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公開日 2015/05/26 20:24
<NHK技研公開:8K編>様々な技術が「8Kレディ」に。55型8K液晶や13.3型8K有機ELなども
今年のSHVシアターはN響「悲愴」
NHK放送技術研究所が8Kスーパーハイビジョンやハイブリッドキャストを始めとする各種研究成果を一般に披露する「技研公開2015」が、5月28日(木)から5月31日(日)まで開催される。これに先立ち、プレス向けプレビューが行われた。
技研公開は毎年行われている恒例イベントで、今回のテーマは「究極のテレビへ、カウントダウン!」。8Kスーパーハイビジョンやハイブリッドキャスト(HybridCast)をはじめとした、テレビに関する様々な展示が行われる。本稿では、来年からの試験放送実施も控える8K関連の展示についてレポートする。
■来年の試験放送に向けて様々な技術が『8Kレディ』に
NHK技研に到着すると、来場者をまず出迎えるのが「8K衛星放送実験電波受信中」と記されたアンテナ。これは12GHz帯の放送衛星を使用した実験で、お台場で撮影している8K映像を生中継で渋谷のNHK放送センターで受け、そこから世田谷・砧のNHK技研まで伝送するというもの。2016年の8K試験放送を想定し、現行のシステムでも8K信号の伝送が行えることを紹介している。
さらに、地上波での8K伝送実験も実施。以前は熊本県人吉市で行った実験を、今度は渋谷のNHK放送センターと砧のNHK技研間で実施。放送センターで受信した8K映像を技研からリアルタイムで確認できるデモを披露し、都市部でも8K映像伝送可能であることを披露していた。
加えて、2016年の8K試験放送をケーブルテレビで再放送するための伝送システムも展示。現行CATVの複数のチャンネルを使って分割配信することで8K信号を伝送できることも紹介している。
こうした伝送実験、なかでも特に衛星放送での伝送実験について、NHK技研所長の黒田徹氏は「今年のメイン」とコメント。「来年の試験放送に向けて、様々な技術が『8Kレディ』であることを紹介したい」と述べ、「究極のテレビの実現に向けた最新の技術を感じていただければと思う」とした。
■55インチ8K液晶ディスプレイや13.3インチ8K有機ELディスプレイ
研究所の講堂を使った「スーパーハイビジョンシアター」では、今年はNHK交響楽団によるチャイコフスキー「悲愴」第3楽章を8K上映。大画面スクリーンと22.2ch音響でコンサートを体験できる。なお、一般公開初日となる28日は基調講演などで講堂を使用するため、8K上映は行われない。
技研公開は毎年行われている恒例イベントで、今回のテーマは「究極のテレビへ、カウントダウン!」。8Kスーパーハイビジョンやハイブリッドキャスト(HybridCast)をはじめとした、テレビに関する様々な展示が行われる。本稿では、来年からの試験放送実施も控える8K関連の展示についてレポートする。
■来年の試験放送に向けて様々な技術が『8Kレディ』に
NHK技研に到着すると、来場者をまず出迎えるのが「8K衛星放送実験電波受信中」と記されたアンテナ。これは12GHz帯の放送衛星を使用した実験で、お台場で撮影している8K映像を生中継で渋谷のNHK放送センターで受け、そこから世田谷・砧のNHK技研まで伝送するというもの。2016年の8K試験放送を想定し、現行のシステムでも8K信号の伝送が行えることを紹介している。
さらに、地上波での8K伝送実験も実施。以前は熊本県人吉市で行った実験を、今度は渋谷のNHK放送センターと砧のNHK技研間で実施。放送センターで受信した8K映像を技研からリアルタイムで確認できるデモを披露し、都市部でも8K映像伝送可能であることを披露していた。
加えて、2016年の8K試験放送をケーブルテレビで再放送するための伝送システムも展示。現行CATVの複数のチャンネルを使って分割配信することで8K信号を伝送できることも紹介している。
こうした伝送実験、なかでも特に衛星放送での伝送実験について、NHK技研所長の黒田徹氏は「今年のメイン」とコメント。「来年の試験放送に向けて、様々な技術が『8Kレディ』であることを紹介したい」と述べ、「究極のテレビの実現に向けた最新の技術を感じていただければと思う」とした。
■55インチ8K液晶ディスプレイや13.3インチ8K有機ELディスプレイ
研究所の講堂を使った「スーパーハイビジョンシアター」では、今年はNHK交響楽団によるチャイコフスキー「悲愴」第3楽章を8K上映。大画面スクリーンと22.2ch音響でコンサートを体験できる。なお、一般公開初日となる28日は基調講演などで講堂を使用するため、8K上映は行われない。