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公開日 2007/01/08 14:38

<CES2007>サムスン「デジタルTVで世界No.1に」 − BDプレーヤー第2弾も発表

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サムスン電子CEOのGee Sung Choi氏
現地時間の7日、ラスベガスのVenetial Hotelにて、サムスン電子のプレスコンファレンスが開かれた。例年、超大型の薄型テレビなど“サプライズ”を用意している同社だけに、多くの報道陣が詰めかけた。

先に言ってしまうと、例年のような“世界最大の○○”や“世界初の○○”というような製品は、今年は発表されなかった。北米や欧州では高いブランドイメージを誇る同社だけに、世間の耳目を集めるためだけのパフォーマンスにはもう手を出さない、ということなのだろうか。

ただし、プレゼンテーションでは強気の発言が続出。特に薄型テレビにかける意気込みは凄まじく、サムスン電子CEOのGee Sung Choi氏は、「我々は既に全米でナンバーワンのLCDテレビメーカーになっている。2007年の目標はシンプル。フラットテレビ、LCDテレビ、デジタルテレビの3分野で、すべて世界一になることだ」と述べた。


液晶テレビだけでなく、北米ではDLPリアプロにも力を入れている

サムスンの2007年の目標はシンプル。薄型テレビ、液晶テレビ、デジタルテレビのすべてでナンバーワンになること

直近では、世界市場の15.2%をサムスン電子の液晶テレビが占めるという
そのほかChoi氏は、同社がNFLのオフィシャルHDTVパートナーとなったことや、昨年に世界初のBDプレーヤーを発売したこと、またUltra Micro PCやカラーレーザープリンターなど、IT分野でも好調なことをアピール。特にモバイルTVについては、「韓国では300万台のモバイルTVが普及している」とし、韓国国外でも積極的に展開することを表明した。

同社液晶テレビの新技術については、バイス・プレジデントのDr.David Steel氏から説明があった。同氏によると、サムスンでは薄型テレビの画質を高めるため、様々な新技術を開発しているとのこと。まずコントラストを高める取り組みでは、「Super Clear」技術や、100,000対1というコントラストを実現する「Local Dimming」、さらに明所コントラスト550対1を実現する「Ultra Filter Bright」などを開発した。

コントラストを高める「SuperClear」技術

同じく「Ultra Filter Bright」技術

また、動画解像度を高める取り組みでは、日本のいくつかのメーカーも採用している120Hz駆動を採用。さらに、色調改善技術としてLEDバックライトの採用や、「Wide Color Enhancer」の搭載などを図っていくとした。

またSteel氏は、「サムスンの薄型テレビは、ネットワーク&コネクティビティーにも優れている」と説明。HDMI端子で薄型テレビと関連機器を接続し、リモコン1つでコントロールできる「AnyNet Plus」を、主要製品に採用する。松下電器のビエラリンクと同じような機能だ。ユニークなのは、テレビにBluetoothを採用すること。「テレビからプリンターやヘッドホンへ、ワイヤレスでデータを送信できる」とその便利さをアピールする。また、ディスプレイ部とメディアレシーバー部を、IEEE802.11nでワイヤレス接続する、「Wireless Plasma TV」も2007年中に発売するという。


同社の最新液晶テレビ「65シリーズ」

65シリーズの概要

メディアレシーバー部とディスプレイ部を最新のワイヤレス技術で結ぶ「Wireless Plasma TV」も今年発売する
2007年に発売される液晶テレビの新製品は、「65シリーズ」「64シリーズ」「53シリーズ」など。各シリーズには、前述した新技術が採用されている。


同社第2世代のBDプレーヤー「BD-P1200」

BDプレーヤー「BD-P1200」の概要
またプレスコンファレンスでは、同社として第2世代のBDプレーヤーとなる「BD-P1200」の発売も発表された。HQVのスケーラーを搭載し、高画質化を図ったほか、HDMI経由で統合コントロールする前述の「AnyNet Plus」にも対応。さらに、イーサネット端子も装備する。デザインも、「スタイリッシュにした」(Steel氏)ということで、ブラックボディでシンプルな造形を採用している。

そのほか、MP3プレーヤーの新ラインナップ「K5」「K3」「T9B」なども発表。K5はスピーカーを内蔵したポータブルプレーヤーで、T9BはBluetooth内蔵、動画再生にも対応したモデルとなる。

(Phile-web編集部・風間)

ces2007

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