HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2010/09/07 17:52
マランツ、新セパレートAVアンプを発売 − 独自iPhoneアプリやネットワークオーディオ対応
パワーアンプは5ch/2chの2機種
(株)マランツ コンシューマー マーケティングは、セパレート型のAVアンプを発表。AVプリアンプ「AV7005」、パワーアンプ「MM7055」「MM7025」の3機種を10月下旬に発売する。
・AVプリアンプ「AV7005」¥199,500(税込)
・5chパワーアンプ「MM7055」¥136,500(税込)
・2chパワーアンプ「MM7025」¥84,000(税込)
マランツは2008年にセパレートAVアンプ「AV8003/MM8003」を発売した。今回の新製品は、2年ぶりに発売されるセパレートAVアンプの新モデルで、AV/MM8003の下位シリーズに当たる。
■ネットワークオーディオ機能を備えた「AV7005」
AVプリアンプ「AV7005」は、3DやARCに対応したHDMI 1.4a端子を備えたモデル。HDMI端子は入力6/出力2。出力は切替式で、2系統同時出力は行えない。また、ARCはHDMI OUT1のみの対応となる。
HDMIはCEC機能に対応。ソニー、パナソニック、東芝、シャープ、三菱、日立のテレビやプレーヤーに対応し、電源や入力切替操作を連動させることができる。さらに、スタンバイ時の、HDMI入力信号のパススルー出力にも対応している。
そのほか、デジタル音声入力は同軸2系統、光3系統を装備。アナログ音声入力は2chが7系統で、7.1ch音声入力を1系統装備する。
音声プリ出力はアンバランスが11.2ch、バランスが7.2ch。RCAアンバランスは出力に余裕があるので、サラウンドバックやフロントハイト、フロントワイドを使用しない場合はフロントをバイアンプ接続にしたり、2系統のフロントスピーカーを使い分けるなどということも可能だ。
HDオーディオのデコードはもちろん、ドルビーバーチャルスピーカーやドルビーヘッドホン、DTS Neo:6などに対応。またフロントハイトスピーカーを追加し、垂直方向の音場を広げる「ドルビープロロジックIIz」も利用できる。さらに「Audyssey DSX」にも対応しており、フロントワイドチャンネルまたはフロントハイトチャンネルのいずれかを5.1chに追加することができる。
なお、ビデオプロセッサーにはアンカーベイ社製のものを搭載。すべての映像入力を、i/p変換とアップスケーリング処理を行い、1080/60pや1080/24pで、HDMIから出力できる。
■ネットワークオーディオ機能やFlickrに対応
ネットワークオーディオプレーヤー機能を装備したのも特徴。DLNA 1.5に準拠し、ネットワークで接続したPCやNAS内の楽曲ファイルを再生できる。対応ファイルフォーマットはMP3/WMA/AAC/WAV/FLACで、FLACは96kHz/24ビットまで、それ以外のフォーマットは48kHzまでの音声に対応している。
DLNAのデバイスクラスは、プレーヤーだけでなくレンダラーにも対応。このため、「plugplayer」などデジタルメディアコントローラー(DMC)対応アプリやPCなどをリモコン代わりにすることができる。
さらに本機は「Compatible with Windows 7」認証も取得。Windows Media Player 12から楽曲をストリーミング配信できる「リモート再生」機能に対応している。そのほかインターネットラジオ「vTuner」や、JPEGファイルの表示、写真共有サイト「Flickr」の閲覧も可能だ。
また、本体前面にはUSB端子を装備。iPod/iPhoneのデジタル接続に対応しているほか、USBメモリー内の楽曲ファイルの再生も可能。USBメモリー再生の場合の対応ファイルはネットワークオーディオと同様。
そのほか、M-XPortを備え、別売りのBluetoothレシーバー「RX101」の接続にも対応。RX101でを接続すると、A2DP対応のBluetooth機器から、本機に音声をワイヤレスで飛ばし、再生することができる。
■iPhone/iPod専用アプリ「Wizz App」に対応
iPhone/iPod専用アプリ「Wizz App」での操作にも対応。ボリュームや入力切替、サラウンドモードなどの選択などはもちろん、DLNAサーバー内のコンテンツの閲覧、インターネットラジオの選局、Flickrの表示なども可能。さらに、プリアンプに独自の「RC-5」で接続したマランツ製のBDプレーヤーやCDプレーヤーを操作することも可能となっている。
さらに、インターネットブラウザからの操作に対応。IPアドレスを直接打ち込んで操作画面を表示できる。また、Windows 7では、LLTD(Link Layer Topology Discovery)によってPCが自動的に本機を認識するため、IPアドレスの入力が不要だという。
