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公開日 2008/12/10 09:38
【更新】TSUTAYA TV、「アクトビラ ビデオ ダウンロード」を19日に開始
コンテンツのダウンロードレンタル/セルが利用可能に。BD/DVD/iVDRなどへのダビングも
速報でお伝えしたとおり、(株)ツタヤオンラインがテレビ向け情報/映像配信サービス「アクトビラ」上で展開する映像配信サービス「TSUTAYA TV」は、12月19日から「アクトビラ ビデオ ダウンロード型サービス」を展開する。本日、都内で記者向け発表会が開催された。
■新サービスはこれまでより高ビットレート映像配信が可能に − 最高1920×1080i/20Mbps
(株)アクトビラではこれまでも高品位なVODサービス「アクトビラ ビデオ・フル」をアクトビラ上で展開してきたが、同サービスはストリーミング再生だったため、実効速度12Mbps程度のネットワーク環境が必要だった。
「アクトビラ ビデオ ダウンロード型サービス」は、名称の通り、映像コンテンツを対応機器のHDDにダウンロードし、再生するサービス。ネットワークの実効速度が遅くても、時間をかければ確実にコンテンツの視聴が可能になる。またダウンロード型サービスは、アクトビラ ビデオ・フルに比べ、より高いビットレートで配信できるのも特徴。
ダウンロード型サービスの映像はMPEG-4 AVC/H.264で、解像度1920×1080i、ビットレートは最高20Mbps。通常の場合、平均10Mbps程度のVBRで配信される。これまでのアクトビラ ビデオ・フルは4〜8Mbps程度だったので、およそ2倍程度の情報量で配信されることになる。なお音声はMPEG-2 AACで、ソースにより2chや5.1chのものが用意される。
■ダウンロードレンタル/セルスルーの2パターン・約400タイトルを用意
ソフト発売と同日のDL開始も実施。コンテンツはダビングも可能
サービスは、ダウンロードしてから48時間〜72時間内に限って視聴が可能な「アクトビラ ビデオ・ダウンロードレンタル」と、コンテンツそのものを購入できる「アクトビラ ビデオ・セルスルー」の2種類のサービスが用意される。販売価格は各コンテンツによって異なるが、ダウンロードレンタルは1作品あたり735円(映画)/368円(TVシリーズ)、セルスルーは3,675円(映画)/893円(TVシリーズ)が中心価格帯となる見込み。なおTVシリーズの場合は、「ハーフシーズンパック」(17,325円)「フルシーズンパック」(15,014円)などお得なパックプランも用意される。
ダウンロード型サービス対応作品として、パラマウント/ワーナー/NBC/ウォルト・ディズニー・ジャパンなどから供給を受け、今年12月末までにセルスルー217タイトル、ダウンロードレンタル196タイトルの計約413タイトルを用意。来年1月以降も順次追加を行い、3月末には約1,000タイトルのコンテンツ提供を予定しているという。
12月の目玉は「HEROES Season 2」「LOST」などの海外ドラマや、「ノーカントリー」「クローバーフィールド/HAKAISHA」といった映画。1月以降は「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」「グレイズ・アナトミー」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ゴースト ニューヨークの幻」など豊富なタイトルが用意される。
ダウンロード購入したコンテンツはパッケージソフトのようなメニュー画面やライナーノーツなどは付属せず、BD-LIVEなどにも対応しない。ただし、最大2回までダビングして合計3つのファイルで保有しておくことが可能。ダビング可能なメディアはHDD/BD-R/BD-RE/DVD-R DL(CPRM対応)/iVDR-Sで、将来的にはSD/SDHCメモリーカードやメモリースティックプロなどへのダビング対応も予定しているとのことだ。なお、SDカードにHD映像を保存することはできない。「ハリウッドのスタジオと話し合った結果、そういう取り決めとなった」(渡邉氏)のだという。
■視聴の方法
新しくなるTSUTAYA TVは、ほぼ現在と同じGUIを採用し視聴方法はとても簡単だ。その流れを写真で見てみよう。
■対応機種、まずはWooo「UT 770」とDIGA「BWシリーズ」
モバイル機器との連携も視野に
現時点では、Wooo UT 770シリーズが12月9日にバージョンアップを開始し(関連ニュース)、すでに本サービスに対応している。UT 770では、ダウンロード中のコンテンツが再生できる「プログレッシブダウンロード」が可能なほか、対応コンテンツについては内蔵HDDからiVDR-Sにダビングもできる。
さらに、パナソニックのBDレコーダー「DMR-BW930/830/730」もダウンロード型サービスへの対応を表明している。
将来はモバイル機器との連携も狙うことに加え、外出先からモバイル機器で購入したいコンテンツを選択し、自宅のテレビやレコーダーにダウンロードを行っておく、というサービスの開始も来春を目処に検討しているという。
■今後ますますの拡大狙う − TSUTAYA/アクトビラ両社が抱負を語る
発表会には(株)アクトビラ 代表取締役副社長の久松龍一郎氏、(株)ツタヤオンライン 執行役員の渡邉 健氏が出席した。
久松氏は「『アクトビラ ビデオ/ビデオ フル』サービスが始まって約1年。道のりは非常に好調、高画質で映画を観ることがユーザーにとって習慣化してきていると感じる。今回始まる新サービスの公開によって、2007年2月に『アクトビラ』を開始した際に発表したロードマップに掲げていた、2008年度中のダウンロード/蓄積型サービス立ち上げを実現することができた。基本的なプラットフォームの整備は完了し、これからは成長期に入っていく。対応機種やコンテンツをますます増やしていきたいと考えている」と挨拶。
続いて新サービスについての説明を行った渡邉氏は、「TSUTAYA会員の皆様にBDやHD映像の素晴らしさを伝えることが我々の使命」と発言。店頭・TSUTAYAディスカス上でのソフトレンタル・TSUTAYA TVでのストリーミング配信・今回の新サービスと、パッケージ/データ両面でクオリティの高いコンテンツを提供できる体制を整えたことで、「どのTSUTAYAでも良い映像コンテンツを提供することができる」と自信を覗かせた。
【問い合わせ先】
TSUTAYA TV カスタマーサービス
TEL/0570-002822
■新サービスはこれまでより高ビットレート映像配信が可能に − 最高1920×1080i/20Mbps
(株)アクトビラではこれまでも高品位なVODサービス「アクトビラ ビデオ・フル」をアクトビラ上で展開してきたが、同サービスはストリーミング再生だったため、実効速度12Mbps程度のネットワーク環境が必要だった。
「アクトビラ ビデオ ダウンロード型サービス」は、名称の通り、映像コンテンツを対応機器のHDDにダウンロードし、再生するサービス。ネットワークの実効速度が遅くても、時間をかければ確実にコンテンツの視聴が可能になる。またダウンロード型サービスは、アクトビラ ビデオ・フルに比べ、より高いビットレートで配信できるのも特徴。
ダウンロード型サービスの映像はMPEG-4 AVC/H.264で、解像度1920×1080i、ビットレートは最高20Mbps。通常の場合、平均10Mbps程度のVBRで配信される。これまでのアクトビラ ビデオ・フルは4〜8Mbps程度だったので、およそ2倍程度の情報量で配信されることになる。なお音声はMPEG-2 AACで、ソースにより2chや5.1chのものが用意される。
■ダウンロードレンタル/セルスルーの2パターン・約400タイトルを用意
ソフト発売と同日のDL開始も実施。コンテンツはダビングも可能
サービスは、ダウンロードしてから48時間〜72時間内に限って視聴が可能な「アクトビラ ビデオ・ダウンロードレンタル」と、コンテンツそのものを購入できる「アクトビラ ビデオ・セルスルー」の2種類のサービスが用意される。販売価格は各コンテンツによって異なるが、ダウンロードレンタルは1作品あたり735円(映画)/368円(TVシリーズ)、セルスルーは3,675円(映画)/893円(TVシリーズ)が中心価格帯となる見込み。なおTVシリーズの場合は、「ハーフシーズンパック」(17,325円)「フルシーズンパック」(15,014円)などお得なパックプランも用意される。
