【連載】ガジェットTIPS
完全ワイヤレスでスマホゲーム、遅延を気にするならどれを選ぶべき?
電車の中で周囲を見渡すと、ほとんどの方がスマホとにらめっこ。季節は秋ではないものの、隣は何をする人ぞ...ということでチラリ様子をうかがってみると、かなりの比率でゲームを楽しんでいるようです。しかも皆さんワイヤレスイヤホンを装着、音響対策も抜かりありません。
ワイヤレスイヤホンをゲーム用に使う場合、注意点が。そう、遅延(レイテンシー)の発生です。音声をBluetoothで伝送する場合、データ圧縮/展開などの都合上ある程度の遅延は避けられません。シューティングゲームのようにわずかな遅延でも命取りになりかねない場合、ワイヤレスイヤホンの使用は避け、有線イヤホンを選ぶべきでしょう。
それでもワイヤレスがいい、ケーブルが絡まることは耐えられないという場合、低遅延モードを装備したワイヤレスイヤホンを選ぶことになりますが、実際のところどうなのか。自分のスマホでも効果がある? そもそも遅延は完全になくなる? その点、はっきりさせておきたいですよね。
いわゆる「ゲームモード」を搭載しているワイヤレスイヤホンの場合、ゲームモードに切り替えると「遅延の低減を期待」できるようになります。多くの製品はそのとき通信に利用しているオーディオコーデックのままモードが切り替わり、おおむね低遅延に(遅延が発生しにくく)なります。ただし、消費電力は若干増え、音途切れが発生しやすくなる傾向があります。
このゲームモードは、どのスマートフォン/アプリでも効果があるわけではありません。詳細は非公開の技術が使われていることが多く、メーカーによってその効果も異なります。ユーザー側の感覚として、実際に使いながら遅延の低減を感じとるしかありません。
なお、オーディオコーデック「aptX-LL」に対応したスマートフォンとワイヤレスイヤホンを利用すると、明らかな遅延低減効果を期待できます。aptX-LLはレイテンシー40ms未満を目標に設計されているため、100ms超えが珍しくない他のコーデックとは体感レベルで差があります。
ただしaptX-LL対応のワイヤレスイヤホンは数が少ないため、aptX-LLを置き換えうる新技術とされる「aptX Adaptive」(遅延50-80ms程度)で統一するほうが現実的かもしれません。aptX Adaptive対応のスマートフォン/完全ワイヤレスイヤホンは、たくさんの選択肢がありますよ。
ワイヤレスイヤホンをゲーム用に使う場合、注意点が。そう、遅延(レイテンシー)の発生です。音声をBluetoothで伝送する場合、データ圧縮/展開などの都合上ある程度の遅延は避けられません。シューティングゲームのようにわずかな遅延でも命取りになりかねない場合、ワイヤレスイヤホンの使用は避け、有線イヤホンを選ぶべきでしょう。
それでもワイヤレスがいい、ケーブルが絡まることは耐えられないという場合、低遅延モードを装備したワイヤレスイヤホンを選ぶことになりますが、実際のところどうなのか。自分のスマホでも効果がある? そもそも遅延は完全になくなる? その点、はっきりさせておきたいですよね。
いわゆる「ゲームモード」を搭載しているワイヤレスイヤホンの場合、ゲームモードに切り替えると「遅延の低減を期待」できるようになります。多くの製品はそのとき通信に利用しているオーディオコーデックのままモードが切り替わり、おおむね低遅延に(遅延が発生しにくく)なります。ただし、消費電力は若干増え、音途切れが発生しやすくなる傾向があります。
このゲームモードは、どのスマートフォン/アプリでも効果があるわけではありません。詳細は非公開の技術が使われていることが多く、メーカーによってその効果も異なります。ユーザー側の感覚として、実際に使いながら遅延の低減を感じとるしかありません。
なお、オーディオコーデック「aptX-LL」に対応したスマートフォンとワイヤレスイヤホンを利用すると、明らかな遅延低減効果を期待できます。aptX-LLはレイテンシー40ms未満を目標に設計されているため、100ms超えが珍しくない他のコーデックとは体感レベルで差があります。
ただしaptX-LL対応のワイヤレスイヤホンは数が少ないため、aptX-LLを置き換えうる新技術とされる「aptX Adaptive」(遅延50-80ms程度)で統一するほうが現実的かもしれません。aptX Adaptive対応のスマートフォン/完全ワイヤレスイヤホンは、たくさんの選択肢がありますよ。