公開日 2013/04/09 10:10
ルーカス脚本/制作総指揮の『ウィロー』初BD化記念! 主役のワーウィック氏独占インタビュー
『ウィロー』撮影秘話から、最新映画シーンに対する思いまで
ジョージ・ルーカスが脚本・制作総指揮、ロン・ハワードが監督を手がけた1988年公開のファンタジー映画『ウィロー』が初ブルーレイ化し、20世紀FOXから4月10日に発売される。今回のブルーレイ化は、本作が初公開から今年で25周年を迎えることを記念したもの(関連ニュース)。
本記事では、同作の初ブルーレイ化を記念し、主役のウィロー・アフグットを演じたワーウィック・デイビス氏の独占インタビューをお届けする。
■ジョージ・ルーカスがワーウィック氏のために書いたウィロー役
−− 『ウィロー』は何度も見ていますが、最近また見直しました。すごく楽しかったです。まず最初にこの役についてお聞きしたいのですが、この役はあなたのために書かれたんですよね? あなたが最初にこの役をオファーされた時は、どう思いましたか?
ワーウィック・デイビス氏(以下、W): そうだね、とても興奮したよ。でもそんなに簡単にいったわけじゃないんだ。ジョージ・ルーカスが最初にこのアイディアを僕の母に伝えたのは1984年頃だった。その当時彼が言ったのは、「ワーウィックはこの役をやるのにまだ十分な年齢に達していないけど、あと数年のうちにこの作品をやることになる」ってことだった。
その後1987年に、僕はロン・ハワードとジョージ・ルーカスとのミーティングに呼ばれてね。彼らは僕にこの映画『ウィロー』のことを話したんだ。でもジョージは僕のことを想定してこの役を書いたけど、監督をするロンは他のアイディアを持っていて、僕がこの役をこなすことが出来るかを確認したかったんだ。映画の中で、2人の子供がいる年齢のキャラクターを、僕が説得力を持って演じることが出来るかどうかをね。
それで僕は、世界中から来た他の多くの役者たちと一緒にオーディションを受けて、役を勝ち取らないといけなかった。ジョージ・ルーカスは僕の側にいた。そして僕は、オーディションでこの役を勝ち取ったんだ。エキサイティングな時だったよ。自分がそれをなんとかこなし、役を勝ち取ったことをとても誇りに感じている。
■「映画は壮大なアドベンチャーだけど、映画作りも壮大なアドベンチャー」
−− あなたはこの作品を、イギリスやニュージーランドで4月から10月まで撮影したわけですが、最高の思い出はなんですか? すごく規模の大きな作品ですが。
W: そう、巨大だったよ。映画は壮大なアドベンチャーだけど、映画作りも壮大なアドベンチャーで、精神的にも肉体的もとてもチャレンジングだった。僕らはロンドンからスタートし、3つの大陸で撮影した。ニュージーランドでも数ヶ月撮影し、アメリカでも撮影した。それは当時、体力的に僕を試すことになった。馬に乗ることを学んだり、とても厳しい状況に耐えることでもあったよ。ニュージーランドでは凍えるような寒さだった。僕は本当にとてもタフだったと思う。多くのスタントをこなさないといけなかったしね。たくさんのアクション・シークエンスがあって。
さらに、“映画全体が僕や僕の演技にかかっている”というのは、僕にとって初めてのことだったんだ。この作品の前と言えば、僕はマスクの後ろに隠れていたりしたしね。この作品は僕にとっては新しいスタートだったんだ。僕の顔を観客が観るわけで、僕の微妙なニュアンスの芝居がこの映画のすべてだったんだ。
本記事では、同作の初ブルーレイ化を記念し、主役のウィロー・アフグットを演じたワーウィック・デイビス氏の独占インタビューをお届けする。
■ジョージ・ルーカスがワーウィック氏のために書いたウィロー役
−− 『ウィロー』は何度も見ていますが、最近また見直しました。すごく楽しかったです。まず最初にこの役についてお聞きしたいのですが、この役はあなたのために書かれたんですよね? あなたが最初にこの役をオファーされた時は、どう思いましたか?
