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公開日 2012/08/31 14:29

<IFA>サムスン、55V型有機ELテレビやスマートTV新技術を披露

新たにジェスチャー操作を実現
折原一也
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●55V有機ELにGALAXYも発表されたサムスンのプレスカンファレンス

サムスンはIFA2012のプレスカンファレンスで、55V型の有機ELテレビと、スマートTV関連の新技術などを発表した。

55V型有機ELは、2004年から同社が継続して紹介してきた有機EL技術の集大成になるものと説明。現在は有機ELディスプレイの90%がサムスンによるものだという。

55V型の有機ELテレビ

上部にあるモーション検出用カメラ

プレゼンテーションでは有機ELを「LED液晶テレビより1,000倍高速」と紹介し、スポーツ鑑賞に向いたテレビとしても売り出すということだ。

AV機器関係の目玉として登場した55V型モデルのOLED TV

プレゼンテーションでは高画質ぶりを丁寧に紹介していた

プレスカンファレンス直後に先行オープンした同社ブースのデモ機を見ても、全暗からのダイナミックな立ち上がりを見せており、クオリティが非常に高かった。

設営中のサムスンブース内には多数のデモ機が用意され、商品化が間近であることを感じさせた

有機ELについては、高速応答を活かした機能として「MULTI VIEW」の技術も大々的に紹介していた。これはアクティブ型の3Dメガネを利用し、一つの画面に、交互に全く別のコンテンツを表示。映像に同期して3Dメガネのシャッターを開閉することで、2人の視聴者が別の画面を視聴できるというものだ。音声は付属のワイヤレスヘッドフォンを使って聴く仕組みだ。

有機ELの高速応答を活かした技術として3Dメガネを利用した「Multi View」を実演デモ

●スマートTVはジェスチャー操作、音声認識をアピール

「スマートTV」への取り組みでは、まず同社のスマートTV向けアプリのダウンロード数が4,500万ダウンロードを達成したことを紹介。さらに新たな柱として「Smart Content」「Smart Evolution」に加え、「Smart Interaction」というコンセプトを訴求した。

スマートTVはプラットフォームの話よりもコンテンツ共有技術「Allshare」をプッシュ

「Smart Interaction」を謳う音声認識、ジェスチャー操作機能が新たな柱となる

「Smart Interaction」の具体的な内容は2つあり、音声コントロールによる個人認証技術と、薄型テレビに取り付けられた内蔵カメラによるジェスチャーコントロールが紹介された。

特にジェスチャーコントロールはプレスカンファレンスでも実演されるなど、その先進性を強調。操作性でも「スマート」を実現するのが同社の「スマートTV」の新しい方向性だ。

モーションコントロールはキネクトのようなゲーム操作も可能としており、従来のテレビのスマート機能とは一戦を画す機能となる

●GALAXYブランドの新製品群も紹介

「GALAXY」ブランドのスマートフォン、タブレット製品も同時に発表された。製品の詳細は前日の「Samsung Unpack 2012」で先行して公開されていたもので、ペン入力対応の「GALAXY Note II」や、3G/4G回線搭載のスマートフォン型カメラ「GLAXY CAMERA」などが登場した。

事前の噂通り発表となった「GALAXY Note II」のタッチ&トライには人だかりができていた。5.5型のSuper AMOLED搭載で1.6GHzのクアッドコアプロセッサ、OSはAndroid 4.1

他にもWindows 8端末として「ATIV」ブランドのPCをブースで展示することも紹介。さらに白物製品も紹介されるなど、多数の製品群を擁する同社らしい内容だった。

AV/PC関連以外でサムスンが時間を割いていたのが白物家電。冷蔵庫と洗濯機のテクノロジー解説もプレゼンテーションした

Windows 8搭載のPCも同時に披露された。「ATIV SmartPC PRO」はCore i5プロセッサに11.6型のフルHDディスプレイ、256GBのSSDを搭載。ディスプレイ部を取り外してタブレットとしても利用可能


(折原一也)

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