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公開日 2016/05/26 18:45
NTTなど、毎秒2GBの高速データ伝送実験に成功。DVD1枚分のデータを数秒で転送
富士通、NICTとの共同研究
NTT、富士通、情報通信研究機構(NICT)の3者は、300GHz帯を用いたテラヘルツ無線用小型送受信機を世界で初めて開発。DVD1枚分のデータを約3秒でダウンロードする速度に相当する、毎秒2ギガバイトでの高速データ伝送実験に成功した。
3者はまずテラヘルツ無線用小型送受信機を世界で初めて開発し、直交偏波を用いた多重伝送により毎秒40ギガビットのデータ伝送ができることを確認。さらに、情報端末からスマートフォン等に動画や音楽などの大容量コンテンツをダウンロードするというユースケースを想定し、開発した送信機を情報端末に組み込み、同じく開発した受信機をスマートフォンサイズの小型端末に実装したコンテンツダウンロード実験を行った。
この実験で、上記のように毎秒2ギガバイトのデータ転送を達成。「現在、高速ダウンロードサービス実現に向けては、ミリ波により検討が進んでいるが、さらなる高速化に向けて、テラヘルツ無線が有効であることを確認した」としている。
今後は、さらなる伝送速度の高速化、通信シーケンスの効率化を図るとともに、周波数の利用検討を見越した、コンテンツダウンロードをはじめとするユースケースの検討に取り組むとしている。
3者はまずテラヘルツ無線用小型送受信機を世界で初めて開発し、直交偏波を用いた多重伝送により毎秒40ギガビットのデータ伝送ができることを確認。さらに、情報端末からスマートフォン等に動画や音楽などの大容量コンテンツをダウンロードするというユースケースを想定し、開発した送信機を情報端末に組み込み、同じく開発した受信機をスマートフォンサイズの小型端末に実装したコンテンツダウンロード実験を行った。
この実験で、上記のように毎秒2ギガバイトのデータ転送を達成。「現在、高速ダウンロードサービス実現に向けては、ミリ波により検討が進んでいるが、さらなる高速化に向けて、テラヘルツ無線が有効であることを確認した」としている。
今後は、さらなる伝送速度の高速化、通信シーケンスの効率化を図るとともに、周波数の利用検討を見越した、コンテンツダウンロードをはじめとするユースケースの検討に取り組むとしている。