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公開日 2004/12/06 18:24
ビクター、トウモロコシでんぷんを使った「環境にやさしいDVDディスク」を開発
●日本ビクター(株)は、トウモロコシのでんぷんから合成されたポリ乳酸を使用した「環境に優しいDVDディスク」を開発したことを明らかにした。
今回の製品に採用されたポリ乳酸とは、トウモロコシなどのでんぷんを用いて合成された植物原料由来のプラスチックであり、地球温暖化の原因である温室効果ガス増加の抑制や、枯渇資源である石油の消費量節減など、環境負荷低減に役立つ原料として注目されている。
一方で、従来の透明なポリ乳酸は、石油を原料としたプラスチックに比べ耐熱性が低く、光ディスクの基板として用いるのが困難とされてきたが、今回ビクターでは同社の独自技術により、ポリ乳酸を主成分としながらも、耐熱性に優れた光ディスク用透明プラスチックを開発するとともに、ナノテクノロジーを駆使した高度なディスク製造技術により、室内使用時において実用可能な信頼性を獲得することができたという。
本DVDディスクではさらに、通常のDVDディスクと同様の射出成形方式で微小な信号ピットを形成することにより、高い量産性が実現できるという。本技術をDVDディスクのみならず、CDやブルーレイディスクなどの光ディスクに適用することも可能であるようだ。
同社は、今回開発したディスクの試作品を12月9日から東京ビッグサイトで開催される展示会「エコプロダクツ2004」にて参考展示する予定だ。
【問い合わせ先】
日本ビクター(株)
広報室
TEL/03-3289-2813
(Phile-web編集部)
今回の製品に採用されたポリ乳酸とは、トウモロコシなどのでんぷんを用いて合成された植物原料由来のプラスチックであり、地球温暖化の原因である温室効果ガス増加の抑制や、枯渇資源である石油の消費量節減など、環境負荷低減に役立つ原料として注目されている。
一方で、従来の透明なポリ乳酸は、石油を原料としたプラスチックに比べ耐熱性が低く、光ディスクの基板として用いるのが困難とされてきたが、今回ビクターでは同社の独自技術により、ポリ乳酸を主成分としながらも、耐熱性に優れた光ディスク用透明プラスチックを開発するとともに、ナノテクノロジーを駆使した高度なディスク製造技術により、室内使用時において実用可能な信頼性を獲得することができたという。
本DVDディスクではさらに、通常のDVDディスクと同様の射出成形方式で微小な信号ピットを形成することにより、高い量産性が実現できるという。本技術をDVDディスクのみならず、CDやブルーレイディスクなどの光ディスクに適用することも可能であるようだ。
同社は、今回開発したディスクの試作品を12月9日から東京ビッグサイトで開催される展示会「エコプロダクツ2004」にて参考展示する予定だ。
【問い合わせ先】
日本ビクター(株)
広報室
TEL/03-3289-2813
(Phile-web編集部)