公開日 2023/01/05 18:24
エソテリック、ステレオパワーアンプの新フラグシップ「Grandioso S1X」。「M1X」の設計とサウンドを踏襲
「ESOTERICが考えるクラスAステレオアンプの理想を実現」
エソテリックは、同社オーディオ製品のフラグシップ“Grandiosoシリーズ”から、クラスA ステレオパワーアンプ「Grandioso S1X」を3月に発売する。価格は3,300,000円(税込)。
2015年に発売した「Grandioso S1」の後継モデルとして、モノラルパワーアンプ「Grandioso M1X」(以下、M1X)の設計とシグネチャーサウンドを受け継いで開発されたステレオパワーアンプ。
出力こそモノパワーアンプのM1Xに及ばないものの、シグネチャーサウンドである「音楽の持つ力、その全てを解き放つ躍動感」「雄大なスケール感」を踏襲。さらに、M1Xの半分のスペースファクターと、クラスAならではの透明感あふれる緻密な表現力という新たな長所を備えており、同社では本モデルを「ESOTERICが考えるクラスAステレオアンプの理想を実現するマイルストーンモデル」と謳っている。
新設計のクラスAドライブステージは、大容量バイポーラトランジスターによるシンプルな5パラレルプッシュプル駆動を採用。クラスA(動作領域50W/8Ω)ならではの緻密かつ透明感のあるサウンドを備えつつ、大容量バイポーラ素子や強力な電源部などを採用することでダイナミズムの両立も図った。
入力端子は、XLR/RCA各1系統ずつに加え、同社独自の電流伝送方式「ES-LINK Analog」を1系統搭載。プリ - パワー間伝送で一般的な電圧伝送に比べ、約100倍の電流にて伝送することでノイズの影響を低減し、音楽のエネルギーを余すことなく伝えられるとしている。
電源部には、本来必要な性能を遥かに上回る大容量のトロイダル・トランスを搭載。動的な電流供給の変化に対する追随性を大幅に高めることで、ダイナミックかつ開放感にあふれるサウンドを追求した。なお、あえてケースを外したベアマウントとすることで、電流の流れを抑制する要素を可能な限り排除している。
また、ドライブ段とは独立したプリドライブ段(電圧増幅段)専用の電源部を搭載。プリアンプからの微弱な信号を扱うプリドライブ段と、電流変動の大きいドライブ段の干渉を防ぎ、解像度を向上させている。加えて、ドライブ/プリドライブ段とは独立したコントロール用のRコア電源トランスも搭載。この前段/ドライブ段/制御系で分かれた3トランス構成により、ノイズの低減を徹底したという。
ほかにも電源部には、チャンネルセパレーションと解像度を高めるため、電源整流回路は左右独立デュアルモノ構成を採用。ブロックコンデンサーも10,000μFのGrandiosoカスタムコンデンサーを6本、デュアルモノ&パラレル構成で搭載することで、音楽信号への追随性およびダイナミズムを高めた。
内部配線には巨大な純銅製バスバーやボルト接続の極太ケーブルを用い、また最短かつシンプルな信号経路を徹底することで、内部インピーダンスを大幅に低減。電源供給のレスポンスを最大限に高めた。その一方、入力系統ごとに独立した新設計バランスアンプを備え、増幅段までバランス伝送を行うことでノイズを抑制。入力切り替え用FETスイッチなどの部品も厳選し、パワフルさだけでなく繊細な表現力も実現したとする。
本モデルを2台組み合わせ、それぞれモノラルパワーアンプとして使う「バイアンプモード」にも対応。マルチウェイスピーカーのHF/LFユニットを個別のパワーアンプで駆動することができ、より解像度の高い再生が可能だという。
シャーシは剛性と柔軟性のバランスを重視して設計し、音質に影響を及ぼす内部振動のコントロールを最適化。例として、エンクロージャーには高剛性のアルミニウムブロックを多用して共振を抑える一方で、トップパネルにはハニカム形状の開口部を備えた「デュアル・ハニカム・グリル」を採用、排熱性と軽量性をギリギリまで追求している。開口部のレイアウトも、排熱性と優雅な外観の両立を目標にデザインしたとのこと。
定格出力は50W+50W(8Ω、A級動作)/100W+100W(4Ω)。適合インピーダンスは4Ω - 16Ω。周波数特性は5Hz - 100kHz(+0dB、ー3dB、8Ω)、S/Nは109dB(XLR)、歪率は0.006%(1kHz、8Ω、50W)。ゲインは28.5dB(XLR)/34.5dB(RCA)。
