PR「Sonos Sub 4」「Sonos Era 300」とのサラウンド、「Sonos Ace」とのマッチングをチェック
「Sonos Arc Ultra」は伸びしろもタップリ。スマート&本格サラウンドでリビングがもっと楽しくなる!
先だって公開された記事で筆者は、アメリカのオーディオメーカーSonos(ソノス)が5年ぶりに登場させたフラグシップサウンドバー「Sonos Arc Ultra」を試した。ハイファイオーディオメーカー顔負けのソースに忠実な音質と、Blu-rayなどの映像ソースで見る映画や、アップル社の「空間オーディオ」などのDolby Atmosによる「表現力=包まれ感」の高さは、今まで聴いたことのないレベルに達していた。
インテリアを強化するようなデザインの良さや、アップデートされたアプリのユーザビリティの高さも含め、Sonos Arc Ultraが1台あれば、満足できるライフスタイルを送れると判断できる。
しかし、Sonos製品の大きな魅力は “サウンドバーを買って終わり” ではないこと。同社から発売されている、他のスピーカーやサブウーファーを加えれば、本格的なサラウンドシステムを構築することができる。また、同社製ヘッドホンの「Sonos Ace」とのシームレスの連携も可能だ。
それもテレビとSonos Arc Ultraを接続して、サブウーファーやリアチャンネル用のスピーカーを設置したらアプリで設定するだけ。一般的なサラウンドシステム構築で必要なAVアンプがいらないだけでなく、Wi-Fi経由で音声を伝送できるので、スピーカーケーブルも不要だ。
ということで、今回はSonos Arc Ultraの発展性を試すべく、音元出版の試聴室に出向いた。試聴室に入ると、すでに機器がセッティング済みだったが、普段の試聴室と風景が違う。部屋全体の雰囲気がえらく洗練されているのだ。「デザインだけでも購入の価値がありそうだ」、と述べたら言い過ぎだろうか。
改めて今回のコアとなるSonos Arc Ultraについて簡単に解説したい。本モデルはSonosのサウンドバーの最上位モデル。筐体寸法は7.5×118×11cm(高さ×幅×奥行)で、トゥイーターを7基とミッドレンジ/ウーファーを6基、そして小型のモーター4つで駆動する革新的なトランスデューサー技術「Sound Motion」を採用したウーファーユニットと、15基のクラスDアンプを内蔵し、単体でのチャンネル処理数も9.1.4chへと進化している。
まず、Arc Ultraの発売に合わせてデザインを刷新した、サブウーファー「Sonos Sub 4」を追加しよう。このサブウーファーは、バスレフ型構成の非常に美しい製品で、12.7cm×20.3cmの楕円形ウーファーを2基対向配置している。複数のウーファーを使用することで振動板面積を増やし、対向配置により振動を大幅に低減している。それぞれのユニットは独立したクラスDアンプによって駆動され、ペアリングされるスピーカーに応じて音響特性が自動的に調整される。
事前準備は、Sonosアプリを開いてサブウーファーを追加するだけ。グラフィカルな対話式メニューのため設定のストレスはない。多機能=使いづらいのでは?と考える方にとっては、この点は素晴らしいと思う。また、独自の音場補正機能「Trueplay」にも対応している。
まずはArc UltraとSub 4を連携させた状態で、Spotifyから音楽再生のクオリティをチェックする。また同時に1世代前の最上位サウンドバー「Sonos Arc」との聴き比べも実施した。
サブウーファーを足したことによって、明らかに低音域のレンジが伸び、クラシック、洋楽ポップス、邦楽とどのソースを聴いても、迫力が大きく向上している。低音域の質が上がると、音楽の表現力が大きく増してくれるのは嬉しい。
これは映像ソースの再生でも一緒で、『クワイエット・プレイス DAY1』(UHD-BD 4K/Dolby Atmos)でのクリーチャーの襲来シーンでは、サウンドバー単体での音と比べ、桁違いに迫力が増して、映画館で聴くような音に近づく。
低音域の周波数レンジは、Arc Ultra単体では50Hz付近だが、Sub 4を使用することで25Hz付近までの超低音域の表現が可能になるとのこと。その変化をダイレクトに実感できた。
また、2つの点に気がついた。まず1点目はArcとArc Ultra、つまり新旧のサウンドバーの組み合わせでは、予想以上に後者が優れていたことだ。サウンドバー単体での大きな音質差もあるが、Arc Ultraの方がサブウーファーとの低音域のつながりがシームレスだった。同じ世代のモデル同士の組み合わせだけあって、その完成度に驚かされた。
