光るスマホ VS 折りたためるスマホ
最新スマホで自由研究!今注目の「Nothing phone(1)」「Galaxy Z Flip4」を個人的主観で比較してみた
このほか、Galaxy Z Flip4の防水性能はなんとIPX8!水深1.5mに沈めておよそ30分経過しても問題なく使用できるというハイレベル仕様。防水性については前述したとおり、さほど重要視しない国もあるが、日本では重要な製品ポイントでもある。実際ここまで高い防水性を持たせなければ、サイズや性能面でもさらに強化できるとも考えられるが、何より「ユーザーに安心して製品を使ってもらうこと」を優先した製品開発の結果なのだという。
なお、Galaxy Harajukuで展示されている新製品は、いずれもグローバル仕様のため、日本展開時には仕様が変わる可能性もあるので、こちらも留意されたい。
さて、実際にまだ使ったことはないのだが、Zシリーズも4世代目となると「折りたためる」こと自体の物珍しさは薄れてきたかもしれない。Galaxyとしても、折りたたみスマートフォンの技術力や性能の高さよりも、「実際にどんな使い方ができるの?」という点の訴求に力を入れているという。たとえば上述したように、フレックスモードを活用してハンディカメラのようにビデオ撮影したり、机に置いて動画を見たりセルフィー撮影をしたり、「折りたためるからこそ楽しめること」は色々ありそう。
カラバリについて、筆者の大好物な紫カラーの正式名称はボラパープルで、このほかブラックに近い印象のグラファイト、女性人気の高そうなピングゴールド、そして爽やかなブルーの4色展開が発表されている。
このひっそりと登場した「ブルー」、突然どうした可愛いな!紫が大好きなわりにiPhoneも結局パープル買わなかったし、昔PSPを買おうとしてラベンダー・パープルがどうしても無くてフェリシア・ブルーにして結果気に入ってたし、これはブルーの線もあり。日本展開するかはさておき……。
ちなみに、普通のスマホのように胸ポケットに入れにくい…と思う人もいるかもしれないが、ポケットに入らずとも挟み込むことができて、下を向いた際に通常より落としにくいとか。メリットと捉えるかはさておき、今までとは別物の使い勝手を体験できることは間違いない。
むしろGalaxy Z Flip4は、見せて持ち歩く方がスタンダードかもしれない。ケースなどにチャームをつけたりして “デコ電” 化するのも人気だとか。好きなカラーなどで統一して “推し活” を楽しむ人も多いそうだ。また、ケースにストラップをつけ、ミニバッグのように持ち歩く若者の先頭的ユーザーもいるらしい。JBLのアンバサダーDoja Catがデコレーションしたポータブルスピーカーを持っていたように、BalenciagaとBang & Olufsenのコラボ「The Speaker Bag」が登場したように、ガジェットをバッグに見立てるのは流行りなのかもしれない。
さらにGalaxyでは、世界的人気グループ・BTSとコラボレーション。BTSのグループカラーということもあって、Galaxy Z Flip4のボラパープルをメインに使用した紫一色な展示イベントが、8月13日から行われている。
「Galaxy Harajuku」のほか、東京ミッドタウンの特設スペースでも同様のイベントを実施。台風の影響で8月13日は中止となったものの、8月14日からはスタートしているので、こちらでも製品体験可能だ。
展示される新製品は、Galaxy Z Flip4と同時に発表されたGalaxy Z Fold4、完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2 Pro」、スマートウォッチ「Galaxy Watch5」も先行展示。なお、これらもグローバルモデルのため、日本展開時に仕様が変わる可能性はある。
Galaxy Z Fold4はより持ちやすくなった印象で、ベゼルが狭くなり、画面表示は若干大きくなっているとのこと。タブレットと合体化したようなGalaxy Z Foldシリーズは、特に30 - 40代くらいのビジネスマンユーザーが多く、別売りとなる「Sペン」との最強セットが人気という。やはり開いた時の大画面の迫力がすごい。
次ページ8月14日(日)おおよそ晴れ:「Nothing phone(1)」と「Galaxy Z Flip4」を比較検討