• ブランド
    特設サイト
公開日 2013/09/05 10:06

ソニー、ポタアン上位機「PHA-2」 − 192/24やDSD再生に対応

DSDは2.8/5.6MHzのネイティブ再生に対応
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーはDAC内蔵のポータブルヘッドホンアンプ「PHA-2」を10月25日より発売する。価格はオープンだが、55,000円前後での実売が予想される。

「PHA-2」

「PHA-2」の正面部

本機は昨年10月に登場した同社初のポータブルヘッドホンアンプ「PHA-1」(関連ニュース)の上位モデルとなる。IFAで参考展示されていたモデル(関連ニュース)の国内市場投入が明らかになった形だ。PHA-1はUSB入力が96kHz/24bitまでの対応だったのに対し、本機は最大192kHz/24bitに対応。さらにDSD 2.8/5.6MHzの再生も可能となった。なお、PHA-1は継続となり、本機と併売される。

PCとの接続はUSB(microB)端子で行う。DSD再生についてはDoP(Mac向け)とASIO(Windows向け)に対応し、Mac/Windowsともに5.6MHzのDSD再生が可能。Windows PCとの接続については、専用ドライバーソフトが必要となる。

また、アシンクロナス伝送に対応し、高精度クロックジェネレーターを搭載。クロックジェネレーターが正確なクロックをDACに供給することで、D/A変換時の時間軸精度を向上させている。

また、DSDファイルも再生可能なPC用プレーヤーソフト「Hi-Res Audio Player」をPHA-2専用として用意。Windows専用となるが、DSDをはじめとする各フォーマットの音楽ファイルをドラッグ&ドロップするだけで簡単に再生できる。なお、DSD再生に固有の楽曲切り替え時ノイズについては、本機側でミューティングを行う。

USB入力は192kHz/24bitまでに対応、DSD再生も可能となった。サイズは従来モデルと比べ一回り大きくなった

USB(A)端子の入力については、従来機に引き続きiPhone、iPodなどのiOSデバイスとのデジタル接続に対応する。

DACチップは192kHz/24bitやDSDに対応するために、従来のウォルフソン製「WM8740」からTI製「PCM1795」へ変更された。オペアンプなどのアナログ系はPHA-1を踏襲しつつ、アナログ部とデジタル部の混在によるノイズの飛び込みを最小化するためのレイアウト見直しなどを図った。

基板については従来モデルをベースに、さらなるノイズの低減を目指してレイアウトなどが見直された。DACについてはTI製「PCM1795」を搭載する

アナログ増幅部には低ノイズ低歪率のオペアンプICを搭載。ヘッドホンアンプについては、出力段に電流帰還型ハイスルーレートヘッドホンアンプICを搭載。さらに、正負2電源方式によるOCL出力段を採用している。

アナログ音声出力端子として、ヘッドホン(3.5mmステレオミニ)を1系統、ラインアウト(3.5mmステレオミニ、出力固定)を1系統搭載。ヘッドホンアンプは最大出力は約165mW+165mW(8Ω、10%歪)で、ゲイン切り替えスイッチを搭載。ライン出力は本機からの新搭載で、アナログ入力端子と兼用となる。

電源は内蔵リチウムイオン充電池(DC3.7V)で、電池持続時間はアナログ接続時で約17時間、デジタル接続時で接続時約6.5時間。充電時間はパソコン経由の場合で約7時間、ACアダプター経由で約3.5時間となる。

筐体については、ツマミ部分だけをPHA-1から引き続きで、それ以外は全て新規パーツを採用した。筐体素材はアルミニウムで、バンパー部には亜鉛合金を用いている。サイズはPHA-1に比べて幅で1mm、高さで3mm、奥行きで10mm大きくなり、質量は50g重くなった。

本機とプレーヤーを重ねて固定するシリコンベルトも引き続き搭載

付属のUSB-A to USB-micro Bケーブル

付属のステレオミニ to ステレオミニケーブル

周波数特性は10Hz〜100kHz(AUDIO IN入力時)、最大入力は1Vrms。外形寸法は約68Wmm×29Hmm×140Dmm、質量約270g。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックを見る
  • ジャンルその他
  • ブランドSONY
  • 型番PHA-2
  • 発売日2013年10月25日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格55,000円前後)
【SPEC】●アナログ音声出力端子:ヘッドホン(3.5mmステレオミニ)×1、ラインアウト(3.5mmステレオミニ、出力固定)×1 ●電池持続時間:アナログ接続時…約17時間、デジタル接続時…接続時約6.5時間 ●充電時間:パソコン経由…約7時間、ACアダプター経由…約3.5時間 ●周波数特性:10Hz〜100kHz(AUDIO IN入力時) ●最大入力:1Vrms ●外形寸法:約68W×29H×140Dmm ●質量:約270g
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX