HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2016/12/15 17:00
Ultimate Ears、7年ぶり刷新の旗艦カスタムIEM「UE 18+ Pro」。日本限定ユニバーサルモデルも
新BAドライバーを搭載。内部アコースティックも全面刷新
ロジクールは、同社のイヤホンブランド Ultimate EarsのフラグシップモデルとなるカスタムIEM「UE 18+ Pro」を12月17日より発売する。価格はオープンだが、199,800円前後での実売が予想される。
なお、日本国内限定で「UE 18+ Pro」のユニバーサルモデルも発売される。価格はオープンだが実売予想価格は同じく199,800円前後で、カスタムモデルと同日の12月17日発売となる。
従来モデル「UE 18 Pro」から約7年の歳月を経て登場した、Ultimate Earsのフラグシップ・カスタムIEM。従来機から3Dモデリング/3Dプリンティングによる製造や、4ウェイ・6ドライバー構成(BAドライバー:高域×2、中高域×1、中低域×1、低域×2)、-26dBの遮音性などを継承しつつ、高域を3kHz拡張したというBAドライバー「トゥルー・トーン・ドライバー」を高域×2に新採用した。
さらに、6ドライバーをひとつのユニットに納めて最適なアコースティック・チューニングを行う方式を新採用。従来機では筐体内に個別に配置された6ドライバーをチューブを使って統合する方法をとっていた。しかし本機では、6ドライバーを納め、かつ各ドライバーの音を最適なアコースティック・チューニングの元に別経路で送出するインラインフィルターを内蔵した、統合されたユニットを採用。これによりサウンドチューニングのさらなる最適化による音質向上を実現したという。
なお、この方式は同社がいち早く取り組んできた3Dモデリング/3Dプリンティング技術によって可能になったとのこと。2015年末に登場した「UE Pro Reference Remastered」(関連ニュース)で初めて採用されたが、6ドライバー機で用いられるのは初となる。
「UE 18+ Pro」の入力感度は100dB(@1kHz, 100mV)、周波数特性は5Hz〜22kHz、インピーダンスは37.5Ω(@1kHz)。プラグは3.5mmステレオミニ端子となる。
本機の発表に併せて、Ultimate EarsのSales Directorを務めるMike Dias氏が来日。本機の詳細やUltimate Earsの取り組みについてお話を伺うことができた。同氏はUltimate Earsのサウンド面での他社製品に対する最大の優位性として「クロスオーバーのノウハウ」であるとコメント。「マルチドライバー・イヤホンのクロスオーバーは、料理でいえばシェフのレシピそのものであり、たとえ他社が同じ素材(同一のドライバーや同一の構成)を用いたとしても、同様のサウンドを実現するのは難しいでしょう」と述べていた。
また、3Dモデリング/3Dプリンティングにいち早く取り組んだことの強みについても紹介。音質向上はもちろん、製造工程を合理化・最適化することが可能になり「お客様を長期間待たせてしまう」というカスタムIEMの最大の弱点を回避できると説明していた。
なお、Mike Dias氏へのインタビューの詳細は追ってお伝えしたい。
また、UE 18+ Proは今週末17日・18日に開催される「ポタフェス2016」にも出展予定。ブースでは実際にその音を確認することも可能だ。
なお、日本国内限定で「UE 18+ Pro」のユニバーサルモデルも発売される。価格はオープンだが実売予想価格は同じく199,800円前後で、カスタムモデルと同日の12月17日発売となる。
従来モデル「UE 18 Pro」から約7年の歳月を経て登場した、Ultimate Earsのフラグシップ・カスタムIEM。従来機から3Dモデリング/3Dプリンティングによる製造や、4ウェイ・6ドライバー構成(BAドライバー:高域×2、中高域×1、中低域×1、低域×2)、-26dBの遮音性などを継承しつつ、高域を3kHz拡張したというBAドライバー「トゥルー・トーン・ドライバー」を高域×2に新採用した。
さらに、6ドライバーをひとつのユニットに納めて最適なアコースティック・チューニングを行う方式を新採用。従来機では筐体内に個別に配置された6ドライバーをチューブを使って統合する方法をとっていた。しかし本機では、6ドライバーを納め、かつ各ドライバーの音を最適なアコースティック・チューニングの元に別経路で送出するインラインフィルターを内蔵した、統合されたユニットを採用。これによりサウンドチューニングのさらなる最適化による音質向上を実現したという。
なお、この方式は同社がいち早く取り組んできた3Dモデリング/3Dプリンティング技術によって可能になったとのこと。2015年末に登場した「UE Pro Reference Remastered」(関連ニュース)で初めて採用されたが、6ドライバー機で用いられるのは初となる。
「UE 18+ Pro」の入力感度は100dB(@1kHz, 100mV)、周波数特性は5Hz〜22kHz、インピーダンスは37.5Ω(@1kHz)。プラグは3.5mmステレオミニ端子となる。
本機の発表に併せて、Ultimate EarsのSales Directorを務めるMike Dias氏が来日。本機の詳細やUltimate Earsの取り組みについてお話を伺うことができた。同氏はUltimate Earsのサウンド面での他社製品に対する最大の優位性として「クロスオーバーのノウハウ」であるとコメント。「マルチドライバー・イヤホンのクロスオーバーは、料理でいえばシェフのレシピそのものであり、たとえ他社が同じ素材(同一のドライバーや同一の構成)を用いたとしても、同様のサウンドを実現するのは難しいでしょう」と述べていた。
また、3Dモデリング/3Dプリンティングにいち早く取り組んだことの強みについても紹介。音質向上はもちろん、製造工程を合理化・最適化することが可能になり「お客様を長期間待たせてしまう」というカスタムIEMの最大の弱点を回避できると説明していた。
なお、Mike Dias氏へのインタビューの詳細は追ってお伝えしたい。
また、UE 18+ Proは今週末17日・18日に開催される「ポタフェス2016」にも出展予定。ブースでは実際にその音を確認することも可能だ。
関連リンク
トピック
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドULTIMATE EARS
- 型番UE 18+ Pro
- 発売日2016年12月17日
- 価格¥OPEN(予想実売価格199,800円前後)
【SPEC】●入力感度:100dB@ 1kHz, 100mV ●周波数特性:5Hz〜22kHz ●ノイズアイソレーション:-26dB(周囲音) ●インピーダンス:37.5Ω ●内部スピーカー:6バランスドアーマチュア、4クロスオーバー●プラグ:3.5mmステレオミニプラグ