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公開日 2016/09/16 10:07
デノン、9chアンプ搭載のミドルクラスAVアンプ「AVR-X4300H」 - アトモス/DTS:X対応
最大11.2chプロセッシングに対応
デノンは、ドルビーアトモス/DTS:X対応のミドルクラス9.2ch AVアンプ「AVR-X4300H」を10月中旬より発売する。価格は160,000円(税抜)。
AVR-X4300Hは、2015年9月に発売された「AVR-X4200W」(関連ニュース)の後継機。AVR-X4200Wが9.2chプロセッシング対応/7chアンプ搭載だったのに対して、本機は11.2chプロセッシング対応/9chアンプ搭載と仕様を強化。価格は1万円アップした。
また、AVR-X4200WはファームウェアップデートでDTS:Xに対応したが、本機は出荷時からDTS:X対応となっている。
最大出力235Wの9chディスクリート・パワーアンプを搭載。映像についてはUltra HD Blu-rayに準拠しており、4K/60p、HDR、BT.2020などに対応。HDMI端子は8入力/3出力を備え、いずれもHDCP2.2に対応する。Wi-FiとBluetoothを内蔵。ネットワーク/USBメモリー経由で新たに5.6MHz DSDを再生可能となった。
■フラグシップ「X7200WA」の設計思想をミドルクラスにも
製品発表に先立って開催されたプレス向け発表会では、設計を担当した煖エ佑規氏、マーケティング担当の宮原利温氏が登場。本製品について詳細な説明を行った。
AVR-X4300Hは、同社のフラグシップAVアンプ「AVR-X7200WA」の思想と技術をミドルクラス機に集約することをコンセプトに開発されたとのこと。
AVR-X4200Wは1枚の基板に7chパワーアンプを配置していたが、本機では4chパワーアンプ基板と5chパワーアンプ基板を組み合わせることで、筐体サイズはそのままに9chアンプ搭載を実現。2枚のアンプ基板を用いることで、相互干渉も防いでいるという。
また、ヒートシンクの素材をコルゲート構成からより剛性の高いアルミ押し出し素材にグレードアップ。不要な振動を抑制し、さらなる高音質化を実現したという。
AVR-X7200WAと同様に、パワーアンプの初段には特性の揃った2つのトランジスターを内包するデュアル・トランジスターを採用。微小信号の表現力を高めるとともに、低域の安定感を向上させたとする。
DSP部には、AVR-X4200Wから引き続いてアナログデバイス社製の32bitフローティングポイントDSP「SHARCプロセッサー」を4基搭載。高負荷がかかる11.2ch分のデコードやアップミックス、24bit精度への拡張とマルチチャンネル音声にも対応した「AL24 Processing Plus」、自動音場補正「Audyssey MultEQ XT32」などの同時処理を実現する。
DAC部には、AVR-X7200WAにも採用されたデバイスと同シリーズの最新世代32bit DACを搭載。D/A変換回路は、映像回路やネットワーク回路から独立した専用基板にマウントすることで、歪の抑制や相互干渉の排除を実現する。
本機もデノンのAVアンプ思想「D.D.S.C.-HD」を継承。サラウンド再生のために必要な信号処理回路を一つ一つのブロックに独立させ、さらに全チャンネル同一レスポンス・同一クオリティとなるように各回路を構成・チューニングを施している。
同時発表のAVR-X6300Hでも採用された、入力セレクターとボリュームを独立させた新開発ICが本機でも用いられた。これにより、信号経路のシンプル・ストレート化も図られた。
電源には、AVR-X4300Hのために開発された専用の大型EIコアトランスと、専用にチューニングされたニチコン社製15,000uFの大容量カスタムコンデンサー2基を搭載。これにより、9chアンプを余すことなく駆動させ、かつ全チャンネルにおいて4Ωのスピーカーのドライブも可能となっている。
