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公開日 2016/01/06 10:23
パナソニック、フルスペック8K信号を1本で非圧縮伝送可能なケーブルを開発
今後国際規格化も目指す
パナソニックは、フルスペック8K信号を1本で非圧縮伝送可能なコネクター付きケーブルを開発したと発表した。慶應義塾大学発ベンチャーのKAIフォトニクス(株)と共同で開発したもの。現在ラスベガスで開催中のCESにて同社ブースで技術展示が行われる。
これまで8Kディスプレイに映像を送信する場合、4K相当の映像をHDMIケーブル4本で伝送し、画像処理ソフトで8K映像に組み合わせて表示する方法を用いることが多かった。
しかし今回開発されたケーブルは、プラスチック光ファイバーケーブルを使うことで伝送スピードを向上させ、フルスペックの8K信号を1本で伝送できるのが特徴だ。伝送速度は100Gbpsを超えるという。
光ファイバーは光軸を完全に合わせることで高速通信を実現するが、機器とケーブルコネクタ部が分離している場合、挿し込んだときの接続部分で光軸を正確に合わせることが難しいため、映像伝送用ケーブルへの採用は見送られていた。
しかし、慶應義塾大学理工学部の小池康博教授が三菱鉛筆と共同開発した「プラスチック光ファイバー/ボールペン型接続技術」に、パナソニックの広帯域信号の多値化伝送技術を適用することでこれを改善し、今回の開発発表に至った。
今後パナソニックは、このコネクタケーブルの国際規格化を目指していくという。
これまで8Kディスプレイに映像を送信する場合、4K相当の映像をHDMIケーブル4本で伝送し、画像処理ソフトで8K映像に組み合わせて表示する方法を用いることが多かった。
しかし今回開発されたケーブルは、プラスチック光ファイバーケーブルを使うことで伝送スピードを向上させ、フルスペックの8K信号を1本で伝送できるのが特徴だ。伝送速度は100Gbpsを超えるという。
光ファイバーは光軸を完全に合わせることで高速通信を実現するが、機器とケーブルコネクタ部が分離している場合、挿し込んだときの接続部分で光軸を正確に合わせることが難しいため、映像伝送用ケーブルへの採用は見送られていた。
しかし、慶應義塾大学理工学部の小池康博教授が三菱鉛筆と共同開発した「プラスチック光ファイバー/ボールペン型接続技術」に、パナソニックの広帯域信号の多値化伝送技術を適用することでこれを改善し、今回の開発発表に至った。
今後パナソニックは、このコネクタケーブルの国際規格化を目指していくという。