ダウンロード型サービス対応作品として、パラマウント/ワーナー/NBC/ウォルト・ディズニー・ジャパンなどから供給を受け、今年12月末までにセルスルー217タイトル、ダウンロードレンタル196タイトルの計約413タイトルを用意。来年1月以降も順次追加を行い、3月末には約1,000タイトルのコンテンツ提供を予定しているという。
12月の目玉は「HEROES Season 2」「LOST」などの海外ドラマや、「ノーカントリー」「クローバーフィールド/HAKAISHA」といった映画。1月以降は「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」「グレイズ・アナトミー」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ゴースト ニューヨークの幻」など豊富なタイトルが用意される。
ダウンロード購入したコンテンツはパッケージソフトのようなメニュー画面やライナーノーツなどは付属せず、BD-LIVEなどにも対応しない。ただし、最大2回までダビングして合計3つのファイルで保有しておくことが可能。ダビング可能なメディアはHDD/BD-R/BD-RE/DVD-R DL(CPRM対応)/iVDR-Sで、将来的にはSD/SDHCメモリーカードやメモリースティックプロなどへのダビング対応も予定しているとのことだ。なお、SDカードにHD映像を保存することはできない。「ハリウッドのスタジオと話し合った結果、そういう取り決めとなった」(渡邉氏)のだという。
■視聴の方法
新しくなるTSUTAYA TVは、ほぼ現在と同じGUIを採用し視聴方法はとても簡単だ。その流れを写真で見てみよう。
■対応機種、まずはWooo「UT 770」とDIGA「BWシリーズ」
モバイル機器との連携も視野に
現時点では、Wooo UT 770シリーズが12月9日にバージョンアップを開始し(関連ニュース)、すでに本サービスに対応している。UT 770では、ダウンロード中のコンテンツが再生できる「プログレッシブダウンロード」が可能なほか、対応コンテンツについては内蔵HDDからiVDR-Sにダビングもできる。
さらに、パナソニックのBDレコーダー「DMR-BW930/830/730」もダウンロード型サービスへの対応を表明している。
将来はモバイル機器との連携も狙うことに加え、外出先からモバイル機器で購入したいコンテンツを選択し、自宅のテレビやレコーダーにダウンロードを行っておく、というサービスの開始も来春を目処に検討しているという。
■今後ますますの拡大狙う − TSUTAYA/アクトビラ両社が抱負を語る
発表会には(株)アクトビラ 代表取締役副社長の久松龍一郎氏、(株)ツタヤオンライン 執行役員の渡邉 健氏が出席した。
久松氏は「『アクトビラ ビデオ/ビデオ フル』サービスが始まって約1年。道のりは非常に好調、高画質で映画を観ることがユーザーにとって習慣化してきていると感じる。今回始まる新サービスの公開によって、2007年2月に『アクトビラ』を開始した際に発表したロードマップに掲げていた、2008年度中のダウンロード/蓄積型サービス立ち上げを実現することができた。基本的なプラットフォームの整備は完了し、これからは成長期に入っていく。対応機種やコンテンツをますます増やしていきたいと考えている」と挨拶。
続いて新サービスについての説明を行った渡邉氏は、「TSUTAYA会員の皆様にBDやHD映像の素晴らしさを伝えることが我々の使命」と発言。店頭・TSUTAYAディスカス上でのソフトレンタル・TSUTAYA TVでのストリーミング配信・今回の新サービスと、パッケージ/データ両面でクオリティの高いコンテンツを提供できる体制を整えたことで、「どのTSUTAYAでも良い映像コンテンツを提供することができる」と自信を覗かせた。
【問い合わせ先】
TSUTAYA TV カスタマーサービス
TEL/0570-002822