また、デジタル電源回路のスイッチング周波数を従来の約3倍にすることで、スイッチングノイズを可聴帯域へシフト。再生音への影響の抑制を図っている。デジタル電源回路用のスイッチングトランスにはシールドプレートを追加。電源回路全体をシールドプレートで覆うことで周辺回路への干渉を抑制したという。
AVR-X4300Hは、2015年9月に発売された「AVR-X4200W」(関連ニュース)の後継機。AVR-X4200Wが9.2chプロセッシング対応/7chアンプ搭載だったのに対して、本機は11.2chプロセッシング対応/9chアンプ搭載と仕様を強化。価格は1万円アップした。
また、AVR-X4200WはファームウェアップデートでDTS:Xに対応したが、本機は出荷時からDTS:X対応となっている。
最大出力235Wの9chディスクリート・パワーアンプを搭載。映像についてはUltra HD Blu-rayに準拠しており、4K/60p、HDR、BT.2020などに対応。HDMI端子は8入力/3出力を備え、いずれもHDCP2.2に対応する。Wi-FiとBluetoothを内蔵。ネットワーク/USBメモリー経由で新たに5.6MHz DSDを再生可能となった。
■フラグシップ「X7200WA」の設計思想をミドルクラスにも
製品発表に先立って開催されたプレス向け発表会では、設計を担当した煖エ佑規氏、マーケティング担当の宮原利温氏が登場。本製品について詳細な説明を行った。
AVR-X4300Hは、同社のフラグシップAVアンプ「AVR-X7200WA」の思想と技術をミドルクラス機に集約することをコンセプトに開発されたとのこと。
AVR-X4200Wは1枚の基板に7chパワーアンプを配置していたが、本機では4chパワーアンプ基板と5chパワーアンプ基板を組み合わせることで、筐体サイズはそのままに9chアンプ搭載を実現。2枚のアンプ基板を用いることで、相互干渉も防いでいるという。
また、ヒートシンクの素材をコルゲート構成からより剛性の高いアルミ押し出し素材にグレードアップ。不要な振動を抑制し、さらなる高音質化を実現したという。
AVR-X7200WAと同様に、パワーアンプの初段には特性の揃った2つのトランジスターを内包するデュアル・トランジスターを採用。微小信号の表現力を高めるとともに、低域の安定感を向上させたとする。
DSP部には、AVR-X4200Wから引き続いてアナログデバイス社製の32bitフローティングポイントDSP「SHARCプロセッサー」を4基搭載。高負荷がかかる11.2ch分のデコードやアップミックス、24bit精度への拡張とマルチチャンネル音声にも対応した「AL24 Processing Plus」、自動音場補正「Audyssey MultEQ XT32」などの同時処理を実現する。
DAC部には、AVR-X7200WAにも採用されたデバイスと同シリーズの最新世代32bit DACを搭載。D/A変換回路は、映像回路やネットワーク回路から独立した専用基板にマウントすることで、歪の抑制や相互干渉の排除を実現する。
本機もデノンのAVアンプ思想「D.D.S.C.-HD」を継承。サラウンド再生のために必要な信号処理回路を一つ一つのブロックに独立させ、さらに全チャンネル同一レスポンス・同一クオリティとなるように各回路を構成・チューニングを施している。
同時発表のAVR-X6300Hでも採用された、入力セレクターとボリュームを独立させた新開発ICが本機でも用いられた。これにより、信号経路のシンプル・ストレート化も図られた。
電源には、AVR-X4300Hのために開発された専用の大型EIコアトランスと、専用にチューニングされたニチコン社製15,000uFの大容量カスタムコンデンサー2基を搭載。これにより、9chアンプを余すことなく駆動させ、かつ全チャンネルにおいて4Ωのスピーカーのドライブも可能となっている。
また、デジタル電源回路のスイッチング周波数を従来の約3倍にすることで、スイッチングノイズを可聴帯域へシフト。再生音への影響の抑制を図っている。デジタル電源回路用のスイッチングトランスにはシールドプレートを追加。電源回路全体をシールドプレートで覆うことで周辺回路への干渉を抑制したという。