■高音質化対策を徹底
高音質化対策も徹底。プリアンプ回路は独自の高速アンプモジュール「HDAM」を採用した電流帰還型を採用。トランスはEIコアトランスで、シールドケースで囲うことで、外部ノイズの遮断と周辺回路へのノイズ輻射の抑制を図っている。
デジタル音声では、クロックのジッターを低減する回路も搭載。これによりD/A変換の精度を高めている。さらに、圧縮音源の補間を行う独自技術「M-DAX2」にも対応している。
アナログオーディオ回路は基板を独立させ、デジタル/映像回路からの高周波ノイズの影響を低減。またアナログ回路とデジタル回路はそれぞれ独立した電源を備え、相互干渉を抑制させている。
■音場補正やGUIなど機能も充実
自動音場補正は「Audyssey MultEQ XT」。スピーカーの距離やレベル、極性、サブウーファーのクロスオーバー周波数を自動設定する。また、スピーカーと部屋の音響特性を測定し、ルームアコースティックの最適化を行う機能も備える。この測定ポジションは最大8ポジションで、補正フィルターもより解像度が高いという。マニュアルで、9バンドのグライコを調整することもできる。
また、音量レベルの自動補正機能「Audyssey Dynamic Volume」、低音量時にも自然な聞こえ方に調整する「Audyssey Dynamic EQ」の両機能も搭載している。
そのほか、GUIは再生中の映像を透過させ、その上に表示するオーバーレイタイプを採用。マルチゾーン機能では、ZONE2に映像を、ZONE3に音声を配信することができる。また、FM/AMチューナーも備えている。リモコンはマクロ機能搭載の学習リモコン。ボタンは自照式で、暗い部屋でも操作しやすいよう工夫している。
デザイン面では、「M-1」デザインをベースに、中央部には1960年代の名機「Model 9」をモチーフにした円形ディスプレイを装備。ここには入力ソースと音量を表示する。周囲のブルーのイルミネーションは消灯させることも可能。加えて前面パネルの内部にはサブディスプレイを備え、入力信号のフォーマットやサラウンドモードなどを表示する。
■パワーアンプ「MM7055」「MM7025」
「MM7055」は5ch、「MM7025」は2chパワーアンプ。実用最大出力(6Ω)は各チャンネル210W、定格出力(6Ω)は170W。両モデルを組み合わせることで、5ch、7ch、9chなどとシステムアップを柔軟に行うことができる。
パワーアンプはフルディスクリートの電流帰還型で、MM7055を5ch駆動した場合でも、定格出力の70%以上を出力することができる。煙突形の大型アルミヒートシンクにパワーアンプブロックをマウントした。
電源は大型のEIコアトランスで、ブロックコンデンサーはMM7055が33,000μFのものを2個、MM7025は15,000μFのものを2個搭載している。
入力端子は全チャンネルにアンバランスとバランスを装備。またスピーカーターミナルはスクリュータイプで、バナナプラグにも対応している。
デザインはAV7005とイメージを統一。中央部に円形のパワーインジケーターを備えており、全体のコンセプトは「M-1」デザインを採用している。
【問い合わせ先】
お客様ご相談センター
TEL/03-3719-3481
・AVプリアンプ「AV7005」¥199,500(税込)
・5chパワーアンプ「MM7055」¥136,500(税込)
・2chパワーアンプ「MM7025」¥84,000(税込)
マランツは2008年にセパレートAVアンプ「AV8003/MM8003」を発売した。今回の新製品は、2年ぶりに発売されるセパレートAVアンプの新モデルで、AV/MM8003の下位シリーズに当たる。
■ネットワークオーディオ機能を備えた「AV7005」
AVプリアンプ「AV7005」は、3DやARCに対応したHDMI 1.4a端子を備えたモデル。HDMI端子は入力6/出力2。出力は切替式で、2系統同時出力は行えない。また、ARCはHDMI OUT1のみの対応となる。
HDMIはCEC機能に対応。ソニー、パナソニック、東芝、シャープ、三菱、日立のテレビやプレーヤーに対応し、電源や入力切替操作を連動させることができる。さらに、スタンバイ時の、HDMI入力信号のパススルー出力にも対応している。
そのほか、デジタル音声入力は同軸2系統、光3系統を装備。アナログ音声入力は2chが7系統で、7.1ch音声入力を1系統装備する。
音声プリ出力はアンバランスが11.2ch、バランスが7.2ch。RCAアンバランスは出力に余裕があるので、サラウンドバックやフロントハイト、フロントワイドを使用しない場合はフロントをバイアンプ接続にしたり、2系統のフロントスピーカーを使い分けるなどということも可能だ。
