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公開日 2017/08/02 18:37
<Netflixアニメスレート>『バキ』『聖闘士星矢』など新作多数、内山昂輝と村瀬 歩がデビルマンで“悪魔声”
リラックマやまいんちゃんもアピール
Netflixは本日、同配信サービスでのアニメについての展望を紹介する「Netflixアニメスレート 2017」イベントを開催。今後注目の作品から現在配信中のラインナップの解説、新作の発表やトークイベントなどが実施された。第1部のレポートに続き、2〜3部の模様をレポートする。
■『Fate』や『リラックマ』など幅広いラインナップ
第2部では、現在ラインナップされている作品や今後の配信タイトルについて紹介された。スタートと同時に登場したのはリラックマ。イベントの総合司会を務める吉田尚記アナウンサーが代弁するかたちで、アニメ化について発表された。
リラックマは「家でゴロゴロしながら、Netflixを観ている」という直接的なアピールを行いつつ、『リラックマ シリーズ』(タイトルは仮)が、ドワーフスタジオによってストップモーションアニメで制作されることなどが紹介されていった。
2018年に生誕15周年を迎えるリラックマは、その“ゆるさ”で根強い人気を誇るが、正式なアニメ化は今回が初。ストップモーション(コマ撮り)アニメは、人形などを少しずつ動かして撮影していくもので、いわゆる二次元アニメとは異なる。『リラックマ シリーズ』は全世界190ヶ国で配信が行われる。
また、『Fate/Apocrypha』や『賭ケグルイ』、『リトルウィッチアカデミア』などの配信中の人気作品や、これからの配信が予定されているタイトルとして『クジラの子らは砂上に歌う』や『GODZILLA 怪獣惑星』などがPR映像で一挙に紹介された。
本日情報公開となったアニメ『キャノンバスターズ』のプロデューサーであるラション・トーマス氏、プロダクションであるサテライトのプロデューサー金子文雄氏が登壇。「『キャノンバスターズ』は、ロイヤル・フレンドシップ・ドロイドのS.A.M(サム)が親友を探しに旅立つ、冒険物語です。金子さん、佐藤さん(サテライト社長)といった才能ある皆さんと一緒で創り上げています」とラション氏は語った。
また、サテライトが携わることになったことについて金子氏は「日米合作の作品ですが、日本のスタッフに作ってもらいたいというラション氏の思いがあったからです」とし、「全世界で受け入れてもらえる、ストーリーもキャラクターも魅力的な作品を作り上げていきたい」とコメントした。
このほか、漫画原作の映像化作品についても、三度目の映像化となる『僕だけがいない街』や、“7人の転校生見参! 新たな伝説がここからはじまる”をキャッチコピーとする『炎の転校生 REBORN』、ハリウッド版『Death Note/デスノート』などもアピールされた。
■『SAO』好きのまいんちゃん、数々の新作タイトルに驚く
第3部では、Netflixオリジナルドラマ「グッドモーニング・コール」で主演を務めるほか、アニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』で有栖川ひまり/キュアカスタード役として声優としても活躍する、“まいんちゃん”こと福原 遥さんがゲストMCとして登場。
福原さんは「『ソードアート・オンライン』や『となりの怪物くん』などを観て、Netflixにはいつもお世話になっています」と挨拶。『ソードアート・オンライン』のキャラクター、ユイをイメージしたという衣装を身にまとい「映画を観て大泣きしてしまいました」と作品の感想を語った。
3部でも2部に続き、多数の新作タイトルが発表。まず紹介された『バキ』は言わずと知れた格闘漫画で、最凶死刑囚編のアニメ化が告知されていたが、その詳細が本日公開されたかたちだ。『Knights of the Zodiac 聖闘士星矢(仮)』は、リメイクアニメとして東映アニメーションが制作。監督は芦野芳晴氏で、テレビシリーズとして配信されるが、第1シーズンでは「銀河戦争篇」から「白銀聖闘士篇」までが予定されている。
『LOST SONG』は田村ゆかり、鈴木このみ、ダブル主演のオリジナル作品。『アルスラーン戦記』を手掛けたLIDENFIMSとドワンゴの共同制作作品となる。キャラクター原案は福田知則、音楽は白戸佑輔が担当。田村ゆかりからは「歌をめぐるファンタジー作品なので、歌に注目してほしいです」、鈴木このみからは「声優初挑戦でドキドキしていますが、キャラクター同士の掛け合いなどぜひ楽しみにしてください」というビデオメッセージが届けられた。
このほか、雨宮慶太と井上敏樹のタッグを原作とする『ソードガイ The Animation』、ボンズ×村田和也監督のオリジナルバイオSFアクション『A.I.C.O -Incarnation-』、Production I.G ×中澤一登監督のサスペンスドラマ『B:the Beginning』などのタイトルが告知された。
