間で再生中の音楽をスムーズに受け渡せることが最大のポイント。
●イヤホンで曲を再生したままイヤホンをケースにしまったら、その曲をスピーカーが引き継いで続きから再生開始
●スピーカーで曲を再生しているときにイヤホンをケースから取り出したら、その曲をイヤホンが引き継いで続きから再生開始
などの聴き方が可能だ。
スピーカー再生は、いわば究極のオープンイヤー。耳周りの開放感を好むならこのアイテムを機に「おうちではスピーカー」という生活を初めてみるのもありだろう。
サウンド設計も秀逸だ。低域用と高域用の2ウェイ構成のドライバーを前面側に、低域補強のパッシブラジエーターを両側面に搭載。特に低音側はこのサイズ感のスピーカーとしては文句なしに充実。かといって低音が強調されすぎてボワンと膨らんだりもせず、音楽的なバランスも整っている。
モノラル再生である点も、おかげで部屋の中での設置場所やリスニングポジションに影響されにくいことから、むしろ好ましい要素と言える。部屋のどこに置いても部屋のどこで聴いても問題なし。部屋に溶け込み生活に溶け込むそのサウンドは、ながら聴きスピーカーとしての完成度が高い。
イヤホンとスピーカーの連携という提案がぴったり “フィット”
多くのユーザーが使い慣れたカナル型のフォーマットを最大限に活用しつつ、一般的なカナル型とは別次元にソフトな装着感を実現したLinkBuds Fit。スピーカー単体だけではなくイヤホンとの連携も真価としたLinkBuds Speaker。どちらもLinkBudsならではの提案性のあるアイテムだ。
もしかすると、イヤホンとスピーカーの2製品を揃えることにハードルの高さを感じる人もいるかもしれないが、もちろんそれぞれ単体でも充分に魅力的だ。ただ、両者を連携させる提案性の高さは、合う人には本当にぴったりフィットしてくれるはず。その出会いのために、ぜひチェックしてみてほしい。
(提供:ソニーマーケティング株式会社)