HDオーディオのデコードはもちろん、ドルビーバーチャルスピーカーやドルビーヘッドホン、DTS Neo:6などに対応。またフロントハイトスピーカーを追加し、垂直方向の音場を広げる「ドルビープロロジックIIz」も利用できる。さらに「Audyssey DSX」にも対応しており、フロントワイドチャンネルまたはフロントハイトチャンネルのいずれかを5.1chに追加することができる。
なお、ビデオプロセッサーにはアンカーベイ社製のものを搭載。すべての映像入力を、i/p変換とアップスケーリング処理を行い、1080/60pや1080/24pで、HDMIから出力できる。
■ネットワークオーディオ機能やFlickrに対応
ネットワークオーディオプレーヤー機能を装備したのも特徴。DLNA 1.5に準拠し、ネットワークで接続したPCやNAS内の楽曲ファイルを再生できる。対応ファイルフォーマットはMP3/WMA/AAC/WAV/FLACで、FLACは96kHz/24ビットまで、それ以外のフォーマットは48kHzまでの音声に対応している。
DLNAのデバイスクラスは、プレーヤーだけでなくレンダラーにも対応。このため、「plugplayer」などデジタルメディアコントローラー(DMC)対応アプリやPCなどをリモコン代わりにすることができる。
さらに本機は「Compatible with Windows 7」認証も取得。Windows Media Player 12から楽曲をストリーミング配信できる「リモート再生」機能に対応している。そのほかインターネットラジオ「vTuner」や、JPEGファイルの表示、写真共有サイト「Flickr」の閲覧も可能だ。
また、本体前面にはUSB端子を装備。iPod/iPhoneのデジタル接続に対応しているほか、USBメモリー内の楽曲ファイルの再生も可能。USBメモリー再生の場合の対応ファイルはネットワークオーディオと同様。
そのほか、M-XPortを備え、別売りのBluetoothレシーバー「RX101」の接続にも対応。RX101でを接続すると、A2DP対応のBluetooth機器から、本機に音声をワイヤレスで飛ばし、再生することができる。
■iPhone/iPod専用アプリ「Wizz App」に対応
iPhone/iPod専用アプリ「Wizz App」での操作にも対応。ボリュームや入力切替、サラウンドモードなどの選択などはもちろん、DLNAサーバー内のコンテンツの閲覧、インターネットラジオの選局、Flickrの表示なども可能。さらに、プリアンプに独自の「RC-5」で接続したマランツ製のBDプレーヤーやCDプレーヤーを操作することも可能となっている。
さらに、インターネットブラウザからの操作に対応。IPアドレスを直接打ち込んで操作画面を表示できる。また、Windows 7では、LLTD(Link Layer Topology Discovery)によってPCが自動的に本機を認識するため、IPアドレスの入力が不要だという。
■高音質化対策を徹底
高音質化対策も徹底。プリアンプ回路は独自の高速アンプモジュール「HDAM」を採用した電流帰還型を採用。トランスはEIコアトランスで、シールドケースで囲うことで、外部ノイズの遮断と周辺回路へのノイズ輻射の抑制を図っている。
デジタル音声では、クロックのジッターを低減する回路も搭載。これによりD/A変換の精度を高めている。さらに、圧縮音源の補間を行う独自技術「M-DAX2」にも対応している。
アナログオーディオ回路は基板を独立させ、デジタル/映像回路からの高周波ノイズの影響を低減。またアナログ回路とデジタル回路はそれぞれ独立した電源を備え、相互干渉を抑制させている。
■音場補正やGUIなど機能も充実
自動音場補正は「Audyssey MultEQ XT」。スピーカーの距離やレベル、極性、サブウーファーのクロスオーバー周波数を自動設定する。また、スピーカーと部屋の音響特性を測定し、ルームアコースティックの最適化を行う機能も備える。この測定ポジションは最大8ポジションで、補正フィルターもより解像度が高いという。マニュアルで、9バンドのグライコを調整することもできる。
また、音量レベルの自動補正機能「Audyssey Dynamic Volume」、低音量時にも自然な聞こえ方に調整する「Audyssey Dynamic EQ」の両機能も搭載している。
そのほか、GUIは再生中の映像を透過させ、その上に表示するオーバーレイタイプを採用。マルチゾーン機能では、ZONE2に映像を、ZONE3に音声を配信することができる。また、FM/AMチューナーも備えている。リモコンはマクロ機能搭載の学習リモコン。ボタンは自照式で、暗い部屋でも操作しやすいよう工夫している。