各作品を紹介し終えた福原さんは「発表のなかには知らないアニメもあって、“こういうのもあるんだ”って楽しみになりました。はやく観たいです!」と興奮気味にコメントした。
■『DEVILMAN』の制作は順調、
そして2018年初春に全世界で配信されると発表されて以来、注目を集めている『DEVILMAN crybaby』については、湯浅政明監督および不動 明役の内山昂輝氏、飛鳥 了役の村瀬 歩氏を交えてのトークイベントが行われた。
『DEVILMAN crybaby』は永井豪原作のマンガ『デビルマン』を新たにアニメ化した作品で、「飛鳥了と不動 明の出会いから、 デビルマン誕生、 そしてデビルマン対サタンのハルマゲドンまでを描き切る」として制作されている(関連ニュース)。
『デビルマン』の映像化はこれまでも行われてきたが、その衝撃的な結末までを表現しきったものはなく、「完全映像化は不可能」とされてきた。制作状況については「順調に進んでいて、原作通りでいうところの“大変な場面“の収録を行っているところです」と湯浅監督。
キャストとして発表された内山氏は「飛鳥 了のオーディオションを受けたんですが、結果が不動 明役ということで驚きました」とコメント。その経緯を湯浅監督は「内山さんと村瀬さんのお二人のどちらに飛鳥 了をお願いするか、という最終的な選考で村瀬さんに決まったのですが、内山さんとも“デビルマン”というかたちで関われれば面白いのではと考えました」と語った。
それを受けて村瀬氏は「オーディオションのときから、作り手側の“面白いものを作ってやるぞ”、という気持ちが伝わってきて、なにかで関われればと思っていたんですが、飛鳥 了という役をいただけて嬉しいです。伝説的な作品なのでプレッシャーもあったんですが、始まってみれば作品にのめり込んでしまって毎回アフレコが楽しいです」と語った。
「台本をもらうたびにビックリしています。普段TVアニメに関わることが多いので、あまりにもハードコアな内容に“本当にこれはいいの?”って。でもアフレコ現場は穏やかというか、ワイワイしていますね」と内山氏。デビルマンならではの“悪魔ガヤ”など、キャストも楽しく演じているという。
そうしたシーンについて湯浅監督は「Netflixということで、テレビよりもボーダーレスで挑戦しています。悪魔らしい叫び声をあげるといったシーンも多いですね」という。また「声も映像もそうですが、現代的な話にするために例えば音楽にヒップホップ調のものを使用したりしています」と、世界観を作り上げるための細部へのこだわりをみせた。
なお、1972年放映の『デビルマン』もNetflixで視聴できるので、その違いを見比べてみるものも面白いだろう。
■『Fate』や『リラックマ』など幅広いラインナップ
第2部では、現在ラインナップされている作品や今後の配信タイトルについて紹介された。スタートと同時に登場したのはリラックマ。イベントの総合司会を務める吉田尚記アナウンサーが代弁するかたちで、アニメ化について発表された。
リラックマは「家でゴロゴロしながら、Netflixを観ている」という直接的なアピールを行いつつ、『リラックマ シリーズ』(タイトルは仮)が、ドワーフスタジオによってストップモーションアニメで制作されることなどが紹介されていった。
2018年に生誕15周年を迎えるリラックマは、その“ゆるさ”で根強い人気を誇るが、正式なアニメ化は今回が初。ストップモーション(コマ撮り)アニメは、人形などを少しずつ動かして撮影していくもので、いわゆる二次元アニメとは異なる。『リラックマ シリーズ』は全世界190ヶ国で配信が行われる。
また、『Fate/Apocrypha』や『賭ケグルイ』、『リトルウィッチアカデミア』などの配信中の人気作品や、これからの配信が予定されているタイトルとして『クジラの子らは砂上に歌う』や『GODZILLA 怪獣惑星』などがPR映像で一挙に紹介された。
本日情報公開となったアニメ『キャノンバスターズ』のプロデューサーであるラション・トーマス氏、プロダクションであるサテライトのプロデューサー金子文雄氏が登壇。「『キャノンバスターズ』は、ロイヤル・フレンドシップ・ドロイドのS.A.M(サム)が親友を探しに旅立つ、冒険物語です。金子さん、佐藤さん(サテライト社長)といった才能ある皆さんと一緒で創り上げています」とラション氏は語った。
また、サテライトが携わることになったことについて金子氏は「日米合作の作品ですが、日本のスタッフに作ってもらいたいというラション氏の思いがあったからです」とし、「全世界で受け入れてもらえる、ストーリーもキャラクターも魅力的な作品を作り上げていきたい」とコメントした。
このほか、漫画原作の映像化作品についても、三度目の映像化となる『僕だけがいない街』や、“7人の転校生見参! 新たな伝説がここからはじまる”をキャッチコピーとする『炎の転校生 REBORN』、ハリウッド版『Death Note/デスノート』などもアピールされた。
