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公開日 2007/09/19 13:56
台湾最大手ドライブメーカーLITE-ON ITのKevin Chang氏に訊く「ラウンドロビンテストの成果」
RWプロダクツ プロモーションイニシアティブ(RWPPI)が主催するラウンドロビンテスト(RRT)の第34回全体会議が9月14日、東京・目黒のパイオニア(株)本社で開催された。
全体会議では今年の年末までに取りまとめが予定されている「Stage7」の活動内容の途中経過と今後のスケジュールが各ワーキンググループのチェアマンから報告された。また、前日開催されたRWPPIの全体会議でも発表が行われた、DVDフォーラムで審議中のCSSダウンロード記録に関する規格アップデートの説明をDVDフォーラム WG6チェアマンであるパイオニア(株)谷口氏が行った。
今回は同日の全体会議に出席した、台湾の最大手ドライブメーカーLITE-ON IT CorporationのKevin Chang氏にインタビューする機会を得た。Chang氏には同社がRWPPIに参加した経緯や、現在の成果などについてお話をうかがった。
同社がラウンドロビンテストに参加したのは今から2年前の2005年。当時、同社はいくつかの日本企業との協力関係を築きながら製品の研究開発と互換性検証を行っていたが、2004年に台湾で開催されたRWPPIの「ラウンドロビンテスト・台湾セミナー」にChang氏が出席したことが、その後のラウンドロビンテストへの参加のきっかけになった。「当時は台湾でもDVDメディアとハード機器との互換性問題に注目が集まり始めてきた頃でした」とChang氏は振り返る。
同社はRWPPIのラウンドロビンテストに初めて参加した台湾メーカーとなった。台湾でも最大のドライブメーカーがラウンドロビンテストに参加を果たしたことがきっかけとなり、その後RWPPIは台湾を中心にインドなどでも積極的にセミナーを展開するようになったのは、まだ記憶に新しいところだ。
現在LITE-ON IT社はChang氏を代表とし、ラウンドロビンテストの「フィジカルフォーマット」WG、並びに「ロジカルフォーマット(PC用ドライブ)」WGに参加し、精力的な活動を行っている。ラウンドロビンテストに参加した意義は大きいというChang氏。「当社は台湾では市場をリードするトップブランドですが、台湾にとどまりながら、日本国内の大手ドライブメーカーとのコミュニケーションの機会を持つことは難しかったと思います。ラウンドロビンテストの現場では、日本のメーカーから参加されているエンジニアの方々と幅広く交流を持つことができ、とても有意義な情報交換を行うことができています」と語る。ラウンドロビンテストの互換性検証結果を自社製品の開発に活かすことができるようになることも、活動参加の大きな意義のひとつであるという。
2005年に同社が参加した後も、RWPPIのラウンドロビンテストには世界各国から多くのトップブランドが参加を表明してきた。その活動の成果がDVD-R/-RWメディアとドライブの、国際的な品質向上へ結びついていることはもはや言うまでもなく明らかだろう。
(Phile-web編集部)
全体会議では今年の年末までに取りまとめが予定されている「Stage7」の活動内容の途中経過と今後のスケジュールが各ワーキンググループのチェアマンから報告された。また、前日開催されたRWPPIの全体会議でも発表が行われた、DVDフォーラムで審議中のCSSダウンロード記録に関する規格アップデートの説明をDVDフォーラム WG6チェアマンであるパイオニア(株)谷口氏が行った。
今回は同日の全体会議に出席した、台湾の最大手ドライブメーカーLITE-ON IT CorporationのKevin Chang氏にインタビューする機会を得た。Chang氏には同社がRWPPIに参加した経緯や、現在の成果などについてお話をうかがった。
同社がラウンドロビンテストに参加したのは今から2年前の2005年。当時、同社はいくつかの日本企業との協力関係を築きながら製品の研究開発と互換性検証を行っていたが、2004年に台湾で開催されたRWPPIの「ラウンドロビンテスト・台湾セミナー」にChang氏が出席したことが、その後のラウンドロビンテストへの参加のきっかけになった。「当時は台湾でもDVDメディアとハード機器との互換性問題に注目が集まり始めてきた頃でした」とChang氏は振り返る。
同社はRWPPIのラウンドロビンテストに初めて参加した台湾メーカーとなった。台湾でも最大のドライブメーカーがラウンドロビンテストに参加を果たしたことがきっかけとなり、その後RWPPIは台湾を中心にインドなどでも積極的にセミナーを展開するようになったのは、まだ記憶に新しいところだ。
現在LITE-ON IT社はChang氏を代表とし、ラウンドロビンテストの「フィジカルフォーマット」WG、並びに「ロジカルフォーマット(PC用ドライブ)」WGに参加し、精力的な活動を行っている。ラウンドロビンテストに参加した意義は大きいというChang氏。「当社は台湾では市場をリードするトップブランドですが、台湾にとどまりながら、日本国内の大手ドライブメーカーとのコミュニケーションの機会を持つことは難しかったと思います。ラウンドロビンテストの現場では、日本のメーカーから参加されているエンジニアの方々と幅広く交流を持つことができ、とても有意義な情報交換を行うことができています」と語る。ラウンドロビンテストの互換性検証結果を自社製品の開発に活かすことができるようになることも、活動参加の大きな意義のひとつであるという。
2005年に同社が参加した後も、RWPPIのラウンドロビンテストには世界各国から多くのトップブランドが参加を表明してきた。その活動の成果がDVD-R/-RWメディアとドライブの、国際的な品質向上へ結びついていることはもはや言うまでもなく明らかだろう。
(Phile-web編集部)