デザイン面では、「M-1」デザインをベースに、中央部には1960年代の名機「Model 9」をモチーフにした円形ディスプレイを装備。ここには入力ソースと音量を表示する。周囲のブルーのイルミネーションは消灯させることも可能。加えて前面パネルの内部にはサブディスプレイを備え、入力信号のフォーマットやサラウンドモードなどを表示する。
■パワーアンプ「MM7055」「MM7025」
「MM7055」は5ch、「MM7025」は2chパワーアンプ。実用最大出力(6Ω)は各チャンネル210W、定格出力(6Ω)は170W。両モデルを組み合わせることで、5ch、7ch、9chなどとシステムアップを柔軟に行うことができる。
パワーアンプはフルディスクリートの電流帰還型で、MM7055を5ch駆動した場合でも、定格出力の70%以上を出力することができる。煙突形の大型アルミヒートシンクにパワーアンプブロックをマウントした。
電源は大型のEIコアトランスで、ブロックコンデンサーはMM7055が33,000μFのものを2個、MM7025は15,000μFのものを2個搭載している。
入力端子は全チャンネルにアンバランスとバランスを装備。またスピーカーターミナルはスクリュータイプで、バナナプラグにも対応している。
デザインはAV7005とイメージを統一。中央部に円形のパワーインジケーターを備えており、全体のコンセプトは「M-1」デザインを採用している。
【問い合わせ先】
お客様ご相談センター
TEL/03-3719-3481
関連リンク
- ジャンルAVプリアンプ
- ブランドMARANTZ
- 型番AV7005
- 発売日2010年10月下旬
- 価格¥199,500(税込)
【SPEC】●入出力端子(入力/出力):HDMI×6/2、コンポーネント映像×4/2、コンポジット映像×5/3、同軸デジタル音声入力×2、光デジタル音声×3/1、アナログ音声×7/4、フォノ入力(MM)×1、7.1ch音声入力×1、11.2ch音声プリ出力(アンバランス)×1、7.2ch音声プリ出力(バランス)×1、ネットワーク端子×1、USB入力×1、M-Xport(Bluetoothレシーバー用接続端子)×1、ヘッドホン出力×1、RS-232C×1、IRフラッシャー入力×1、DCトリガー出力×2、マランツリモートバス×1/1 ●消費電力:60W ●外形寸法:440W×187H×395Dmm ●質量:10.1kg
<オーディオ部>●入力感度/インピーダンス:200mV/47kΩ ●周波数特性:10Hz〜100kHz(+1,-3dB) ●S/N比:105dB ●定格出力:1.2V(アンバランス)、2.4V(バランス)
<オーディオ部>●入力感度/インピーダンス:200mV/47kΩ ●周波数特性:10Hz〜100kHz(+1,-3dB) ●S/N比:105dB ●定格出力:1.2V(アンバランス)、2.4V(バランス)
- ジャンルパワーアンプ
- ブランドMARANTZ
- 型番MM7055
- 発売日2010年10月下旬
- 価格¥136,500(税込)
【SPEC】●入出力端子:アナログ音声入力×5(アンバランス、バランス) ●IRフラッシャー入力×1、DCトリガー入出力×1/1、マランツリモートバス入出力×1/1 ●消費電力:660W ●外形寸法:440W×183H×384Dmm ●質量:15.7kg
<オーディオ部>●実用最大出力(6Ω/1kHz/T.H.D 10%):各チャンネル210W ●定格出力(6Ω/20Hz〜20kHz/T.H.D 0.08%):各チャンネル170W ●周波数特性:8Hz〜100kHz(±3) ●S/N比:105dB
<オーディオ部>●実用最大出力(6Ω/1kHz/T.H.D 10%):各チャンネル210W ●定格出力(6Ω/20Hz〜20kHz/T.H.D 0.08%):各チャンネル170W ●周波数特性:8Hz〜100kHz(±3) ●S/N比:105dB
- ジャンルパワーアンプ
- ブランドMARANTZ
- 型番MM7025
- 発売日2010年10月下旬
- 価格¥84,000(税込)
【SPEC】●入出力端子:アナログ音声入力×2(アンバランス、バランス) ●IRフラッシャー入力×1、DCトリガー入出力×1/1、マランツリモートバス入出力×1/1 ●消費電力:330W ●外形寸法:440W×126H×352Dmm ●質量:10.8kg
<オーディオ部>●実用最大出力(6Ω/1kHz/T.H.D 10%):各チャンネル210W ●定格出力(6Ω/20Hz〜20kHz/T.H.D 0.08%):各チャンネル170W ●周波数特性:8Hz〜100kHz(±3) ●S/N比:105dB
<オーディオ部>●実用最大出力(6Ω/1kHz/T.H.D 10%):各チャンネル210W ●定格出力(6Ω/20Hz〜20kHz/T.H.D 0.08%):各チャンネル170W ●周波数特性:8Hz〜100kHz(±3) ●S/N比:105dB