■『SAO』好きのまいんちゃん、数々の新作タイトルに驚く
第3部では、Netflixオリジナルドラマ「グッドモーニング・コール」で主演を務めるほか、アニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』で有栖川ひまり/キュアカスタード役として声優としても活躍する、“まいんちゃん”こと福原 遥さんがゲストMCとして登場。
福原さんは「『ソードアート・オンライン』や『となりの怪物くん』などを観て、Netflixにはいつもお世話になっています」と挨拶。『ソードアート・オンライン』のキャラクター、ユイをイメージしたという衣装を身にまとい「映画を観て大泣きしてしまいました」と作品の感想を語った。
3部でも2部に続き、多数の新作タイトルが発表。まず紹介された『バキ』は言わずと知れた格闘漫画で、最凶死刑囚編のアニメ化が告知されていたが、その詳細が本日公開されたかたちだ。『Knights of the Zodiac 聖闘士星矢(仮)』は、リメイクアニメとして東映アニメーションが制作。監督は芦野芳晴氏で、テレビシリーズとして配信されるが、第1シーズンでは「銀河戦争篇」から「白銀聖闘士篇」までが予定されている。
『LOST SONG』は田村ゆかり、鈴木このみ、ダブル主演のオリジナル作品。『アルスラーン戦記』を手掛けたLIDENFIMSとドワンゴの共同制作作品となる。キャラクター原案は福田知則、音楽は白戸佑輔が担当。田村ゆかりからは「歌をめぐるファンタジー作品なので、歌に注目してほしいです」、鈴木このみからは「声優初挑戦でドキドキしていますが、キャラクター同士の掛け合いなどぜひ楽しみにしてください」というビデオメッセージが届けられた。
このほか、雨宮慶太と井上敏樹のタッグを原作とする『ソードガイ The Animation』、ボンズ×村田和也監督のオリジナルバイオSFアクション『A.I.C.O -Incarnation-』、Production I.G ×中澤一登監督のサスペンスドラマ『B:the Beginning』などのタイトルが告知された。
各作品を紹介し終えた福原さんは「発表のなかには知らないアニメもあって、“こういうのもあるんだ”って楽しみになりました。はやく観たいです!」と興奮気味にコメントした。
■『DEVILMAN』の制作は順調、
そして2018年初春に全世界で配信されると発表されて以来、注目を集めている『DEVILMAN crybaby』については、湯浅政明監督および不動 明役の内山昂輝氏、飛鳥 了役の村瀬 歩氏を交えてのトークイベントが行われた。
『DEVILMAN crybaby』は永井豪原作のマンガ『デビルマン』を新たにアニメ化した作品で、「飛鳥了と不動 明の出会いから、 デビルマン誕生、 そしてデビルマン対サタンのハルマゲドンまでを描き切る」として制作されている(関連ニュース)。
『デビルマン』の映像化はこれまでも行われてきたが、その衝撃的な結末までを表現しきったものはなく、「完全映像化は不可能」とされてきた。制作状況については「順調に進んでいて、原作通りでいうところの“大変な場面“の収録を行っているところです」と湯浅監督。
キャストとして発表された内山氏は「飛鳥 了のオーディオションを受けたんですが、結果が不動 明役ということで驚きました」とコメント。その経緯を湯浅監督は「内山さんと村瀬さんのお二人のどちらに飛鳥 了をお願いするか、という最終的な選考で村瀬さんに決まったのですが、内山さんとも“デビルマン”というかたちで関われれば面白いのではと考えました」と語った。
それを受けて村瀬氏は「オーディオションのときから、作り手側の“面白いものを作ってやるぞ”、という気持ちが伝わってきて、なにかで関われればと思っていたんですが、飛鳥 了という役をいただけて嬉しいです。伝説的な作品なのでプレッシャーもあったんですが、始まってみれば作品にのめり込んでしまって毎回アフレコが楽しいです」と語った。
「台本をもらうたびにビックリしています。普段TVアニメに関わることが多いので、あまりにもハードコアな内容に“本当にこれはいいの?”って。でもアフレコ現場は穏やかというか、ワイワイしていますね」と内山氏。デビルマンならではの“悪魔ガヤ”など、キャストも楽しく演じているという。
そうしたシーンについて湯浅監督は「Netflixということで、テレビよりもボーダーレスで挑戦しています。悪魔らしい叫び声をあげるといったシーンも多いですね」という。また「声も映像もそうですが、現代的な話にするために例えば音楽にヒップホップ調のものを使用したりしています」と、世界観を作り上げるための細部へのこだわりをみせた。
なお、1972年放映の『デビルマン』もNetflixで視聴できるので、その違いを見比べてみるものも面白いだろう。