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公開日 2010/08/25 13:46

ソニー、ネットワークオーディオ機能を高めたAVアンプ「TA-DA3600ES」を発売

3000番台が復活
ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、AVアンプ中級機種「TA-DA3600ES」を10月21日に発売する。価格は136,500円(税込)。

「TA-DA3600ES」

背面端子部。DA5600ESと同様4ポートのネットワークハブを備えている

本機は別項で紹介する上位機種「TA-DA5600ES」の技術的な内容を多く盛り込みながら、手頃な価格を実現した7ch AVアンプ。2008年に発売されたTA-DA3400ESの設計を一新した。

HDMI端子は4入力/1出力で、3DパススルーとARCに対応。HDMIには低ジッターの水晶発振器が搭載されている。

パワーアンプ部は、ディスクリートパワーアンプ回路をアルミ基板上に構築した「ワイドバンド・メタルコアモジュール」を新たに開発。TA-DA3400ESではICドライブ回路で構成していたが、これをフルディスクリート化し、DA5600ESと同様の「広帯域パワーアンプIII」とした。出力は各チャンネルとも150W(4Ω)。

フルディスクリート化を果たしたパワーアンプ部

またDA5600ESと同様、新たに低インダクタンスの電源トランスを搭載。電源部を強化した。

そのほか、フィルムコンデンサーはMPPタイプでDA5600ESと共通。電源コンデンサーはDA5600ESのものから、金メッキ加工を省略したものを搭載している。

シャーシはホリゾンタルFBエンボスシャーシ。DA3400ESの構造を改良して、さらに強度を高めた。これにより、しなやかな音質が実現するという。

DA3600ESのシャーシ部

「HD-Digital Cinema Sound」(HD-D.C.S.)の最新版を、DA5600ESと同様に本機も搭載。新たに「Front High」モードが追加された。ソニー・ピクチャーズエンタテインメントの大型ダビングシアターの音場での、上方からの反射音などを再現し、3D映画などでの臨場感をさらに高めることをねらった。ほかにドルビープロロジックIIzも使用できる。DSPにはTI製のものを採用している。

なお、自動音場補正技術「D.C.A.C.」は「アドバンストD.C.A.C.」で、DA5600ESに搭載された「スピーカーリロケーション」には対応していない。マイクもモノラルタイプとなる。

ただし、昨年のDA5500ESで話題を呼んだ、サラウンドやセンタースピーカーの位相周波数特性をフロントスピーカーの特性に一致させる技術「APM」には対応している。この機能により、フロントと全く違うスピーカーを用いた場合でも、位相周波数特性をフロントと揃えることができる。

ネットワーク機能はDA5600ESと同等で、DLNAガイドライン1.0に準拠。DLNAクライアントとして、LANと接続することでWAVやMP3、WMA(WMA Proの全プロファイルを除く)の再生が可能。付属のアプリケーションソフトを使用すればAACの再生も行える。対応サンプリング周波数の上限は48kHz。

またDLNAでは、新たにレンダラーにも対応。Windows7で動作する「Windows Media Player 12」からリモート再生を行うこともできる。

ネットワーク経由の音楽再生の高音質化も図られている。筐体内部では、LANからのオーディオ信号抽出回路とデジタルオーディオボードとをデジタル信号で直結。また、NASをアンプと直結して高音質化を図るため、新たに4ポートのスイッチングハブを搭載した。なお入力端子では、入力3が最も音質が良く、次に入力4が高音質だという。

ネットワークオーディオでは、ほかにインターネットラジオ「SHOUTcast」にも対応している。

映像面では、アナログを含むすべての入力映像を、HDMIから1080pにアップスケーリングして出力できる。アップスケーリングにはファロージャのDCDiを採用している。

そのほか、圧縮音源の可聴帯域外のノイズを低減する「デジタル・レガート・リニア」(D.L.L.)、ジッター低減技術「ジッタ・エリミネーション回路」などを搭載。

DA5600ESに搭載されている、HDMI接続時のDSD信号の再生音質を高めるオーディオ伝送システム「H.A.T.S. for HDMI」、32ビットのDSD→PCM変換対応DACなどは、本機は搭載していない。

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製品スペックを見る
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドSONY
  • 型番TA-DA3600ES
  • 発売日2010年10月21日
  • 価格136,500円(税込)
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