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公開日 2014/08/27 13:00

パイオニア、10万円を切る高品位BDプレーヤー「BDP-LX58」

高剛性筐体とドライブで画音質向上
ファイル・ウェブ編集部
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パイオニアは、BDプレーヤーの中級機「BDP-LX58」を10月下旬に発売する。価格は98,000円(税抜)。

BDP-LX58

BDP-LX58の背面部


BDP-LX58の概要

同時に発表された「BDP-LX88」と同じく、同社のBDプレーヤー高級ライン「LXシリーズ」に連なるモデル。本機はLX88の開発思想や技術を踏襲しながら、価格を10万円以下に抑えたモデルとして注目される。

付属リモコンは操作性を高めた


再生できるメディアはLX88と同様。Blu-ray、DVDビデオ、DVDオーディオ、SACD、USBメモリー内のコンテンツ再生が行える。USB A端子は前面と背面に1端子ずつ装備している。そのほかDLNA 1.5にも対応しており、DTCP-IPにも準拠。またDLNAを使ったネットワークオーディオ再生も行え、最高192kHz/24bitのFLAC/WAV/ALAC/AIFFや、DSD(2.8MHzまで)をネイティブのまま再生することができる。USB-DAC機能は搭載していない。

HDMI端子はバージョン2.0で、出力2系統を装備。デジタル出力端子は同軸デジタルのみで、光デジタル出力は装備していない。アナログ音声出力はRCAアンバランスのみ。コントロール用のRS-232端子も備えている。

また質と音質をともに高める端子として、「Zero Signal」を装備。音声や映像、制御信号などを通さず、GNDのみを接続する専用端子だ。この端子を、アンプなど入力機器側の使用していない映像または音声端子と接続することで、機器間のGNDレベルを一致させ、より正確な信号伝送が行えるとしている。

独自の「Zero Signal」を装備。

LX88と同様、筐体の剛性を強化。筺体のシャーシ部(後面、天面、底面、側面)に高剛性鋼板を使用し、筺体全体の剛性を高め筺体内部の 不要な振動を抑制。また1.6mm 厚の底面シャーシに 3mm 厚鋼板の底板を装備した“レイヤードシャーシ”による低重心化で、外部振動が筺体内部に伝わることを抑えている。もちろんLX88ほどの物量は投じておらず、本体質量は9.9kgと、LX88に比べて4.3kg程度軽い。

BDP-LX58の内部構造

さらに、リジッド&クワイエットドライブもLX88と同様。LX88が行っている、シールドへの黒色制振塗装こそ行っていないものの、ドライブは鉄板のシールドケースで保護しているほか、ドライブをシャーシへ強固に固定する鋼板ドライブベースも採用。ドライブとドライブベースのあいだを、振動を伝えないフローティング構造としたところも共通している。

上記であるLX88と同じくリジッド&クワイエットドライブを搭載。

オーディオDACは、ESS社の「ES9011」を採用している。

そのほか、同社製のAVアンプとHDMIで接続した際、ジッターを低減するPQLSも搭載。ただしLX88が実現した、音声DAC専用のマスタークロックの搭載を行う「Precision Audio」には対応していない。

PQLSにも対応する

アナログオーディオ再生時の音質をさらに高める機能として、「ダイレクト機能」を搭載。リモコンの「ダイレクト」ボタンを一押しすることで、デジタルオーディオ系回路やビデオ系回路をオフにすることができる。

アナログオーディオ再生時の音質をさらに高める機能として「ダイレクト機能」を搭載。

映像面の仕様はLX88と基本的に同様。HDのコンテンツデータを「Precise Pixel Driver」でHDのまま高画質処理し、その後「4K Reference Converter」で4Kアップスケーリング処理する。

「Precise Pixel Driver」と「4K Reference Converter」で高品位な4Kアップスケーリング処理が可能だという。

「Precise Pixel Driver」は、映像からテクスチャー部を抽出し、適正な補正を行うことで、細部の質感を向上させるディテール・エンハンス処理を担当。また同ドライバーでは、YNR/CNR、ブロックNR、モスキートNRの3つのノイズリダクション処理も行う。

「4K Reference Converter」は超解像を伴うアップスケーリング処理。画像解析による特徴抽出を行うことで、自然でなめらかな映像を実現できるという。テクスチャーは帯域や輝度に応じて適切な画像処理を行い、さらにエッジ処理については、周辺画素を解析することで緻密な補正とシュートの抑制を行う。最高で4K/60p、4:4:4、36ビットの映像を出力することが可能だ。

「4K Reference Converter」は超解像を伴うアップスケーリング処理を担当。

「Precise Pixel Driver」は、映像からテクスチャー部を抽出し、適正な補正を行うことで、細部の質感を向上させるディテール・エンハンス処理を担当。

画質調整では、13種類の設定項目を用意。超解像処理の適用度もオフ/1/2/3から選択することができる。

画質調整では13種類の設定項目を用意している。

画質のプリセットモードは、最新のデジタルシネマシステムで製作された映像コンテンツを想定し、最適化した。プロジェクター系が3つ、フラットパネルディスプレイ系が3つのプリセットモードを用意。また映像信号処理を抑えた設定「リファレンス」も選択することが可能となっている。さらに、ユーザーが行った画質設定をお好みで調整できるメモリーモードも3つまで設定できる。

画質のプリセットモードは8項目を用意。

【問い合わせ先】
パイオニア
カスタマーサポートセンター
TEL/0120-944-222

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製品スペックを見る
  • ジャンルBDプレーヤー
  • ブランドPIONEER
  • 型番BDP-LX58
  • 発売日2014年10月下旬
  • 価格¥98,000(税抜)
【SPEC】●周波数特性:4Hz〜58kHz(192kHzサンプリング) ●入出力端子:HDMI出力×2、USB×2、同軸デジタル音声出力×1、光デジタル音声出力×1、アナログ2ch音声出力×1、LAN×1 ●消費電力:27W(待機時0.3W) ●外形寸法:435W×118H×338Dmm ●質量:9.9kg
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