シャープ、1ビット技術を採用したオールインワンシアターシステム

<左>シャープ（株）常務取締役 濱野稔重氏　<右>SD-AT100にAQUOSを組みあわせた例

●シャープは、独自開発の1ビットデジタルアンプを搭載した1ビットシアターシステムAuvi（アウビィ）「SD-AT100」を11月19日より発売する。価格は120,000円。
　
1ビットデジタルアンプ技術は、CDの64倍に相当する1秒間約280万回の超高速サンプリングと△Σ（デルタシグマ）変調方式により、原音の忠実な再現を可能にする技術。アナログ増幅に比べて、省エネルギー化と小型化設計を可能にする。

本機は、省スペース特性を活かした奥行き約11cmの薄型ボディに5.1チャンネルの1ビットデジタルアンプとDVDビデオプレーヤーを搭載、液晶テレビなどの薄型ディスプレイとマッチする。

また、DTS/AAC/ドルビープロロジックIIなどのサウンドデコーダーを各種搭載し、最新のデジタル音声フォーマットに対応する。

同梱のスピーカーは、フロント・センター用が8cm・4cmのユニットを搭載した2ウェイ、サラウンド用が8cm1ウェイ。サブウーファーには16cmウーファーが搭載されている。各チャンネルとも25Wの出力を誇る。

音声入力端子は、デジタルが光1系統、アナログはステレオで1系統。映像の出力には、RCA、S端子のほかD1端子も装備されている。

本日行われた記者発表会では、同社の常務取締役 濱野稔重氏が挨拶を行い、本機がAQUOSにベストマッチなシアターシステムであることを強調。小型・高音質な新しいオーディオスタイルを提案する、と力強く宣言した。さらに濱野氏は、2003年中に、同社のオーディオ関連機器すべてに1ビット技術を搭載すると明言。同技術にかける意気込みが伝わってきた。（Phile-web編集部）