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公開日 2009/05/29 15:56
アキバ全体が会場の体感型AVイベント「音展 AKIBA」11月13日から開催
日本オーディオ協会の新イベント
(社)日本オーディオ協会は、今年11月13日(金)から15日(日)に「オーディオ&ホームシアター展 in AKIBA 2009」を秋葉原で開催すると発表。これまで同協会が主催してきた「A&Vフェスタ」の名称と開催場所、運営方法などを変え、地域連携の新たなプロジェクトとして展開する。本日、概要に関する記者説明会が開催された。
イベントの愛称は「音展 AKIBA(オトテン アキバ)」。秋葉原UDXビルと富士ソフトアキバプラザに展示会場を設けるほか、秋葉原のオーディオ専門店や地域協力店も参加する、地域全体が会場となる回遊式の大型イベントとなる。入場は無料で、期間中4万人の入場を予想している。
開催地に秋葉原を選んだ理由について、同協会の校條亮治会長はアンケートを活用した結果、と説明。さらに「最近の展示会の入場者は減少傾向にある。今年1月のInternational CESは3割減、2月に開催したA&Vフェスタも2割減った。個人的にはモノを単に展示する時代は終わったと考えている」と、イベントのコンセプトを変える必要性を強調。具体的には、「機器だけでなく、それを使ったらどんな風に幸せになるか、という文化を伝えていきたい。また『生活提案』『夢』『地域密着』という3つの提案が必要。地産地消の視点でイベントを行っていきたい。1年に2回イベントを開催するということでリスクはあるとは思うが、それは覚悟の上。リスクを取らなければ何も変わらない」と述べた。
実行委員会 委員長の西國晴氏も、「これまでも東京に戻りたいという希望はあったが、ネックになっていたのは開催場所。今回、秋葉原に新しい建物ができたこともあってぜひやろうということになった。秋葉原は何と言ってもオーディオのメッカで、平日でもAV/オーディオファン、映画ファンなどの方々が来られている。ファンの方々を核にして、一般の方々にも魅力を感じていただけるようなイベントにしていきたい」と意気込みを語った。
今回の「音展 AKIBA」ではいくつもの新しい試みが行われる。
まず、会場は先述したようにアキバ全体に広がっている。メイン会場である秋葉原UDXビルの2階は「音展スクエア」という名称で、ハウジングやリフォーム業界とコラボレーションし、生活空間提案を中心に行う。「エントリーユーザーに、こんな部屋が作りたいと思えるようなオーディオ/シアタールームを実現したい。どんなクリエイターが作ったかも紹介していく」(AKIBA-oto10 Project Officeの辛正仁氏)。
富士ソフトアキバプラザの2/5/6階は「音展オーディオルーム&ホームシアター館」と名付け、AV/オーディオ機器の試視聴が行える。なお、同ビルの2階にはTHXシアターも用意されているので、「映画の試写会、プレゼンなどにも活用できる」(辛氏)としている。
また秋葉原地区のオーディオ店や家電量販店、地元飲食店なども「音展タウン」という会場として位置づける。辛氏は「一つのテーマで秋葉原全体を盛り上げるイベントというのはこれまでなぜか無かった。オーディオというテーマで秋葉原が一つになる」と、初めての試みに対する意気込みを示した。
イベントには秋葉原電気街振興会も協力し、説明会には会長の小野一志氏も登壇。「以前から秋葉原でオーディオに関するイベントを行ってもらえないかと念願していた。UDXや富士ソフトアキバプラザなどが建ったことでこれが実現したのは非常に喜ばしい。イベント会場で好みのハードやソフトを体験した後に、秋葉原ならすぐに購入したり、店頭で検討する事ができる」と話し、「秋葉原には若い方や海外の方が多数見えている。こういう方に感動体験を発信していただきたい。振興会を挙げて支援していきたい」と歓迎の意を表明した。
さらに、ミュージシャンとのクロスオーバーも検討していく。辛氏は「これまでも会場内で色々な音楽を再生していたが、そのミュージシャンがこのイベントを応援している、ということを発信していきたい」とコメント。「付き合いのあるアーティストも、せっかく作った楽曲をもっといい音で聴いて欲しい、と望んでいる。コンテンツホルダーに協力をいただく働き掛けをしていきたい」とした。
なお、イベントではポータブルオーディオ機器やカーオーディオの紹介スペースも用意する。校條会長は「ポータブルオーディオを否定するわけではないが、一方で家庭内で音楽を聴くという体験が減っているのではないか、ポータブルオーディオプレーヤーを再生機器として、家できちんといい音を楽しむための技術的な素地は整ってきている。家の中でオープンエアで聴く感動体験を若い方々に知っていただきたい」と述べた。カーオーディオについては、UDXのピロティーに試乗車を置く予定という。
そのほか、イベント会場が広大なため、公式ガイド冊子「アキバ音展マップ」を発行。さらにイベントキャラクターをテーマにしたラリー型イベント「サウンディーを探せ!」なども開催する予定だ。
