PR“シンプルでちょうどいい” モデル
ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
カラーバリエーションはグリーン、パープル、ピンク、ブラック、ホワイトの5色展開。どの色味も主張しすぎない落ち着いたトーン。特にグリーンとパープルは、今どきのファッションでも人気のカラー。定番のホワイト、ブラックは服装を選ばない実用性だし、ピンクは若い女性ユーザーの好みを意識した展開となっている。
また特筆すべきは、各カラーともシボでマット仕上げにしていること。実際にイヤホン・充電ケースを手にとって見ると、滑りにくく手触りも良く、国内ブランドならではのモノ作りを実感。指紋の付着を抑制する実用性も備えている。なお、IPX4等級の防滴も安心感のあるポイントだ。
イヤホン本体での各種操作は静電容量式のタッチセンサーを採用。左右イヤホンどちらでも1回タップで再生/停止できるほか、左イヤホンを2回タップで音量ダウン、3回タップで音量アップとなり、1秒長押しで音声アシスタントが起動する。右イヤホンのタッチ操作は、2回タップで曲送り、3回タップで曲戻し、1秒長押しでサウンドモード(NORMAL/BASS/CLEAR)の切り替えだ。誤動作を防ぐため、タッチ面の感度は絶妙にチューニングされており、実際の操作としても扱いやすかった。
充電ケースもコンパクト。手に馴染む形状も好感触
この製品、充電ケースにも注目してみてほしい。まず、ケースの重量は約30g。イヤホン本体イヤホンは片側3.9gなので合計でも37〜38g程度と、この価格帯でもかなり軽量級な部類。さらにポイントは、ケースの見た目以上に軽いという驚きにある。独特の丸みを帯びた手に取りやすい形状もこだわりのポイントだ。
そしてイヤホン・充電ケースとも、「HIS MASTER'S VOICE」という言葉と犬のマークというブランドの象徴をプリント。さらに、そのロゴマークのオリジナルステッカーが付属する所も、パッケージング全体に遊び心を加えている。
バッテリー性能は、イヤホン本体が約7.5時間、充電ケースと合わせて最大23時間の連続使用が可能。USB Type-C端子による充電方式を採用し、ケースからの急速充電にも対応。15分の充電で85分の再生が可能な設計だ。
Bluetooth接続は最新のver.5.4を採用し、コーデックはSBCに対応。もちろん通話対応のマイク内蔵、スマホの音声アシスタント機能の呼び出しにも対応する。
「HA-A6T」音質レビュー:「5,000円以下とは思えない音の臨場感とバランスの良さ」
そして、実績あるオーディオブランドであるビクターの実力が垣間見えるポイントが音質だ。高磁力ネオジムマグネットを採用したドライバーユニットを搭載しているのみならず、NORMAL/BASS/CLEARと3つのサウンドモードを好みの楽曲やシチェーションに合わせて選ぶこともできる。実際に特徴的な楽曲を聞きながサウンドモードの違いをチェックしていこう。
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