アルカリとマンガン乾電池、液漏れしたら“より”危険なのはどっち?
一般的に、アルカリ乾電池の電解液は水酸化カリウムが主成分で、とても強いアルカリ性を示します。漏れた液が肌に付着した場合は化学やけどに、眼に入った場合は失明につながりかねないほど強力ですから、慎重に対処しましょう。
一方のマンガン乾電池は、塩化亜鉛の水溶液を電解液として利用するものがほとんどです。性質は弱酸性で、アルカリ乾電池のものと比較すると毒性は低く、漏れた液に触れたとしてもダメージはより小さいといえるでしょう。
乾電池の液漏れを発見したときには、防水性の手袋をつけティッシュペーパーで拭き取ります。おおむね拭き取ったあとは、湿らせたティッシュペーパーでしっかり拭くと安心です。万が一肌に付着してしまった場合は、大量の清水で洗い流しましょう。比較的危険が少ないマンガン乾電池も、眼の粘膜など敏感な部分に付着すると悪影響があるため、同じく慎重に対処すべきです。