HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2006/04/14 09:05
ケーブルブランド探訪記(JORMA DESIGN編その5 No.3インターコネクト)
No.3インターコネクト |
相違点は導体の純度であり、純度99.9999%の酸素だけではなく他の不純物も取去った銅を採用している。ただしその他、構造やシールド構造等は共通である。上位モデルの高度な技術と精度を受け継いだシリーズとなっている。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
「No.3」インターコネクト(RCAorXLR)
1.0mペア:\92,400
1.5mペア:\113,400
2.0mペア:\134,400
2.5mペア:\155,400
3.0mペア:\176,400
0.5m追加:\21,000
■「ヨルマ・デザイン」のプロフィール
「JORMA DESIGN」(ヨルマ・デザイン)はスウェーデンのイエデポリにて2002年に設立された新興メーカー。創設者はケーブルデザイナーでもあるヨルマ・コスキ氏。同氏はレコーディングソースの信号を正確に伝送し、オリジナルの音源をそのまま蘇らせるオーディオケーブルを世に送り出すことを目的に開発を始めた。これを実現するため、精度の高い設計と世界最高峰の素材を用い、細心の注意を払い音質上のマッチングを行っている。また、工場出荷前に厳格なテストを個別に行い、その高い基準をクリアしたものだけが出荷を許されている。同ブランド製品の大きな特徴はチューブ状の導体構造と、錫メッキ銅の編線シールドにある。また、ラインアップとしては上位クラスのNo.1からエントリークラスのNo.3まで3つのグレートがあるが、特にNo.1シリーズに関しては「バイビー・クアンタム・ピューリファイアー」というフィルター状のケースが装着されている。このケースに関して詳細は明らかではないが、音に対する一切の悪影響を排除し、歪みを最小限化する効果がある。
■ケーブルの特徴
●導体について
同ブランド製品の最大の特徴ともいえるのが、チューブ状の導体構造である。多数の特殊極細セラミックグラスファイバー群を中心軸とし、その周りに高純度な銅糸(導体群)を正確に巻き付けている。これによって結果的に導体は壁厚0.1oのチューブを形成していることになる。このようなチューブ構造は表皮効果を減らし、倍音情報がより正確になり、音質の向上に多大な効果をもたらすだけでなく、通常の使用ではまず破損することのない強度を実現。その強度は自動車1台分を持ち上げられるまでに至っているという。また、絶縁に関しては6,000Vもの耐圧試験に合格している。
●シールドについて
さらに、同ブランドのケーブルは錫メッキ銅の高密度編線シールドを採用することで、高周波障害(RFI)と電磁界障害(EMI)を排除している。RFIとEMIはオーディオ信号を汚すことなく約98%まで取り除くことが可能になった。また、このシールドには防振効果もあり、マイクロフォニック現象を抑えることができる。
関連リンク
トピック
- ブランドJORMA DESIGN
- 型番No.3インターコネクト
- 価格\92,400(1mペア・税込/RCAorXLR)