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PR約1万3千円台の高コスパモデルを実機チェック

コンパクトボディに多機能を凝縮!装着感&音質も“満足度の高い”AVIOT新スタンダードTWS「TE-A1」レビュー

公開日 2025/02/13 06:30 野村ケンジ
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サウンド面に関しても、いくつかの特徴的な機能性を持ち合わせている。まず、BluetoothコーデックはAAC、SBCに加えてLDACにも対応。ハイレゾ相当の高音質で楽しむことができる。また、独自の空間オーディオ機能「3Dスペーシアルオーディオ」も搭載。広がり感のある音場表現を楽しむことが可能だ。

ドライバーは10mm口径のダイナミック型ユニットを採用する。完全ワイヤレスといえば一般的には6mm口径あたりが多く、10mm口径を搭載しつつ、この本体サイズを実現しているのは驚くばかり。AVIOTの技術力の高さを窺えるポイントともなっている。もうひとつ、低遅延モードもさりげなく用意。ゲームや映画鑑賞時などに重宝するので、こちらもありがたい。

コンパクト設計ながら大口径な10mmダイナミック型ドライバーを搭載

もうひとつ、スマホ専用アプリ「AVIOT SOUND ME」にも注目したい。こちら、ANCや低遅延/3Dスペーシアルオーディオを設定できることに加えて、10バンドのEQ調整も行える。

また、EQ設定のプリセットチューニングが一新されており、高中低それぞれの帯域を強調する「Bass Boost」「Mid Boost」「Treble Boost」に加え、耳元でささやかれるようなイメージの「ASMR」、動画コンテンツのセリフや迫力を楽しめる「MOVIE」、ライブ会場のような臨場感の「LIVE」など様々なタイプを追加されていて、好みに応じたサウンドを楽しむことができる。

「ASMR」「MOVIE」「LIVE」の新たなプリセットチューニングが追加

■試聴インプレッション。「クリアな中域と充実した量感の低域が特徴的」



さて、肝心のサウンドはというと、さすがAVIOTというべきか。機能性をいちばんのウリにしながらもなかなかに良質なサウンドが楽しめる。

音色傾向としては、クリアな中域と充実した量感の低域が特徴的。音場表現も、敢えてヴォーカルを突出させず、自然で纏まりのある空間が描かれている。ヴォーカルは清々しさとリアルさが同居していて、宇多田ヒカルが普段よりリラックスした、それでいて滑舌のよい歌声を聴かせてくれる。男性ヴォーカルとのマッチングもよく、米津玄師はほんの僅かにハスキーながら声の特徴がよく分かる、実体感のある歌声を聴かせてくれた。

低域表現のよさも特筆もの。量感は十分に確保されているが、フォーカスと広がり感、音色の心地よさ見事に調和されていて、印象的でいて、聴き心地の良いサウンドを実現している。おかげで、ベースやドラムは存在感のある演奏が楽しめ、グルーブ感もよい。ハードロックもJ-POPも楽しい、絶妙なチューニングに仕立てられている。

ハードロックもJ-POPも楽しい、絶妙なチューニングが魅力

もうひとつ、解像感の高さを高域だけに頼らない点もよい。解像感の高いイヤホンは高域が尖りがちになるが、ことTE-A1に関しては、全帯域に渡ってクリアさを追求しているためそういった音色にはならず、聴き心地の良いサウンドに纏まっている。良好な音質による聴き疲れのしにくさ、そんな音色傾向に対して大いに好感を持った。

最後に「3Dスペーシアルオーディオ」でも聴いてみた。こちらをオンにすると空間表現がスッと広がり、かつメリハリのよいサウンドに変化する。アクション映画などは、こちらのモードで聴くとより楽しさが増すかもしれない。

◇◇◇



このように、AVIOT「TE-A1」は高精度なANC機能やロングバッテリー、コンパクトながらワイヤレス充電対応の充電ケースなど、完全ワイヤレスイヤホンとして今どきのシチュエーションでも大変便利に使える機能性を持ちつつ、装着感や音質の面でも満足度の高い製品に仕上がっている。

低遅延モードや3Dスペーシアルオーディオなど、ユニークな機能を持ち合わせているのも楽しい。日常的に大いに活用したいと思える製品だ。是非とも実機を手に取り、その “よさ” を実感してみてほしい。

(提供:プレシードジャパン)

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