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関連リンク
- ジャンルAVアンプ
- ブランドDENON
- 型番AVR-X4300H
- 発売日2016年10月中旬
- 価格¥160,000(税抜)
【SPEC】●搭載パワーアンプ数:9ch ●定格出力(8Ω、20Hz〜20kHz、THD 0.05%、2ch駆動):125W×125W ●実用最大出力(JEITA:6Ω、1kHz、THD10%、1ch駆動):235W ●適合インピーダンス:4〜16Ω ●周波数特性:10Hz〜100kHz(+1,-3dB、ダイレクトモード時) ●無線LANネットワーク種類: IEEE 802.11a /b/g/n準拠(Wi-FiR 準拠)●無線LANセキュリティ:WEP 64bit、WEP 128bit、WPA/WPA2-PSK(AES)、WPA/WPA2、PSK(TKIP)●無線周波数:2.4GHz/5GHz ●Bluetoothバージョ
ン3.0+EDR ●対応プロファイル:A2DP1.2、AVRCP1.4 ●対応コーデック:SBC、AAC ●周波数帯域: 送信出力/通信距離 2.4GHz帯域/Class 1/約30m (見通し距離)●HDMI端子:入力× 8(フロント×1)、出力×3(モニター×2、ゾーン2×1)、(4K、HDCP 2.2、BT.2020、HDR、3D、DeepColor、x.v.Color、Auto Lip Sync、ARC、HDMIコントロール対応)●アナログ映像入出力端子:コンポジット入力×4(フロント×1)、コンポーネント入力×2、コンポジット出力×2(モニター×1、ゾーン2×1)、コンポーネント出力×1 ●音声入出力端子:アナログ音声入力× 7(フロント×1、PHONO×1)光デジタル入力×2、同軸デジタル入力×2、11.2chプリアウト×1、ゾーンプリアウト× 2、ヘッドホン出力×1 ●その他の入出力端子:Denon Link HD×1、Network×1、USB端子×1(フロント)、FMアンテナ端子 × 1、AMアンテナ端子×1、セットアップマイク入力×1、RS-232C×1、DCトリガー出力×2、リモートコントロール(IR)入出力×各1 ●チューナー受信周波数帯域:FM(76.0〜95.0MHz)、AM(522〜1629kHz) ●外形寸法:W434×H236×D389mm (アンテナを立てた場合)、W434×H167×D389mm(アンテナを寝かせた場合) ●質量:13.5kg
ン3.0+EDR ●対応プロファイル:A2DP1.2、AVRCP1.4 ●対応コーデック:SBC、AAC ●周波数帯域: 送信出力/通信距離 2.4GHz帯域/Class 1/約30m (見通し距離)●HDMI端子:入力× 8(フロント×1)、出力×3(モニター×2、ゾーン2×1)、(4K、HDCP 2.2、BT.2020、HDR、3D、DeepColor、x.v.Color、Auto Lip Sync、ARC、HDMIコントロール対応)●アナログ映像入出力端子:コンポジット入力×4(フロント×1)、コンポーネント入力×2、コンポジット出力×2(モニター×1、ゾーン2×1)、コンポーネント出力×1 ●音声入出力端子:アナログ音声入力× 7(フロント×1、PHONO×1)光デジタル入力×2、同軸デジタル入力×2、11.2chプリアウト×1、ゾーンプリアウト× 2、ヘッドホン出力×1 ●その他の入出力端子:Denon Link HD×1、Network×1、USB端子×1(フロント)、FMアンテナ端子 × 1、AMアンテナ端子×1、セットアップマイク入力×1、RS-232C×1、DCトリガー出力×2、リモートコントロール(IR)入出力×各1 ●チューナー受信周波数帯域:FM(76.0〜95.0MHz)、AM(522〜1629kHz) ●外形寸法:W434×H236×D389mm (アンテナを立てた場合)、W434×H167×D389mm(アンテナを寝かせた場合) ●質量:13.5kg