【連載】ガジェットTIPS
携帯電話回線で固定電話の番号、使える?使えない?
かつてはどの家にも1台はあった「固定電話」。携帯電話/スマートフォンの普及により、最近では置かない家庭も増えましたが、 “家の玄関” だっただけに疎かにはできません。使う機会は減ったけれどそのままにしている、光回線に変えたけれど残している、という家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、毎月の基本料金はバカになりません。有線ですから、親機の設置場所も必要です。使うのはワイヤレス子機だからすべてワイヤレス化したい、できることなら携帯電話契約とまとめて管理したい、と考えるのも当然でしょう。
そんな悩ましい固定電話ですが、 “モバイル回線化” という手があります。KDDIの「ホームプラス電話」、ソフトバンクの「おうちの電話」、またはNTTドコモが2022年3月29日から提供開始した「homeでんわ」を利用すれば、NTT東日本/西日本の加入電話(電話加入権と結びついた固定電話番号)や、ひかり電話をそのままモバイル回線で使えるようになるのです。
導入もかんたん。サービスに申し込み、届いた専用端末をこれまで利用してきた固定電話機とつなげば準備OK、配線工事は必要ありません。近ごろ人気の5Gホームルータ(5G回線使い放題のWi-Fiルータ)を利用すれば、電話回線がない家でも馴染みの固定電話番号が使えるようになる、というメリットもあります。各社ともVoLTEを採用しているため、通話品質は上々です。
ただし、従来の固定電話とは異なる点も。たとえば、FAXは送受信とも利用できるものの、送信時には相手のFAX番号の前に「0009」を付けて発信しなければならず、受信はFAXデータセンターで一時預かりする方式(蓄積型)に変わります。110番や119番などの緊急通報も使えますが、相手には専用の電話番号(070や080などから始まる番号)が通知されるので注意しましょう。
しかし、毎月の基本料金はバカになりません。有線ですから、親機の設置場所も必要です。使うのはワイヤレス子機だからすべてワイヤレス化したい、できることなら携帯電話契約とまとめて管理したい、と考えるのも当然でしょう。
そんな悩ましい固定電話ですが、 “モバイル回線化” という手があります。KDDIの「ホームプラス電話」、ソフトバンクの「おうちの電話」、またはNTTドコモが2022年3月29日から提供開始した「homeでんわ」を利用すれば、NTT東日本/西日本の加入電話(電話加入権と結びついた固定電話番号)や、ひかり電話をそのままモバイル回線で使えるようになるのです。
導入もかんたん。サービスに申し込み、届いた専用端末をこれまで利用してきた固定電話機とつなげば準備OK、配線工事は必要ありません。近ごろ人気の5Gホームルータ(5G回線使い放題のWi-Fiルータ)を利用すれば、電話回線がない家でも馴染みの固定電話番号が使えるようになる、というメリットもあります。各社ともVoLTEを採用しているため、通話品質は上々です。
ただし、従来の固定電話とは異なる点も。たとえば、FAXは送受信とも利用できるものの、送信時には相手のFAX番号の前に「0009」を付けて発信しなければならず、受信はFAXデータセンターで一時預かりする方式(蓄積型)に変わります。110番や119番などの緊急通報も使えますが、相手には専用の電話番号(070や080などから始まる番号)が通知されるので注意しましょう。