PR“シンプルでちょうどいい” モデル
ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
「NORMAL」モードでYOASOBI『アイドル』を聴くと、まず驚かされるのは、5,000円以下とは思えない音の臨場感とバランスの良さだ。ボーカルの帯域を過度に強調することなく、歌声を魅力的に立てる中高域のプレゼンス感を出すチューニングは絶妙。音の広がりと楽器間、曲中盤に入るコールの分離も鮮明で、ボリュームとして引き締めた低音も音楽としての聞き所を抑えた、まさにオールラウンダー。
次に「BASS」モードでは、サブベース帯域を中心に増強するサウンドが心地よい。Creepy Nuts『Bling-Bang-Bang-Born』では、ビートの重低音とキックの粘り気のある質感が際立つ。楽曲全体を支配するような低音の存在感がありながら、2人の切れ味の良いラップも明瞭さを失わず、臨場感ある包み込むサウンド。BASSをブーストしても中高域への影響も少ないため、低音が物足りないと感じたら楽曲問わずに使えるサウンドモードだ。
そして「CLEAR」モードは、ボーカルの表現力を重視したモード。米津玄師の『死神』で試すと、曲の冒頭で響く特徴的な足音のような音の質感から、低音を抑えて中高域の質感を出すチューニングがわかる。ボーカルは中域の音の繊細さと歌声の連なりが向上して繊細な表現になるのはもちろん、一気に増す楽曲のダイナミックな盛り上がりも情報量豊かに描く。歌声をシャープに立てすぎることなく表現力を増すサウンドは、女性ボーカル曲とも相性がいい。
価格を上回るサウンドクオリティ。“シンプルでちょうどいい”モデル
最近は完全ワイヤレスイヤホンも低価格モデルが増え、本機と言えども最安値ではない。だが、HA-A6Tが示すのは価格を上回るサウンドクオリティの高さだ。解像度や音場の広がりのバランスを保ちながらカスタマイズも楽しめる、“いい音” を楽しめる。
HA-A6Tは、ただお手頃な価格設定のイヤホンではない、完全ワイヤレスイヤホンを初めて購入する方にも、2台目の買い増しを考えている方、あるいは大切な人へのプレゼントとしても安心できる “シンプルでちょうどいい” モデルだ。
(提供:JVCケンウッド)