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PR「絶妙な製品に仕上がっている」

ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?

公開日 2024/11/21 06:30 野村ケンジ
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端的に表現すると、聴かせどころを心得たサウンドキャラクターといえる。しっかりとした量感を持ち、それでいてヴォーカルなど肝心の部分を邪魔しない迫力の低域と、クリアネス志向のキレよい高域とが合わさって、パワフルで躍動感のあるサウンドを楽しませてくれる。

端子部および各種操作ボタン類

たっぷりとした低域の量感もあって、ベストマッチするのはJポップなどの現代曲。Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」はかなりの迫力を感じつつR-指定ならではのカラフルな声色の魅力をしっかり感じられる。

米津玄師「KICK BACK」は普段よりもハスキーな歌声と荒々しい演奏によってとても印象的なサウンドを聴かせてくれる。いっぽう、女性ヴォーカルとの相性もなかなか。少しハスキーで大人っぽい印象なので、AimerやKIHOW(MYTH & ROID)などは抜群に魅力的な歌声に感じられた。

なお、サウンドに関しては音量調整の仕様について注意点がひとつ。今回、Androidスマートフォンで試聴したのだが、その際にHA-S99Nの音量ボタンとスマートフォン側のシステム音量がリンクしておらず、それぞれが独立していた。

メーカーに確認したところ、どうやらこれはスマホの機種によって異なるようで、同社が検証した環境においては、音量がリンクするスマホのほうが多かったとのこと。また、一部の機種では音量をリンクさせるかどうかをスマホ側の設定で選択できるものもあるようだ。

今回の筆者のようなケースは、一部のハイレゾDAPなど、Bluetooth送信時に音量が最大値で固定される製品のユーザーなら熱望といえるシステムだが、慣れていない人は「あれ? 最大にしても音量が小さい?」と誤解するかもしれない。そのような場合は、音質的な意味合いを含め、スマートフォン側音量を最大にしてからHA-S99N側で最適な音量に調整しよう。

ヘッドバンド部にブランドのトレードマークである“犬のマーク”がさりげなく配置されている

■「音楽がどこでも手軽に楽しめる絶妙な製品に仕上がっている」



このように、HA-S99Nは本格派ANCヘッドホンとしての実力を持ち合わせていながら、長時間使い続けても苦にならない軽量さと軽快さを両立、音楽がどこでも手軽に楽しめる絶妙な製品に仕上がっている。

さらに、ハイブリッドANCを搭載しつつ、それでいて1.5万円前後のプライスダグが付けられているのは、もう驚きでしかない。特に日常使い、屋外利用では大いにその魅力を発揮してくれるだろう。

(提供:JVCケンウッド)

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