• ブランド
    特設サイト
公開日 2012/06/06 09:02

ズーム、フルHD動画と96/24のPCM録音が同時にできるレコーダー「Q2HD」 ー 3方向集音マイクを搭載

動画ストリーミング撮影にも対応
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)ズームは、1080/30pのフルHD動画撮影や、最大96kHz/24bitのリニアPCM録音にも応したポータブルレコーダー「Q2HD」を6月中旬に発売する。価格は19,950円(税込)。

録画・録音の操作性を高めたポータブルレコーダー


Q2HD
本体には録音用マイクのほか、フルHD動画の撮影に対応したカメラユニットも搭載されている。同社では2010年にフルHD動画が撮影できるリニアPCMレコーダー「Q3HD」を発売しているが、本機では3方向からの音を集音できる「Mid-Sideマイク」や、Webストリーミング動画撮影機能などが搭載された。同社が掲げる本機のコンセプトは「撮ってすぐに、様々な用途に使えるレコーダー」。個人レッスンの録音・録画のほか、インターネット経由でのライブ配信や動画投稿など様々な用途を提案している。

本機には昨年発売された96kHz/24bit対応のリニアPCMレコーダー「H2n」(関連ニュース)にも使用されている「Mid-Side(ミッド=サイド)マイク」を搭載した。ユーザーがマニュアルでマイクの集音範囲を調節でき、Mono/30度/60度/90度/120度/150度からサイドレベルが変更できる。集音性能のリファレンスには、プロフェッショナルの現場で高い信頼を得ているノイマン「SM69」を設定し、中抜けのないしっかりとした音像が特徴であるという。

本体トップにマイクユニットを搭載

Mid-Sideマイクの効果


マイクのアングルをユーザーが自在に設定できる

音質設定の画面
録音フォーマットは最大96kHz/24bitのリニアPCMと、最大48kHz/320kbpsのAACから選択が可能。記録媒体は最大64GBのSDXCメモリーカードが使用できる。


側面にUSB/HDMI/ヘッドホン端子を搭載

SDカードを記録媒体に採用する
動画撮影はWVGA/60・30fpsから、フルHDの1920×1080/30fpsまで対応。記録方式はMPEG-4/AVC H.264。動画撮影時も、同じトラックに最大96kHz/24bitのリニアPCM録音が同時に行える。撮影シーンごとのサポートモードも、カメラが映像の自動調整を行う「Auto」のほか、スポットライトの強いライブ撮影などに最適な、白トビを防ぐ「Concert Lighting」、暗い場所での撮影に最適な「Night」の3種類から選択できる。


映像の画質設定の画面

シーン選択は3種類
本機をWebカメラとして使うこともでき、PCにUSB接続した状態で、各配信サイトのソフトウェアを使って720pクオリティの動画配信が行える。同社ではUSTREAMやニコニコ動画、スカイプのビデオ通話などの用途を提案している。音声だけのストリーミングも可能だ。

他にもUSBマイク機能の搭載により、本機をPCに直接つないで音声を入力できる。側面にはHDMI端子を備え、撮影したフッテージを大型テレビで再生しながら楽しめる。

マイクゲイン設定機能も新たに設け、側面のダイヤルでマイク録音のレベルを「1〜10」の段階で手動調節できる。オートゲインも「Concert/Solo/Meeting」の3タイプをプリセットしている。


SDカードスロットと、マイクゲインのボリュームを装備
本体背面にはカラー表示対応のディスプレイを搭載。アイコンを選んで本体の設定が手軽に行える操作感を実現した。


背面にカラーディスプレイを搭載

本体設定などはアイコンを見ながら直感的に操作できる
撮影した音声や動画は、付属ソフト「Handy Share」で簡単に管理や編集、SNS/動画投稿サイトなどへのアップロードが可能。エフェクト機能やマスタリング処理なども行える。

電源には単3電池2本を採用。なお別売アクセサリーパッケージとして、卓上三脚、ウインドスクリーン、HDMIケーブル、ソフトケース、ACアダプター、USBケーブルがセットになった「APQ-2HD」も6月に発売される。価格は3,150円(税込)。

電源は単3電池2本を使用


気軽に録画・録音・ライブストリーミングを楽しんでもらいたい


(株)ズーム 飯島雅宏氏
(株)ズームは本機の新製品発表会を開催し、代表取締役 CEOの飯島雅宏氏が本機を開発した経緯を説明した。同社では録画もできるリニアPCMレコーダーとして、これまで「Q3」「Q3HD」を商品化してきたが、今回「Q2HD」を開発するにあたっては「価格をおさえて、多くのアマチュアの皆様にも使ってもらえるレコーダーにしたかった」という飯島氏。楽器の演奏などを、これから新しく修得したいと考えているビギナー層にとって「練習中の様子を映像と高品位なサウンドで録って、あとからチェックすることで、上達のスピードが早くなるはず」と本機の用途を紹介する。

本機に搭載されたストリーミング映像の撮影機能についても言及した飯島氏は、「今起きている出来事の生中継を見ることと、録画した映像を見ことでは、視聴者の受け止め方が大きく異なる。バンドなどをやっている方は、自分の演奏を本機でライブ配信すると、また新しい表現ができるようになるはず」とコメント。様々な用途に展開できる本機の魅力をアピールした。


Yuiさんと池川史洋さん

生演奏もお披露目された
発表会にはフラメンコ・ポップスのバンド「Soluz(ソルス)」で活躍する、バイオリニストのYuiさんと、ギタリストの池川史洋さんもゲストとして登場。発表会場でバイオリンを演奏するYuiさんと、別室で演奏する池川さんのギターのストリーミング映像によるセッションも披露された。演奏後に感想を語ったYuiさんは「映像と音声のストリーミングがとても安定していて、音質がとても良い。音質と画質がこれだけハイクオリティなポータブルレコーダーはなかなかないですね」と、本機のパフォーマンスに驚いた様子だった。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

製品スペックを見る
  • ジャンルその他
  • ブランドZOOM
  • 型番Q2HD
  • 発売日2012年6月中旬
  • 価格¥19,950(税込)
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードプレーヤーは “2強” テクニクス「SL-1500C」&デノン「DP-3000NE」がつばぜり合い<ハイファイオーディオ売れ筋ランキング10月>
2 評論家も驚く実力派サウンドバーがこの価格? JBL「BAR 1000/800」がAmazonブラックフライデーで激安!
3 【プロレビュー有】老舗デノンの技術が結集! “音が良いサウンドバー”代表選手「DHT-S218」の魅力に迫る!
4 Amazonブラックフライデー、Shanlingの多機能プレーヤー・iBassoのUSB-DAC/アンプも狙い目
5 Hey! Say! JUMP、全曲サブスク解禁。最新アルバム「H+」含む全349曲が聴き放題に
6 独自技術を結集したPolk Audioの最高峰「R700」に迫る徹底レビュー
7 Bang & Olufsen、ANCを強化した完全ワイヤレスイヤホン「Beoplay Eleven」
8 【レビューあり】「ビクター史上、最高傑作」から高コスパ機まで。どれを買うべき?ビクター製イヤホン2024年モデル総まとめ
9 「Sonos Ace」レビュー。美しいデザインに高いノイキャン性能、そして音質…完成度の高さにVGP審査員が唸った
10 「今、売れているオーディオアクセサリー」<売れ筋ランキング10月 番外編>
11/28 10:35 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX