欧州展開のテレビ製品やクラウドサービスも
<IFA>東芝、「CEVO ENGINE 4K」搭載試作機で16視差の裸眼3Dをデモ − Windows 8対応Ultrabook新製品
東芝はプレスイベント2日目の8月30日にブースをプレス関係者に向けて公開した。テレビのコーナーには“4K REGZA”のヨーロッパモデルである55V型液晶テレビ「55ZL2」を一斉に並べて、先にレポートした84型“4K REGZA”のプロトタイプ(関連ニュース)と一緒に、4Kワールドの魅力を訴求している。
ディーラースペースに設けられた特設シアターでは、グラスレス3Dのプロトタイプモデルを視聴することができた。国内で発売されているREGZA「55X3」は裸眼3Dの表示に対応しているが、本機がレンチキュラーシート方式により9視差で3D映像を生成していたのに対して、今回展示されたプロトタイプでは「CEVO ENGINE 4K」を組み込み、エンジンの高度な処理能力により16視差による裸眼3D表示を実現している。
同社の展示スタッフによれば「1視差あたりの解像度は960×540画素となるが、立体表示のナチュラルさ、見やすさは9視差の場合よりも向上しているはず」という。実際にデモ映像を視聴してみたところ、3Dのスイートスポットが限定される感じが少なく、より自然な裸眼3Dの映像を視られることが実感できた。なお本機は今のところ商品化の予定はないという。
ほかにもテレビ関連の展示では、インテルWiDi対応のテレビがデモンストレーションを行っている。同技術に対応するノートPCから、ワイヤレスで送り出した映像をテレビ側で表示している。欧州では今年の春からファームウェアのアップデートにより、一部の機種にWiDi対応機能の提供を開始しており、今後順次対応機種を広げていくという。
またJacob Jensenデザインのラインナップにも新製品が登場した。こちらも欧州のみで販売されるモデルだが、WLシリーズがこれにあたる。狭額縁のミニマルデザインが特徴的なモデルだ。
84型“4K REGZA”のレポートにて触れた、HDMIケーブル1本で4K2K/30pの信号出力に対応するdynabookが参考出品されている。本機は型番は未定だが、2013年度に商品家が予定されている。4K画素のWebブラウジングや写真編集のデモをブースでは紹介していた。
ノートPCはこの秋の新製品としてヨーロッパで展開されるUltrabookも展示。「Satellite U920t」は12.5インチのタッチパネル液晶を搭載したUltrabook。日本を含む世界各国でWindows 8の発売と同時リリースが予定されている。
ディスプレイを搭載する表面と、キーボードが収納されている裏面は可動式のジョイントで接続されており、表裏をスライドさせるとフルキーボードが表れ、通常のノートPCと同じクラムシェルスタイルで使用できる。またディスプレイ部分をスライドさせてタブレットスタイルで使うことも可能だ。タブレットスタイルにした際の本体の厚みは19.9mm。CPUはCore iシリーズ、ストレージには最大256GBのSSDを採用している。
クラムシェル形状の際は、本体背面に設けたカメラユニットが表れる。例えばインカメラでスカイプ通話をしながら、会話の途中でリアカメラに切り替えて周りの風景を撮影して、友人に紹介するといった楽しみ方も可能になる。
「Satellite U940」もWindows 8の発売と同時にリリースを予定しているUltrabookのエントリーモデル。こちらはヨーロッパでは649ユーロの価格設定が予定されている。
なお、どちらのPCも日本国内での展開が予定されている。
東芝のクラウドサービス「TOSHIBA PLACES」からは、近くヨーロッパでスタートを予定するいくつかのサービスが紹介されていた。
「Media Guide」はテレビ番組やVOD番組を含む放送プログラムを表示・検索したり、リモコンとしても使えるタブレット向けアプリ。ROVIの提供によるテレビの番組データと連携を図り、テレビ番組をEPG形式で表示して、番組名を選ぶと詳細な番組情報を参照したり、チャンネルを切り替えることもできる。番組の詳細情報からは、番組や作品の出演者に関する深掘り情報も参照できる。また番組に関するコメントを、Twitter/Facebookと連携して手軽に投稿することも可能だ。
当アプリは既に北米でサービスをスタートしているが、ヨーロッパでは来月末から提供開始が予定されている。Google Playストアから無償でダウンロードができるようになるが、サービスを利用するためにはREGZA側の対応機種も必要になる。
ヨーロッパ版アプリではまた、外付USB-HDDへの録画機能を搭載するREGZAと組み合わせて、アプリから番組の予約録画も可能になる予定。
音楽コンテンツ系のサービス「MUSIC PLACE」では、これまで対応してきたPCとテレビに加えて、Androidタブレット/スマートフォン、およびiPhone/iPod touchへのマルチデバイス対応が今年中のスタートに向けて準備が進められている。またコンテンツプロバイダーの拡充や、ユーザーが豊富な音楽タイトルから好みの音楽ジャンルを限定して楽しめるようになるといった、使い勝手の向上も図られる。