消費電力は310W(無信号時270W)。外形寸法は491W×221H×536Dmm、質量は48kg。
2015年に発売した「Grandioso S1」の後継モデルとして、モノラルパワーアンプ「Grandioso M1X」(以下、M1X)の設計とシグネチャーサウンドを受け継いで開発されたステレオパワーアンプ。
出力こそモノパワーアンプのM1Xに及ばないものの、シグネチャーサウンドである「音楽の持つ力、その全てを解き放つ躍動感」「雄大なスケール感」を踏襲。さらに、M1Xの半分のスペースファクターと、クラスAならではの透明感あふれる緻密な表現力という新たな長所を備えており、同社では本モデルを「ESOTERICが考えるクラスAステレオアンプの理想を実現するマイルストーンモデル」と謳っている。
新設計のクラスAドライブステージは、大容量バイポーラトランジスターによるシンプルな5パラレルプッシュプル駆動を採用。クラスA(動作領域50W/8Ω)ならではの緻密かつ透明感のあるサウンドを備えつつ、大容量バイポーラ素子や強力な電源部などを採用することでダイナミズムの両立も図った。
入力端子は、XLR/RCA各1系統ずつに加え、同社独自の電流伝送方式「ES-LINK Analog」を1系統搭載。プリ - パワー間伝送で一般的な電圧伝送に比べ、約100倍の電流にて伝送することでノイズの影響を低減し、音楽のエネルギーを余すことなく伝えられるとしている。
電源部には、本来必要な性能を遥かに上回る大容量のトロイダル・トランスを搭載。動的な電流供給の変化に対する追随性を大幅に高めることで、ダイナミックかつ開放感にあふれるサウンドを追求した。なお、あえてケースを外したベアマウントとすることで、電流の流れを抑制する要素を可能な限り排除している。
また、ドライブ段とは独立したプリドライブ段(電圧増幅段)専用の電源部を搭載。プリアンプからの微弱な信号を扱うプリドライブ段と、電流変動の大きいドライブ段の干渉を防ぎ、解像度を向上させている。加えて、ドライブ/プリドライブ段とは独立したコントロール用のRコア電源トランスも搭載。この前段/ドライブ段/制御系で分かれた3トランス構成により、ノイズの低減を徹底したという。
ほかにも電源部には、チャンネルセパレーションと解像度を高めるため、電源整流回路は左右独立デュアルモノ構成を採用。ブロックコンデンサーも10,000μFのGrandiosoカスタムコンデンサーを6本、デュアルモノ&パラレル構成で搭載することで、音楽信号への追随性およびダイナミズムを高めた。
内部配線には巨大な純銅製バスバーやボルト接続の極太ケーブルを用い、また最短かつシンプルな信号経路を徹底することで、内部インピーダンスを大幅に低減。電源供給のレスポンスを最大限に高めた。その一方、入力系統ごとに独立した新設計バランスアンプを備え、増幅段までバランス伝送を行うことでノイズを抑制。入力切り替え用FETスイッチなどの部品も厳選し、パワフルさだけでなく繊細な表現力も実現したとする。
本モデルを2台組み合わせ、それぞれモノラルパワーアンプとして使う「バイアンプモード」にも対応。マルチウェイスピーカーのHF/LFユニットを個別のパワーアンプで駆動することができ、より解像度の高い再生が可能だという。
シャーシは剛性と柔軟性のバランスを重視して設計し、音質に影響を及ぼす内部振動のコントロールを最適化。例として、エンクロージャーには高剛性のアルミニウムブロックを多用して共振を抑える一方で、トップパネルにはハニカム形状の開口部を備えた「デュアル・ハニカム・グリル」を採用、排熱性と軽量性をギリギリまで追求している。開口部のレイアウトも、排熱性と優雅な外観の両立を目標にデザインしたとのこと。
定格出力は50W+50W(8Ω、A級動作)/100W+100W(4Ω)。適合インピーダンスは4Ω - 16Ω。周波数特性は5Hz - 100kHz(+0dB、ー3dB、8Ω)、S/Nは109dB(XLR)、歪率は0.006%(1kHz、8Ω、50W)。ゲインは28.5dB(XLR)/34.5dB(RCA)。
消費電力は310W(無信号時270W)。外形寸法は491W×221H×536Dmm、質量は48kg。