2点目は、サブウーファーから床に伝わる振動がほとんどないことだ。これは、対向配置された2基のウーファーが互いのエネルギーを打ち消し合い、低音域の振動を大幅に削減しているためだろう。サブウーファーというと床が大きく振動するため、近隣への迷惑を考えると使いづらいところがあるが、その心配が軽減されているのは嬉しい点だ。
インテリアを強化するようなデザインの良さや、アップデートされたアプリのユーザビリティの高さも含め、Sonos Arc Ultraが1台あれば、満足できるライフスタイルを送れると判断できる。
しかし、Sonos製品の大きな魅力は “サウンドバーを買って終わり” ではないこと。同社から発売されている、他のスピーカーやサブウーファーを加えれば、本格的なサラウンドシステムを構築することができる。また、同社製ヘッドホンの「Sonos Ace」とのシームレスの連携も可能だ。
それもテレビとSonos Arc Ultraを接続して、サブウーファーやリアチャンネル用のスピーカーを設置したらアプリで設定するだけ。一般的なサラウンドシステム構築で必要なAVアンプがいらないだけでなく、Wi-Fi経由で音声を伝送できるので、スピーカーケーブルも不要だ。
ということで、今回はSonos Arc Ultraの発展性を試すべく、音元出版の試聴室に出向いた。試聴室に入ると、すでに機器がセッティング済みだったが、普段の試聴室と風景が違う。部屋全体の雰囲気がえらく洗練されているのだ。「デザインだけでも購入の価値がありそうだ」、と述べたら言い過ぎだろうか。
■同時発売「Sonos Sub 4」で低域だけでなく表現力も向上
改めて今回のコアとなるSonos Arc Ultraについて簡単に解説したい。本モデルはSonosのサウンドバーの最上位モデル。筐体寸法は7.5×118×11cm(高さ×幅×奥行)で、トゥイーターを7基とミッドレンジ/ウーファーを6基、そして小型のモーター4つで駆動する革新的なトランスデューサー技術「Sound Motion」を採用したウーファーユニットと、15基のクラスDアンプを内蔵し、単体でのチャンネル処理数も9.1.4chへと進化している。
まず、Arc Ultraの発売に合わせてデザインを刷新した、サブウーファー「Sonos Sub 4」を追加しよう。このサブウーファーは、バスレフ型構成の非常に美しい製品で、12.7cm×20.3cmの楕円形ウーファーを2基対向配置している。複数のウーファーを使用することで振動板面積を増やし、対向配置により振動を大幅に低減している。それぞれのユニットは独立したクラスDアンプによって駆動され、ペアリングされるスピーカーに応じて音響特性が自動的に調整される。
事前準備は、Sonosアプリを開いてサブウーファーを追加するだけ。グラフィカルな対話式メニューのため設定のストレスはない。多機能=使いづらいのでは?と考える方にとっては、この点は素晴らしいと思う。また、独自の音場補正機能「Trueplay」にも対応している。
まずはArc UltraとSub 4を連携させた状態で、Spotifyから音楽再生のクオリティをチェックする。また同時に1世代前の最上位サウンドバー「Sonos Arc」との聴き比べも実施した。
サブウーファーを足したことによって、明らかに低音域のレンジが伸び、クラシック、洋楽ポップス、邦楽とどのソースを聴いても、迫力が大きく向上している。低音域の質が上がると、音楽の表現力が大きく増してくれるのは嬉しい。
これは映像ソースの再生でも一緒で、『クワイエット・プレイス DAY1』(UHD-BD 4K/Dolby Atmos)でのクリーチャーの襲来シーンでは、サウンドバー単体での音と比べ、桁違いに迫力が増して、映画館で聴くような音に近づく。
低音域の周波数レンジは、Arc Ultra単体では50Hz付近だが、Sub 4を使用することで25Hz付近までの超低音域の表現が可能になるとのこと。その変化をダイレクトに実感できた。
また、2つの点に気がついた。まず1点目はArcとArc Ultra、つまり新旧のサウンドバーの組み合わせでは、予想以上に後者が優れていたことだ。サウンドバー単体での大きな音質差もあるが、Arc Ultraの方がサブウーファーとの低音域のつながりがシームレスだった。同じ世代のモデル同士の組み合わせだけあって、その完成度に驚かされた。
2点目は、サブウーファーから床に伝わる振動がほとんどないことだ。これは、対向配置された2基のウーファーが互いのエネルギーを打ち消し合い、低音域の振動を大幅に削減しているためだろう。サブウーファーというと床が大きく振動するため、近隣への迷惑を考えると使いづらいところがあるが、その心配が軽減されているのは嬉しい点だ。
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