ワーウィック・デイビス氏(以下、W): そうだね、とても興奮したよ。でもそんなに簡単にいったわけじゃないんだ。ジョージ・ルーカスが最初にこのアイディアを僕の母に伝えたのは1984年頃だった。その当時彼が言ったのは、「ワーウィックはこの役をやるのにまだ十分な年齢に達していないけど、あと数年のうちにこの作品をやることになる」ってことだった。
その後1987年に、僕はロン・ハワードとジョージ・ルーカスとのミーティングに呼ばれてね。彼らは僕にこの映画『ウィロー』のことを話したんだ。でもジョージは僕のことを想定してこの役を書いたけど、監督をするロンは他のアイディアを持っていて、僕がこの役をこなすことが出来るかを確認したかったんだ。映画の中で、2人の子供がいる年齢のキャラクターを、僕が説得力を持って演じることが出来るかどうかをね。
それで僕は、世界中から来た他の多くの役者たちと一緒にオーディションを受けて、役を勝ち取らないといけなかった。ジョージ・ルーカスは僕の側にいた。そして僕は、オーディションでこの役を勝ち取ったんだ。エキサイティングな時だったよ。自分がそれをなんとかこなし、役を勝ち取ったことをとても誇りに感じている。
■「映画は壮大なアドベンチャーだけど、映画作りも壮大なアドベンチャー」
−− あなたはこの作品を、イギリスやニュージーランドで4月から10月まで撮影したわけですが、最高の思い出はなんですか? すごく規模の大きな作品ですが。
W: そう、巨大だったよ。映画は壮大なアドベンチャーだけど、映画作りも壮大なアドベンチャーで、精神的にも肉体的もとてもチャレンジングだった。僕らはロンドンからスタートし、3つの大陸で撮影した。ニュージーランドでも数ヶ月撮影し、アメリカでも撮影した。それは当時、体力的に僕を試すことになった。馬に乗ることを学んだり、とても厳しい状況に耐えることでもあったよ。ニュージーランドでは凍えるような寒さだった。僕は本当にとてもタフだったと思う。多くのスタントをこなさないといけなかったしね。たくさんのアクション・シークエンスがあって。
さらに、“映画全体が僕や僕の演技にかかっている”というのは、僕にとって初めてのことだったんだ。この作品の前と言えば、僕はマスクの後ろに隠れていたりしたしね。この作品は僕にとっては新しいスタートだったんだ。僕の顔を観客が観るわけで、僕の微妙なニュアンスの芝居がこの映画のすべてだったんだ。
次ページワクワクした特撮 −「特撮の仕事とは、豊かな想像力を持つということ」
関連リンク
トピック
-
10万円台でハイコスパなAVアンプ/HDMIプリメインをガチ比較!デノン/マランツの厳選機種を一斉レビュー
-
銅製ボディには “確かな音質の違い” がある!「A&ultima SP3000T Copper」を聴き比べ
-
使いやすくて、歌声なめらか。カジュアルDAP「ACTIVO P1」をボーカル中心に聴き込んだ
-
“ビッグサイズ・4K Mini LED液晶レグザ”、「Z990R」「Z770N」のプロも認める高画質を堪能
-
ハーマンカードン「Enchant 1100」の魅力をリビングで検証! 音もデザインも“洗練”されたサウンドバー
-
ダイナミック&BA&骨伝導の“トライブリッド・サウンド”!Empire Ears TRITONレビュー
-
新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
-
天井投写もラクラクのボトル型モバイルプロジェクターJMGO「PicoFlix」を使いこなす
-
高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOT完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
クローズアップCLOSEUP
-
10万円台でハイコスパなAVアンプ/HDMIプリメインをガチ比較!デノン/マランツの厳選機種を一斉レビュー
-
銅製ボディには “確かな音質の違い” がある!「A&ultima SP3000T Copper」を聴き比べ
-
使いやすくて、歌声なめらか。カジュアルDAP「ACTIVO P1」をボーカル中心に聴き込んだ
-
“ビッグサイズ・4K Mini LED液晶レグザ”、「Z990R」「Z770N」のプロも認める高画質を堪能
-
ダイナミック&BA&骨伝導の“トライブリッド・サウンド”!Empire Ears TRITONレビュー
-
新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
-
天井投写もラクラクのボトル型モバイルプロジェクターJMGO「PicoFlix」を使いこなす
-
高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOT完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
アクセスランキング
RANKING
12/19 12:00 更新