【連載】ガジェットTIPS
Wi-Fiルーターは最新製品を選ぶべき。その理由は?
女房と畳は新しいほうがいい、という家庭で使うと大問題になる格言がありますが、こと5GHz帯を使うルーター/Wi-Fi関連製品に関しては頷けるところがあります。法令の改正に伴う通信環境の変更がありうるため、同じ規格に対応したWi-Fiルーターであっても通信速度が変わる可能性があるからです。
最近の例でいえば、「144ch対応」が挙げられます。Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)やWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)は通信に5GHz帯を利用しますが、2019年7月の新電波法によりW56の対象周波数帯が拡大され、それまで利用できなかった144chが利用可能になりました。
この144ch対応は、Wi-Fi 6の運用性を高めるべく用意された経緯があります。5GHz帯にはW52とW53、W56という3つのチャンネルグループが用意されていますが、W56の周波数帯が拡大され144chが追加されたことにより、隣接する複数のチャネルを束ねて通信する「チャンネルボンディング」のバリエーションが増し、通信速度を高めることが可能になりました。
具体的には、帯域幅が20MHzのときは19から20へ、40MHzのときは9から10へ、80MHzのときは4から5へと利用できるチャンネル数が増えています。
Wi-Fi 4(IEEE 802.11n)で初めてサポートされたチャンネルボンディングは、Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)で束ねるチャンネル数が増え、その数が多いほど高速通信できるしくみになっています。つまり、同じWi-Fi 4/5対応をうたうWi-Fiルーターであっても、144chに対応するよう改良された製品のほうが高速です。
実際、新電波法施行後に発売されたWi-Fiルーターは、Wi-Fi 6対応かどうかに関係なく144chをサポートするものが存在します。メーカーによっては対応機種を公開しているところもありますから、機種選定時は参考にしてみましょう。
最近の例でいえば、「144ch対応」が挙げられます。Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)やWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)は通信に5GHz帯を利用しますが、2019年7月の新電波法によりW56の対象周波数帯が拡大され、それまで利用できなかった144chが利用可能になりました。
この144ch対応は、Wi-Fi 6の運用性を高めるべく用意された経緯があります。5GHz帯にはW52とW53、W56という3つのチャンネルグループが用意されていますが、W56の周波数帯が拡大され144chが追加されたことにより、隣接する複数のチャネルを束ねて通信する「チャンネルボンディング」のバリエーションが増し、通信速度を高めることが可能になりました。
具体的には、帯域幅が20MHzのときは19から20へ、40MHzのときは9から10へ、80MHzのときは4から5へと利用できるチャンネル数が増えています。
Wi-Fi 4(IEEE 802.11n)で初めてサポートされたチャンネルボンディングは、Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)で束ねるチャンネル数が増え、その数が多いほど高速通信できるしくみになっています。つまり、同じWi-Fi 4/5対応をうたうWi-Fiルーターであっても、144chに対応するよう改良された製品のほうが高速です。
実際、新電波法施行後に発売されたWi-Fiルーターは、Wi-Fi 6対応かどうかに関係なく144chをサポートするものが存在します。メーカーによっては対応機種を公開しているところもありますから、機種選定時は参考にしてみましょう。