また校條会長は、会見の中でオーディオ業界の市場規模についても言及。「現在は2,200億円規模と推定しているが、3,000億円くらいの市場規模があって然るべきだ。これは決して不可能なことではない。誰もが聞ける環境を作ることで準マニア市場を開拓するとともに、シアターについても、現在の200億円規模から500億円程度に伸ばすことは可能だろう。さらにネットワークなどに繋がる『第3世代オーディオ』にも期待が持てる」と市場拡大に自信を見せた。
イベントの愛称は「音展 AKIBA(オトテン アキバ)」。秋葉原UDXビルと富士ソフトアキバプラザに展示会場を設けるほか、秋葉原のオーディオ専門店や地域協力店も参加する、地域全体が会場となる回遊式の大型イベントとなる。入場は無料で、期間中4万人の入場を予想している。
開催地に秋葉原を選んだ理由について、同協会の校條亮治会長はアンケートを活用した結果、と説明。さらに「最近の展示会の入場者は減少傾向にある。今年1月のInternational CESは3割減、2月に開催したA&Vフェスタも2割減った。個人的にはモノを単に展示する時代は終わったと考えている」と、イベントのコンセプトを変える必要性を強調。具体的には、「機器だけでなく、それを使ったらどんな風に幸せになるか、という文化を伝えていきたい。また『生活提案』『夢』『地域密着』という3つの提案が必要。地産地消の視点でイベントを行っていきたい。1年に2回イベントを開催するということでリスクはあるとは思うが、それは覚悟の上。リスクを取らなければ何も変わらない」と述べた。
実行委員会 委員長の西國晴氏も、「これまでも東京に戻りたいという希望はあったが、ネックになっていたのは開催場所。今回、秋葉原に新しい建物ができたこともあってぜひやろうということになった。秋葉原は何と言ってもオーディオのメッカで、平日でもAV/オーディオファン、映画ファンなどの方々が来られている。ファンの方々を核にして、一般の方々にも魅力を感じていただけるようなイベントにしていきたい」と意気込みを語った。
今回の「音展 AKIBA」ではいくつもの新しい試みが行われる。
まず、会場は先述したようにアキバ全体に広がっている。メイン会場である秋葉原UDXビルの2階は「音展スクエア」という名称で、ハウジングやリフォーム業界とコラボレーションし、生活空間提案を中心に行う。「エントリーユーザーに、こんな部屋が作りたいと思えるようなオーディオ/シアタールームを実現したい。どんなクリエイターが作ったかも紹介していく」(AKIBA-oto10 Project Officeの辛正仁氏)。
富士ソフトアキバプラザの2/5/6階は「音展オーディオルーム&ホームシアター館」と名付け、AV/オーディオ機器の試視聴が行える。なお、同ビルの2階にはTHXシアターも用意されているので、「映画の試写会、プレゼンなどにも活用できる」(辛氏)としている。
また秋葉原地区のオーディオ店や家電量販店、地元飲食店なども「音展タウン」という会場として位置づける。辛氏は「一つのテーマで秋葉原全体を盛り上げるイベントというのはこれまでなぜか無かった。オーディオというテーマで秋葉原が一つになる」と、初めての試みに対する意気込みを示した。
イベントには秋葉原電気街振興会も協力し、説明会には会長の小野一志氏も登壇。「以前から秋葉原でオーディオに関するイベントを行ってもらえないかと念願していた。UDXや富士ソフトアキバプラザなどが建ったことでこれが実現したのは非常に喜ばしい。イベント会場で好みのハードやソフトを体験した後に、秋葉原ならすぐに購入したり、店頭で検討する事ができる」と話し、「秋葉原には若い方や海外の方が多数見えている。こういう方に感動体験を発信していただきたい。振興会を挙げて支援していきたい」と歓迎の意を表明した。
さらに、ミュージシャンとのクロスオーバーも検討していく。辛氏は「これまでも会場内で色々な音楽を再生していたが、そのミュージシャンがこのイベントを応援している、ということを発信していきたい」とコメント。「付き合いのあるアーティストも、せっかく作った楽曲をもっといい音で聴いて欲しい、と望んでいる。コンテンツホルダーに協力をいただく働き掛けをしていきたい」とした。
なお、イベントではポータブルオーディオ機器やカーオーディオの紹介スペースも用意する。校條会長は「ポータブルオーディオを否定するわけではないが、一方で家庭内で音楽を聴くという体験が減っているのではないか、ポータブルオーディオプレーヤーを再生機器として、家できちんといい音を楽しむための技術的な素地は整ってきている。家の中でオープンエアで聴く感動体験を若い方々に知っていただきたい」と述べた。カーオーディオについては、UDXのピロティーに試乗車を置く予定という。
そのほか、イベント会場が広大なため、公式ガイド冊子「アキバ音展マップ」を発行。さらにイベントキャラクターをテーマにしたラリー型イベント「サウンディーを探せ!」なども開催する予定だ。
また校條会長は、会見の中でオーディオ業界の市場規模についても言及。「現在は2,200億円規模と推定しているが、3,000億円くらいの市場規模があって然るべきだ。これは決して不可能なことではない。誰もが聞ける環境を作ることで準マニア市場を開拓するとともに、シアターについても、現在の200億円規模から500億円程度に伸ばすことは可能だろう。さらにネットワークなどに繋がる『第3世代オーディオ』にも期待が持てる」と市場拡大に自信を見せた。