他にも新しいアプリ「ENERGY PLACE」も参考展示を行っている。こちらはタブレットやスマートフォン、PC、インターネット対応テレビなどマルチデバイスでの利用に対応しており、家庭内のエレクトロニクス機器による電力消費をモニターしたり、使用した電力量をグラフ化して確認することなどができるようになる見込み。年末の導入に向けて開発準備が進められているという。
ディーラースペースに設けられた特設シアターでは、グラスレス3Dのプロトタイプモデルを視聴することができた。国内で発売されているREGZA「55X3」は裸眼3Dの表示に対応しているが、本機がレンチキュラーシート方式により9視差で3D映像を生成していたのに対して、今回展示されたプロトタイプでは「CEVO ENGINE 4K」を組み込み、エンジンの高度な処理能力により16視差による裸眼3D表示を実現している。
同社の展示スタッフによれば「1視差あたりの解像度は960×540画素となるが、立体表示のナチュラルさ、見やすさは9視差の場合よりも向上しているはず」という。実際にデモ映像を視聴してみたところ、3Dのスイートスポットが限定される感じが少なく、より自然な裸眼3Dの映像を視られることが実感できた。なお本機は今のところ商品化の予定はないという。
ほかにもテレビ関連の展示では、インテルWiDi対応のテレビがデモンストレーションを行っている。同技術に対応するノートPCから、ワイヤレスで送り出した映像をテレビ側で表示している。欧州では今年の春からファームウェアのアップデートにより、一部の機種にWiDi対応機能の提供を開始しており、今後順次対応機種を広げていくという。
またJacob Jensenデザインのラインナップにも新製品が登場した。こちらも欧州のみで販売されるモデルだが、WLシリーズがこれにあたる。狭額縁のミニマルデザインが特徴的なモデルだ。
84型“4K REGZA”のレポートにて触れた、HDMIケーブル1本で4K2K/30pの信号出力に対応するdynabookが参考出品されている。本機は型番は未定だが、2013年度に商品家が予定されている。4K画素のWebブラウジングや写真編集のデモをブースでは紹介していた。
ノートPCはこの秋の新製品としてヨーロッパで展開されるUltrabookも展示。「Satellite U920t」は12.5インチのタッチパネル液晶を搭載したUltrabook。日本を含む世界各国でWindows 8の発売と同時リリースが予定されている。
ディスプレイを搭載する表面と、キーボードが収納されている裏面は可動式のジョイントで接続されており、表裏をスライドさせるとフルキーボードが表れ、通常のノートPCと同じクラムシェルスタイルで使用できる。またディスプレイ部分をスライドさせてタブレットスタイルで使うことも可能だ。タブレットスタイルにした際の本体の厚みは19.9mm。CPUはCore iシリーズ、ストレージには最大256GBのSSDを採用している。
クラムシェル形状の際は、本体背面に設けたカメラユニットが表れる。例えばインカメラでスカイプ通話をしながら、会話の途中でリアカメラに切り替えて周りの風景を撮影して、友人に紹介するといった楽しみ方も可能になる。
「Satellite U940」もWindows 8の発売と同時にリリースを予定しているUltrabookのエントリーモデル。こちらはヨーロッパでは649ユーロの価格設定が予定されている。
なお、どちらのPCも日本国内での展開が予定されている。
東芝のクラウドサービス「TOSHIBA PLACES」からは、近くヨーロッパでスタートを予定するいくつかのサービスが紹介されていた。
「Media Guide」はテレビ番組やVOD番組を含む放送プログラムを表示・検索したり、リモコンとしても使えるタブレット向けアプリ。ROVIの提供によるテレビの番組データと連携を図り、テレビ番組をEPG形式で表示して、番組名を選ぶと詳細な番組情報を参照したり、チャンネルを切り替えることもできる。番組の詳細情報からは、番組や作品の出演者に関する深掘り情報も参照できる。また番組に関するコメントを、Twitter/Facebookと連携して手軽に投稿することも可能だ。
当アプリは既に北米でサービスをスタートしているが、ヨーロッパでは来月末から提供開始が予定されている。Google Playストアから無償でダウンロードができるようになるが、サービスを利用するためにはREGZA側の対応機種も必要になる。
ヨーロッパ版アプリではまた、外付USB-HDDへの録画機能を搭載するREGZAと組み合わせて、アプリから番組の予約録画も可能になる予定。
音楽コンテンツ系のサービス「MUSIC PLACE」では、これまで対応してきたPCとテレビに加えて、Androidタブレット/スマートフォン、およびiPhone/iPod touchへのマルチデバイス対応が今年中のスタートに向けて準備が進められている。またコンテンツプロバイダーの拡充や、ユーザーが豊富な音楽タイトルから好みの音楽ジャンルを限定して楽しめるようになるといった、使い勝手の向上も図られる。
他にも新しいアプリ「ENERGY PLACE」も参考展示を行っている。こちらはタブレットやスマートフォン、PC、インターネット対応テレビなどマルチデバイスでの利用に対応しており、家庭内のエレクトロニクス機器による電力消費をモニターしたり、使用した電力量をグラフ化して確認することなどができるようになる見込み。年末の導入に向けて開発準備が進められているという。